元フジアナ内田恭子さんが実践!脳を休めるスマホとの付き合い方 「寝る時はベッドの下に隠すのがオススメです」
現代人が一日に得る情報は江戸時代の人の約1年分という“超情報時代”な今。SNSなどで脳の疲労度が上がっているかもしれません。今回は元局アナ内田恭子さんにお話を伺いました!
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局アナ時代は生活が不規則すぎて友達との約束をドタキャンしちゃったり…。振り返ると私は脳疲労だったかもしれません
教えてくれたのは…内田恭子さん・49歳(フリーアナウンサー、マインドフルネストレーナー)
《Profile》
Kyoko Uchida
元フジテレビ人気アナウンサー。「当時の記憶がないほど」の激務を経験後、フリーアナウンサー、タレントに転身。コロナ禍をきっかけにマインドフルネスに出合い、脳、心、体のウェルネスを基盤としたライフスタイルが共感を呼んでいる。
楽しかった局アナ時代。でも続けていたら、人としての成長が望めない、と
局アナ時代のことを「あの時こうだったよね?」と言われることがありますが、正直言って憶えていなくて。仕事は激務で、常に脳がパンク状態。パンクしていることすら、当時は気づけていませんでした。仕事で何か失敗をしたとしても、落ち込んでいる暇すらないし、引き摺ってしまえば次の仕事に影響が出てしまいますから、意識して切り離していました。私のアナウンス技術が上がらなかったのは、きっとそれが原因ですね(笑)。私の性格的な面も手伝って、仕事自体はスーパー楽しかったのですが、今思えば体はもちろん脳も疲労困憊!
友達から指摘されて気づいたのですが、意図せずしてプライベートの約束をドタキャンしてしまったこともあったみたいで。私は普通にしているつもりなのに「あの頃おかしかったよね?」と言われる始末。でも確かに常にイライラして感情の波も激しかったように思います。気持ちが沈んでいるのに、沈んでいることにも気づけなくて、自分を生きていながら自分を全然わかっていませんでした。どんなに寝てもずっと眠くて、今思えば考え事ばかりして脳がちゃんと休めていなかったんですよね。それでも日々怒涛のように仕事があって、充実はしているんだけれど、30歳になる手前でふと思ったんです。このまま仕事ばかり続けていると私はこの先、人としての成長が望めないのでは?と。
結婚もあり、30歳で会社を辞め、30代は子育て一色に。40代はじめにコロナ禍になり、それを機に以前から興味のあった臨床心理士の勉強を開始しました。そこで今のライフワークであるマインドフルネスに出会ったんです。マインドフルネスの基本は穏やかな心地で、自分の感覚を確かめながら自分と対話をすること。だから脳の疲労を取るのにいいんです。自ずと、デバイスとの付き合い方も変わりました。特にスマホ。私の場合は、21時以降はベッドの下に隠して物理的にすぐに手を出せないようにすることも。漫然と見る時間が減って脳が休まりますよ!
《衣装クレジット》
ピアス ¥106,700(Sophie Buhai) トップス ¥29,700 パンツ ¥41,800(ともにIIROT/THE WALL SHOWROOM)ブーツ スタイリスト私物
本記事は、美ST編集部が取材・編集しました。「美ST」は16年以上にわたり、40代&50代女性の美容とライフスタイルを追求してきた月刊美容誌です。
『美ST』2025年12月号掲載
撮影/酒井貴生(aosora)〈人物〉 ヘア・メイク/小澤実和 スタイリスト/三上津香沙(DBless) 取材/キッカワ皆樹、 菊池真理子 編集/岡村宗勇 再構成/Bravoworks,Inc.
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