【ハワイで結婚式】家族と親友だけの10人ウェディングを選んだ理由【ハレクラニホテル】
The post 【ハワイで結婚式】家族と親友だけの10人ウェディングを選んだ理由【ハレクラニホテル】 appeared first on CLASSY.[クラッシィ].
結婚式は、一生に一度の大切な節目。今回はCLASSY.リーダーズの小林愛香さんにインタビュー。ハワイ・ワイキキのラグジュアリーホテル「ハレクラニ」で行われた式は、家族と仲のいい友人だけを招いた10人の少人数ウェディング。子どもの頃からの家族の思い出の場所を舞台に、プライベート感を大切にしたアットホームな式を実現しました。ふたりが大切にした価値観が自然と表れたその日を、ひとつひとつ丁寧にご紹介していきます。
Profile
小林 愛香さん(28歳 商社勤務)
大学時代の友人として出会ったパートナーとは、卒業後に交際をスタート。約5年の交際を経て、2022年12月に婚約。2025年10月に、ハワイ・ワイキキの「ハレクラニホテル」にて挙式。休日はカフェでゆっくり過ごしたり、共通の趣味である洋服の買い物を楽しんでいるそう。
会場はハワイ・ワイキキのハレクラニホテル。“思い出の地”で叶えた憧れのウェディング
@ハレクラニホテル
今年10月に行われた小林さん夫婦の結婚式は、ハワイ・ワイキキのラグジュアリーホテル「ハレクラニ」で行われました。愛香さんにとって、ハワイでの結婚式は子どもの頃からの夢だったそう。
「家族で昔からハワイへ旅行に行くことが多くて、いろんな場所に行った中でも、やっぱりハワイが一番好きなんです。両親もハワイで結婚式を挙げていて、その写真が家に飾ってあったんですよね。それを見て育ったので、自分もいつかハワイで結婚式をしたいという憧れが自然と芽生えました」(愛香さん)
結婚式を挙げることが決まったときも、迷いなくハワイを選んだというふたり。夫婦そろってハワイが大好きで、付き合ってからも何度も旅行で訪れていたそう。
「私たちにとって、ハワイは思い出の場所なんです。最初から『ハワイで式をしないと結婚できない!』って言ってたくらい(笑)。両親もすごく喜んでくれて、ハワイで挙げられて本当に良かったです」(愛香さん)
少人数だからこそ叶った、プライベート感のある挙式
ハワイでの挙式を決めたあとに始まったのが、会場探し。
「ガーデンウェディングや貸し切りの別邸など、いろんな選択肢がありました。でも、私たちは家族と仲の良い友人だけの10人ほどの少人数で行いたいと最初から決めていたので、その規模に合う会場を探しました」(愛香さん)
ふたりが最も重視したのは、“プライベート感”。
「ゲストの宿泊先はワイキキが多いと思ったので、移動の負担をかけたくなかったんです。貸し切りの会場だと車移動が必要になることも多いので、アクセスの良いホテルがいいなと思いました」(愛香さん)
そんなとき、TAKAMI BRIDALのプランナーから背中を押す一言が。
「『ハレクラニなら、ワイキキビーチをバックにしても人が少なくて、写真に他の人が映り込まないですよ。プライベート感を大切にしたい方にはおすすめです』と教えてもらったんです。その話を聞いて“ここだ!”と思いました」(愛香さん)
こうして、ハレクラニという特別な舞台で、家族の記憶と旅の思い出が重なる挙式が決まりました。
家族と親友だけの10人ウェディング。「ゲストとの近い距離感」を最優先に
少人数ウェディングの最大の魅力は、何といってもゲストとの距離の近さ。
ふたりが最優先したのも、まさにこの点でした。
「“感謝を伝えること”が一番の目的だったので、私たちが主役というより、来てくれるみんなに楽しんでもらえたらいいなと思って準備を進めました。ハワイまで来てもらっているからこそ、その時間自体を大切にしたかったんです」(愛香さん)
ゲストの服装については、事前に「好きなものを着てきてください」とだけ伝えていたそう。すると、新郎側の友人たちから「揃えたい」という声が上がり、ネクタイとサスペンダーでさりげないリンクコーデに。
「女性のゲストたちも、淡い色味で自然とトーンを揃えてくれて。本当に素敵でした」(愛香さん)
準備は日本で完結。1年の準備期間を支えたTAKAMI BRIDALとの連携
会場と同様に、準備を託すパートナー選びも慎重に行ったという愛香さん。複数の会社を比較した結果、最終的に選んだのがTAKAMI BRIDALでした。
「いろんな会社に行きましたが、TAKAMI BRIDALで出会ったプランナーさんが本当に信頼できる方で。ハワイにも詳しくて、安心感と提案の具体性がすごかったんです。相談すると、必ず“納得できる答え”を持って帰ってきてくれる。その姿勢が決め手でした」(愛香さん)
予約は挙式の約1年前に行い、本格的に動き出したのは5〜6ヶ月前から。打ち合わせは日本で行い、ハワイ現地の専門スタッフと連携しながら進行。日本で準備をほぼ完結させ、直前の最終調整のみハワイで行うスタイルだったそう。
「日本で安心して準備ができて、直前の調整だけ現地で、という流れだったので、不安なく進めることができました」(愛香さん)
ガーデンウェディングは「白と緑」がテーマ。こだわり抜いた披露宴の装飾
セレモニーはすべてガーデンウェディング。テーマカラーは「白と緑」。大きな木を背に、牧師が立つ開放感あふれるスタイルで行われました。
披露宴の装飾では、ハレクラニならではの世界観との調和も大切に。
「ハレクラニのテーマカラーが水色と白なので、そこに合わせて水色を差し色にしたくて。テーブルコーディネートではペーパーアイテムで水色を取り入れつつ、全体は白とグリーンを基調にまとめました」(愛香さん)
装飾の中でも、特にこだわったのがお花。
「バラは絶対に入れたくて。淡い色が好きなので、薄いピンクと白でリクエストしました。あとは基本的におまかせで、私たちの席には“ここがメインだと分かるように”お花を敷き詰めてほしいとお願いして、周りは少し間隔を空けるようなイメージでお願いしました」(愛香さん)
当日の仕上がりは、事前の打ち合わせの段階からほぼイメージ通りだったそう。
「プランナーさんが、写真を使って『こんな雰囲気になります』と絵に描いて説明してくださって。配置の確認も丁寧で、見た瞬間に一発で『これでいきたい!』となりました」(愛香さん)
南国の自然に、やわらかな白とグリーンが映える、洗練されたガーデンセレモニーが完成しました。
ペーパーアイテムから引き出物まで。細部に宿るゲストへの思いやり
少人数だからこそ、一つひとつ丁寧にこだわったのがペーパーアイテム。Instagramで見つけたBLANC DESIGNさんに依頼したそう。
「人数が少ないので、プロフィールブックは必要ないかなと思っていて。その相談をしたら、『アルバム型にして、裏に席次表を付けるのはどうですか?』と提案してくださって。本来のプロフィールブックとは違う形ですが、すごく私たちらしい仕上がりになりました」(愛香さん)
メニュー表も、同じ方に依頼。
「手書き文字がとても上手な方で、私たちの名前やイニシャルもすべて手書きでオリジナルにしてくださいました。表紙にその文字をあしらってもらったのが、本当に可愛くて印象的でした」(愛香さん)
引き出物は、現地調達を選択したそう。
「事前にYouTubeなどで、ハレクラニでどんなものが売られているかを調べていて。ホテルに到着したその足で、すぐに買いに行きました(笑)。ハレクラニのロゴ入りの缶にチョコレートが入っていて、その上にロゴ付きの巾着がセットになっているものがあって。見つけた瞬間に『これだ!』と思って、式の前日に購入しました」(愛香さん)
見た目の可愛さだけでなく、「ハワイらしさ」と「持ち帰った後も使えること」を大切に選んだ引き出物は、ゲストからも好評だったそうです。
ウェディングケーキは、“可愛さ”と“美味しさ”を両立したシフォンケーキに
ウェディングケーキは、ハレクラニの名物であるココナッツケーキではなく、あえてシフォンケーキをセレクト。
「ゲストの好き嫌いが分かれるかなと思って、シフォンケーキにしました。でもこれが本当に美味しくて。トッピングのお花は当日まで分からないと言われていたんですが、リクエストしていた白を用意してくださって、装飾もとても可愛かったです。ケーキの段数も相談して、2段も迷いましたが、最終的には“1段の上にお花をあしらう”デザインにしてもらいました」(愛香さん)
シンプルで上品な佇まいと、誰もが楽しめる美味しさ。見た目と味のどちらにも満足できる、ふたりらしいウェディングケーキとなりました。
ドレスは、憧れのGalia Lahav。運命の一着に出会うまで
ドレス選びは、小林さんの結婚式準備のなかでも、特に印象深いエピソードのひとつ。実はずっと前から、ガリア・ラハヴへの憧れがあったそう。
「昔、インスタで見たガリア・ラハヴのドレスがずっと記憶に残っていて。ハワイで結婚式をやると決まった時点で、海にも合うし、イメージはなんとなくできていました」(愛香さん)
しかし、いざドレス探しを始めると、思わぬ壁に直面。当初はレンタルを検討していたものの、人気のデザインはすでに予約で埋まっており、「9月頃にはもう難しい」と言われてしまったそう。転機となったのは、MAGNOLIA WHITEでの試着。同店はTAKAMI BRIDALと提携しており、同じ建物内にあったそうです。
「担当のお姉さんが提案してくれたのが、それまで見てきたドレスとは全然違うタイプ。最初は『ウェディングっぽくないかも?』と思ったんですが、着てみた瞬間、びっくりするくらいしっくりきて。その後も何着か着ましたが、最初の一着が圧倒的で。その場で即決しました」(愛香さん)
選んだのは、ガリア・ラハヴらしい繊細な刺繍ときらめきをまとった、洗練されたマーメイドラインのドレス。そして、最終的にはレンタルではなく、購入を選んだそう。
「レンタルだと4泊6日までで、それ以上は延長料金がかかるんです。でも私たちはそれ以上の日程でハワイに滞在する予定でしたし、飛行機に乗せるとなると海外用の保険も必要で、かなり高額になってしまって。トータルで考えると購入した方がいいという結論になりました」(愛香さん)
体型に合わせた細かな調整もセミオーダーで対応してもらえたといいます。
「全部自分の体に合うように修正してもらいました。その費用も込みでした。もしレンタルで妥協していたら、ずっと『本当はこれが着たかった』と思っていたと思うので、結果的に購入して本当に良かったです」(愛香さん)
シューズはJIMMY CHOO。ジュエリーはJENNIFER BEHR
ドレスと同じくらいこだわったのが、シューズとジュエリーなどの小物選び。シューズは、憧れだったJIMMY CHOOでオーダーしたそう。選んだのは、今後もフォーマルなシーンで活躍しそうなオープントゥタイプの一足。ドレッシーさと汎用性を兼ね備えた、長く愛用できるデザインにこだわったといいます。
「ドレッシーな服に合わせやすくて、今後も使えるデザインがよかったので、オープンタイプにしました。かかと部分には、プレートでイニシャルも入れてもらって。選ぶ時間もすごく楽しかったです」(愛香さん)
ピアスも、シーンに合わせて2種類を用意。バージンロード用には、丸みのあるキラキラと輝くデザインを。ダウンスタイルにチェンジした後は、揺れ感のあるリボンモチーフのピアスを合わせました。どちらも、ドレスショップで提案されたJENNIFER BEHRのアイテムを購入したそう。
「最初は、王道の華やかなデザインで。お色直し後は、少し遊び心のあるリボン型にしました。どちらもお気に入りで、今でも思い出と一緒に大切にしています」(愛香さん)
白い鳥の鳴き声が響いた瞬間。ハワイが祝福してくれた特別な一日
式全体を通して、もっとも心に残った瞬間について、小林さんはこう振り返ります。
「本当にあっという間でしたが、終わってみて改めて『やってよかったな』と心から思える一日でした。なかでも特に印象に残っているのは、バージンロードを歩く直前の空気です。緊張感と感動が一気に押し寄せてきて……あの瞬間は、今でもはっきりと思い出せます」(愛香さん)
セレモニー前の撮影では、思いがけない出来事も。
「結婚式の前に会場で写真を撮る時間があったんですが、そのとき突然、白い鳥が鳴き始めたんです。カメラマンさんも『こんなことはあまりないですよ』とおっしゃっていて。その鳴き声も動画に残っているので、見返すたびに感動してしまいます。まるで自然が祝福してくれているような感覚でした」(愛香さん)
式を終えたあとの、両親の言葉も忘れられない思い出だといいます。
「母から『すごく良かったよ、感動した』と言ってもらえて、準備を頑張ってよかったなと心から思いました。普段はあまり感情を表に出さない父も、静かに喜んでくれているのが伝わってきて。これまでお世話になった家族に、きちんと感謝を伝えられたことが、何よりも幸せでした」(愛香さん)
結婚式を終えて——これからも、ハワイは“帰ってくる場所”
ハワイはふたりとって、これからも特別な場所。
「毎年の旅行先として、これからもハワイには通いたいと思っています。父と母を見ていても、何十年経っても結婚式の思い出を話して涙ぐむ姿があって、それって本当に素敵だなと感じて。私たちにとっても、ハワイがそんな場所になっていくんだと思います。ここに来るために、また一年頑張ろう、って思える場所ですね」(愛香さん)
これから式を挙げる人へ——小林さんからのリアルなアドバイス
最後に、これから結婚式を迎える人にメッセージをいただきました。
◆やってよかったこと
①ドレス探しは、とにかく早めに動くこと
「人気のドレスは、特にレンタルだとすぐに予約が埋まってしまいます。自分が“これを着たい”と思える一着に出合うためには、早めに動くことが本当に大切。試着も何度か重ねることになるので、時間に余裕を持って動けると安心だと思います」
②カメラマン選びはしっかりこだわること
「カメラマンさんとの相性は、本当に大事だと実感しました。一日中ずっと一緒に過ごして撮影するので、その人との空気感で写真の表情も全然違ってくるんですよね。できれば事前にお会いして、どんな写真を撮る方なのか、人柄はどうかを確認してから決めるのがおすすめです。写真は一生残るものなので、ここは妥協しなくてよかったなと思っています」
③ゲストとの“距離の近さ”を大切にすること
「ハワイまで来てもらっていることもあって、家族と親友だけの少人数にしたからこそ、一人ひとりとゆっくり話す時間が持てました。人数を絞ったからこそ生まれた、ゲストとの近い距離感が、すごく温かい式につながったと思います」
◆やっておけばよかったこと
「もう少し準備期間に余裕があったら、気持ちの面でも、もう少し落ち着いて準備できたかな、とは思います。でも、あのときは本当に全力で準備していたし、頑張ったからこそ、今は全部がいい思い出です。大切なのは、周りと比べすぎず、自分たちのペースで“納得できる形”を探していくこと。それが一番の近道だと思います」
いかがでしたか?先輩花嫁のこだわりや想いを参考に、ふたりらしい理想の結婚式を作り上げてください。CLASSY.ONLINEには、ほかにも結婚式アイデアの記事がたくさん!あわせてチェックしてみてくださいね。
取材・編集/藤井由香里