【JJ創刊50周年記念】連載第8回 ’80年代のティーン誌から生まれたトラッド派&カジュアル派の女のコ「レモンヴィレッジ」グッズ8選:前編【JJ昭和レトロ学園】

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連載「JJ昭和レトロ学園」では、令和の今でも思わず「かわいい♡」とときめいてしまう’80年代のファンシーキャラクターに注目♪ 第8回は「レモンヴィレッジ」(1983年頃登場)をピックアップ。’80年代を中心としたレトロでかわいいガーリーカルチャーを日々発信し続けているゆかしなもん先生に、先生の私物を披露していただきながら、令和のJJ世代が知らない “レモンヴィレッジの魅力” をたっぷり教えてもらいます!

人気のティーン雑誌『Lemon』から生まれたおしゃれな女のコのキャラクター

ゆかしなもん先生:こんにちは! 今回ご紹介するキャラクターは「レモンヴィレッジ」です。

令和JJガール:先生、こんにちは! なんだかアニメに出てきそうなキャラクターですね。

ゆかしなもん先生:1982年創刊のティーン向け雑誌『Lemon』から生まれたキャラクターなんです。翌’83年以降、学習研究社(現・学研ステイフル)からグッズが発売され人気を博しました。

令和JJガール:雑誌から誕生したんですか?

ゆかしなもん先生:そうなんです。雑誌といっても連載していた漫画のキャラクターというわけではなくて、挿絵として登場していました。表紙のイラストだったり、付録のポストカード、カセットレーベル、スケジュール帳、カレンダー、ステッカーなどなど、たくさんのアイテムに使われていたんですよ。人気も相まってそこからグッズとして販売されるようになったようです。

令和JJガール:そうなんですね! この女のコたち、よく見ると着ている服装もかわいいものばかり♡ とてもファッショナブルですね!

ゆかしなもん先生:雑誌『Lemon』の人気がすごかったので、当時のトレンドに敏感なティーンたち……いわば、令和のギャルの先駆けのようなコたちが、このキャラクターにみんな夢中になっていたようです。目が大きくて口がないデフォルメされたイラストが当時すごく新鮮だったんですよね。私もマネしてイラストを描いてみたりとか、洋服が可愛かったのでお手本にしたりしていましたよ。

ゆかしなもん先生が紹介したい「レモンヴィレッジ」アイテム8選‼

形も様々! 遊び心が詰まったデザインに注目♪

①消しゴム

当時価格 各100円 ※編集部調べ

令和JJガール:消しゴムの形がいろいろあっておもしろいですね!

ゆかしなもん先生:私は女のコの形の消しゴムに出合った当時「かわいい!」と、すごく衝撃を受けました。いろんな服のデザインのバージョンがあったんですけど、それがおしゃれで。洋服のコーディネートを選ぶように消しゴムを選べたというのは斬新でしたね。

令和JJガール:前回(マリンフラッパー)学んだ’80年代に人気の水玉柄も採用されていますね。封筒とセットになっているハートの消しゴムなんかもあったんですね。

ゆかしなもん先生:お友達にプレゼントしたりといった、やり取りを楽しむ要素も詰め込まれているところがときめきますよね。

昭和ティーンはみんなが持ってた! 修学旅行やキャンプの必需品

②トラベルセット

当時価格 1,200円 ※編集部調べ

ゆかしなもん先生:これはトラベルセットですね。修学旅行とかキャンプとか合宿とかに持っていくのにぴったりのアイテム。当時は、こうしたセットはいろいろなキャラクターでたくさん出回っていて、みんなひとつは持っていたのでは?と思います。

令和JJガール:中には何が入っているんですか?

ゆかしなもん先生:大概、せっけん&せっけんケース、歯ブラシ、歯磨き粉、タオル、化粧品の詰め替え容器などですね。セットで持っていると旅先でもテンションが上がるじゃないですか。友達がどんなセットを使っているか、私も結構気になって見ていましたね。

令和JJガール:ケースが防水にもなっているし、便利そう。セットだと断然かわいいですね♡ そして当時は修学旅行にせっけんを持って行っていたのですね。時代を感じます。

ゆかしなもん先生:今は備え付けがあったり、シャンプーやソープ類はパウチで持っていくのかな? 修学旅行のミニせっけんは消えた文化かもしれませんね。

プレゼントやインテリアにも大活躍

③ギフトショッパー

当時価格〈左から〉200円、200円、150円 ※編集部調べ

ゆかしなもん先生:こちらはギフトショッパーです。紙袋タイプのものと、LPバッグというビニール製の袋ですね。こうしたバッグも当時のファンシーグッズの定番アイテムのひとつでしたので、お出かけはもちろん、プレゼントで使うことも。部屋の収納みたいに使うコもいました。

令和JJガール:カップルのデザインが少し大人っぽいですね。

ゆかしなもん先生:まさに恋に恋するティーンが憧れてしまいそうなカップルのシチュエーションのデザインも「レモンヴィレッジ」の魅力でした。

令和では絶滅⁉ 卒業式の定番アイテム

④サイン帳

当時価格 580円 ※編集部調べ

ゆかしなもん先生:これはサイン帳です。まさに年度末のこの時期に活躍していたアイテム。卒業シーズンには欠かせないものです。

令和JJガール:サイン帳が卒業式に欠かせないものだったんですか? テーマパークでキャラクターにサインをもらうノートのことではなく?

ゆかしなもん先生:え!? サイン帳、今はないんですか?……衝撃的……。卒業前にクラスメイトなどのお友達に1枚ずつ配って、メッセージを書いてもらって回収するという文化があったんですよ。サイン帳と言えば今の子はサインをもらうノートの認識なんですね。

令和JJガール:私のときはなかったですね。寄せ書きはありましたが、みんなLINEやSNSでつながっているので……。

ゆかしなもん先生:時代ですねぇ。メッセージやデコレーションでどんなページをつくるか腕の見せどころだったりして、丸文字やイラストを駆使してお友達同士書き合ったものです。卒業後に見返して青春時代を回顧するような存在でした。

令和JJガール:友達の筆跡とか見て、当時の温度感が感じられるのがいいですね。大人になって見返すと胸が熱くなりそう。これはデジタル時代に、見直したい文化ですね。

ゆかしなもんさん PROFILE 

1975年生まれ。1970〜’80年代の文具・玩具・漫画・アイドル・映画・音楽など、昭和のガールズカルチャーを懐古し、SNSなどで発信している「昭和的ガーリー文化研究所」所長。膨大なコレクションを紹介した著書の数々や’80年代のガーリーカルチャーの入門書『ゆかしなもんの’80sガーリーカルチャーガイド』(グラフィック社)が話題に。

昭和的ガーリー文化研究所 ゆかしな所長 Instagram

※掲載している商品はすべてゆかしなもんさんの私物で、現在販売されていない商品です。

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撮影/山下忠之 取材・文/加藤文惠

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