ウェディングドレスは憧れの「ガリアラハヴ」で。レンタルではなく購入した理由って?【結婚式レポ】
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結婚式は、一生に一度の大切な節目。会場やドレス、演出から引き出物の選び方まで、先輩花嫁ならではの視点と経験がたっぷり詰まったインタビューをお届け!今回はCLASSY.リーダーズの小林愛香さんの結婚式をご紹介。後編は【ドレス編】です。自分らしさを詰め込んだドレスとの出会いについて聞きました。
Profile
小林 愛香さん(28歳 商社勤務)
大学時代の友人として出会ったパートナーとは、卒業後に交際をスタート。約5年の交際を経て、2022年12月に婚約。2025年10月に、ハワイ・ワイキキの「ハレクラニホテル」にて挙式。休日はカフェでゆっくり過ごしたり、共通の趣味である洋服の買い物を楽しんでいるそう。
ドレスは、憧れのGalia Lahav。運命の一着に出会うまで
ドレス選びは、小林さんの結婚式準備のなかでも、特に印象深いエピソードのひとつ。実はずっと前から、ガリア・ラハヴへの憧れがあったそう。
「昔、インスタで見たガリア・ラハヴのドレスがずっと記憶に残っていて。ハワイで結婚式をやると決まった時点で、海にも合うし、イメージはなんとなくできていました」(愛香さん)
しかし、いざドレス探しを始めると、思わぬ壁に直面。当初はレンタルを検討していたものの、人気のデザインはすでに予約で埋まっており、「9月頃にはもう難しい」と言われてしまったそう。転機となったのは、MAGNOLIA WHITEでの試着。同店はTAKAMI BRIDALと提携しており、同じ建物内にあったそうです。
「担当のお姉さんが提案してくれたのが、それまで見てきたドレスとは全然違うタイプ。最初は『ウェディングっぽくないかも?』と思ったんですが、着てみた瞬間、びっくりするくらいしっくりきて。その後も何着か着ましたが、最初の一着が圧倒的で。その場で即決しました」(愛香さん)
選んだのは、ガリア・ラハヴらしい繊細な刺繍ときらめきをまとった、洗練されたマーメイドラインのドレス。そして、最終的にはレンタルではなく、購入を選んだそう。
「レンタルだと4泊6日までで、それ以上は延長料金がかかるんです。でも私たちはそれ以上の日程でハワイに滞在する予定でしたし、飛行機に乗せるとなると海外用の保険も必要で、かなり高額になってしまって。トータルで考えると購入した方がいいという結論になりました」(愛香さん)
体型に合わせた細かな調整もセミオーダーで対応してもらえたといいます。
「全部自分の体に合うように修正してもらいました。その費用も込みでした。もしレンタルで妥協していたら、ずっと『本当はこれが着たかった』と思っていたと思うので、結果的に購入して本当に良かったです」(愛香さん)
シューズはJIMMY CHOO。ジュエリーはJENNIFER BEHR
ドレスと同じくらいこだわったのが、シューズとジュエリーなどの小物選び。シューズは、憧れだったJIMMY CHOOでオーダーしたそう。選んだのは、今後もフォーマルなシーンで活躍しそうなオープントゥタイプの一足。ドレッシーさと汎用性を兼ね備えた、長く愛用できるデザインにこだわったといいます。
「ドレッシーな服に合わせやすくて、今後も使えるデザインがよかったので、オープンタイプにしました。かかと部分には、プレートでイニシャルも入れてもらって。選ぶ時間もすごく楽しかったです」(愛香さん)
ピアスも、シーンに合わせて2種類を用意。バージンロード用には、丸みのあるキラキラと輝くデザインを。ダウンスタイルにチェンジした後は、揺れ感のあるリボンモチーフのピアスを合わせました。どちらも、ドレスショップで提案されたJENNIFER BEHRのアイテムを購入したそう。
「最初は、王道の華やかなデザインで。お色直し後は、少し遊び心のあるリボン型にしました。どちらもお気に入りで、今でも思い出と一緒に大切にしています」(愛香さん)
白い鳥の鳴き声が響いた瞬間。ハワイが祝福してくれた特別な一日
式全体を通して、もっとも心に残った瞬間について、小林さんはこう振り返ります。
「本当にあっという間でしたが、終わってみて改めて『やってよかったな』と心から思える一日でした。なかでも特に印象に残っているのは、バージンロードを歩く直前の空気です。緊張感と感動が一気に押し寄せてきて……あの瞬間は、今でもはっきりと思い出せます」(愛香さん)
セレモニー前の撮影では、思いがけない出来事も。
「結婚式の前に会場で写真を撮る時間があったんですが、そのとき突然、白い鳥が鳴き始めたんです。カメラマンさんも『こんなことはあまりないですよ』とおっしゃっていて。その鳴き声も動画に残っているので、見返すたびに感動してしまいます。まるで自然が祝福してくれているような感覚でした」(愛香さん)
式を終えたあとの、両親の言葉も忘れられない思い出だといいます。
「母から『すごく良かったよ、感動した』と言ってもらえて、準備を頑張ってよかったなと心から思いました。普段はあまり感情を表に出さない父も、静かに喜んでくれているのが伝わってきて。これまでお世話になった家族に、きちんと感謝を伝えられたことが、何よりも幸せでした」(愛香さん)
結婚式を終えて——これからも、ハワイは“帰ってくる場所”
ハワイはふたりとって、これからも特別な場所。
「毎年の旅行先として、これからもハワイには通いたいと思っています。父と母を見ていても、何十年経っても結婚式の思い出を話して涙ぐむ姿があって、それって本当に素敵だなと感じて。私たちにとっても、ハワイがそんな場所になっていくんだと思います。ここに来るために、また一年頑張ろう、って思える場所ですね」(愛香さん)
これから式を挙げる人へ——小林さんからのリアルなアドバイス
最後に、これから結婚式を迎える人にメッセージをいただきました。
◆やってよかったこと
①ドレス探しは、とにかく早めに動くこと
「人気のドレスは、特にレンタルだとすぐに予約が埋まってしまいます。自分が“これを着たい”と思える一着に出合うためには、早めに動くことが本当に大切。試着も何度か重ねることになるので、時間に余裕を持って動けると安心だと思います」
②カメラマン選びはしっかりこだわること
「カメラマンさんとの相性は、本当に大事だと実感しました。一日中ずっと一緒に過ごして撮影するので、その人との空気感で写真の表情も全然違ってくるんですよね。できれば事前にお会いして、どんな写真を撮る方なのか、人柄はどうかを確認してから決めるのがおすすめです。写真は一生残るものなので、ここは妥協しなくてよかったなと思っています」
③ゲストとの“距離の近さ”を大切にすること
「ハワイまで来てもらっていることもあって、家族と親友だけの少人数にしたからこそ、一人ひとりとゆっくり話す時間が持てました。人数を絞ったからこそ生まれた、ゲストとの近い距離感が、すごく温かい式につながったと思います」
◆やっておけばよかったこと
「もう少し準備期間に余裕があったら、気持ちの面でも、もう少し落ち着いて準備できたかな、とは思います。でも、あのときは本当に全力で準備していたし、頑張ったからこそ、今は全部がいい思い出です。大切なのは、周りと比べすぎず、自分たちのペースで“納得できる形”を探していくこと。それが一番の近道だと思います」
いかがでしたか?先輩花嫁のこだわりや想いを参考に、ふたりらしい理想の結婚式を作り上げてください。CLASSY.ONLINEには、ほかにも結婚式アイデアの記事がたくさん!あわせてチェックしてみてくださいね。
取材・編集/藤井由香里