今日は“母らしさ”を脱ぎ、「ミニワンピース」で出かける日【年末特別エッセイ②】

駆け抜けた2025年も残すところあと1カ月。皆さんにとって今年はどんな年でしたか? 1年間本当に頑張った私たちだから、年末の息抜きのひとときぐらい、“母らしさ”を忘れて好きなワンピースを着ませんか?
作家・コラムニストの山本理沙さんのエッセイと共に、モデル・蛯原友里さんの“女子会の主役!”な【年末ワンピ】をご紹介します。

▼あわせて読みたい
母親がこんな格好を…と言われても。今夜はこの「ワンピース」が着たい【年末特別エッセイ①】


女友達とようやく重なった、奇跡の時間に…

「振り切ったミニ」で参戦

それぞれ子どもや仕事に追われながら、ようやく重なった奇跡の時間。昔からの女友達とひさしぶりにホテルのラウンジで集まった。

ドレスコードは黒。私は少し丈の短いミニワンピースを選んだ。

日常では膝を隠す服ばかり。でも今日は違う。

冬の冷たい空気の中でも窓から差し込む太陽の光は思いのほか暖かく、思い切って脚を出すことがこんなにも解放的だなんて忘れていた。

思春期の子どもの話、夫や仕事の愚痴、そして流行りのアイドルの“推し活”の話で盛り上がる。母でも妻でもなく、ただ女友達として一瞬で学生時代に戻れることが嬉しい。

グラスを重ねて笑い声が響くたび、「今年も頑張ったね」という思いが言葉にしなくても伝わってくる。

それぞれの人生を抱えて歩いていても、一緒に黒を纏えば肩を並べられる。そんな連帯感が心地よかった。

柄タイツ&モードなショートブーツでコーデを盛り上げて。ワンピース¥21,780(ゴスペル/ザ・ウォール ショールーム)バッグ¥47,300(メアリ・オル・ターナ/トゥモローランド)ショートブーツ¥191,400(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ ジャパン カスタマーサービス)ハートピアス¥92,400ハートイヤーカフ¥145,200 ボンドイヤーカフ¥50,600(すべてプライマル)ダブルリング¥23,100(マユ/マユ ショールーム)タイツ(スタイリスト私物)

Lisa Yamamoto

作家・コラムニスト。STORY webや東京カレンダーWEBなど、さまざまなメディアで人気連載を多数執筆、女性のリアルな心情を描いた作品が人気。プライベートでは6歳の男の子ママ。最新刊『私の夫はクズ旦那』(講談社、電子書籍)が発売中。

撮影/三瓶康友 モデル/蛯原友里[身長:168㎝] ヘア/Dai Michishita メーク/AIKO ONO スタイリスト/竹村はま子 取材/石川 恵 ※情報は2025年12月号掲載時のものです。

おすすめ記事はこちら

【マシュマロ体型におすすめ!】きれい見えする『黒アウター』〈3選〉

片瀬那奈さん(43歳)芸能界から一般企業の社員へ「女優時代に経験したOLの役を思い出して出社しました」

〝ちょこっと華やぐ〟がちょうどいい!大人の「年末映えほぼクロ服」

STORY