胸キュン必至!2500本観た“韓ドラ通”オススメNetflix韓国恋愛ドラマ5選

「韓国で話題の恋愛ドラマを観てときめきたい…!」そんな声に応えて、今回はNetflixで観られる、胸キュン間違いなしの恋愛ドラマをピックアップしました。教えてくれたのは通算2500本もの韓国ドラマを観てきたAll About韓国ドラマガイドの安部裕子さん。ほろ苦いラブストーリーや笑って泣けるラブコメなど今話題の5作品が集結しました。胸キュンポイントや、魅力的な俳優陣などみどころを一挙にご紹介します!

”Netflixの息子”ソン・ガンの指ハートポーズ♡

①その年、私たちは

高校時代に、二度と会わないと言い傷つけ合って別れた元恋人同士。破局から10年間の時を経て、再会したことをきっかけに二人の愛が一気に動き出すロマンスドラマ。『パラサイト 半地下の家族』(2019)などで話題の俳優チェ・ウシク主演。

「韓国ドラマではおなじみのツンデレ御曹司などの際立ったキャラクターや、現実離れした派手なシーンがない分、リアリティ溢れる作品になっています。とくに高校時代を描いた部分では二人の些細な会話や自然な愛情表現を観ているうちに、こちらまで疑似恋愛しているような気持ちになります。また、季節を感じる映像や音楽も美しく、映像作品としても非常にクオリティの高い一作です」(安部さん・以下同)

②真心が届く

大人気ドラマ『トッケビ』(2016年)で共演したイ・ドンウク×ユ・インナのカップルが贈るラブコメディ。引退危機に立たされたトップ女優と、恋愛に疎い敏腕の堅物弁護士。恋愛経験ゼロの二人が繰り広げるドキドキハラハラの恋愛模様。

「『トッケビ』でのカップルが再びカップル役で登場するということで韓国でも話題になりました。2人はそれぞれに相手の仕事を尊敬したり、過去に受けたトラウマを理解しようとしたりと、思いやりを持って接する姿には、タイトル通りまさに”真心”が感じられます。互いの立場を尊重し合う大人の恋愛をじっくりと描く作品は韓国ドラマでも新鮮かつ貴重です。『トッケビ』での役柄とはまた違った雰囲気で、恋愛経験のない二人が次第に距離を縮めていく様子には胸キュンします」

③この恋は初めてだから

『私の解放日誌』(2022)でも話題を集めたイ・ミンギ演じる主人公は、猫と家にしか興味がない独身主義男性。家を出ることになり住居を探していたヒロインのチョン・ソミンと出会い、利害関係の一致から契約結婚に至る。コメディ要素を交えつつ、人生や家族、結婚について見つめ直す傑作ラブストーリー。

「生活時間の違いから対面することはなく、同性だと思い込んでいたルームメイトの相手が実は異性だったという勘違いから始まる、ほんわかラブコメディ。ひょんなことからヒロインが主人公を男性として意識するようになって以降、二人の関係性が次第に変わっていく様子や、同時に繰り広げられるサイドストーリーも見応えがあり、それぞれの展開から目が離せない作品です。結婚や家族について改めて想いを巡らせるきっかけをくれます」

④運命のように君を愛してる

短命な家系に生まれ財閥の後継者である若きCEOと、自己主張が苦手で損ばかりしている平凡なOL。はずみで一夜を共にした二人はその後、なんと妊娠が発覚。思わぬアクシデントから始まった恋の行方とは…?笑いあり涙ありの感動ラブコメディ。

「大ヒットした台湾の恋愛ドラマ『ハートに命中!100%』(2008)をアレンジした本作。恋愛要素以外にも、家族との絆に思わず涙してしまうシーンもあり、韓国ドラマらしい情緒溢れるリメイク作品になっています。多数の共演を経てゴールデンカップルとも呼ばれたチャン・ヒョクとチャン・ナラが主演を務めます。彼女が演じる繊細でか弱いお人好しな女性は、思わず守ってあげたくなるほど。観ているこちらまで幸せになるようなカップルです」

⑤わかっていても

恋愛を面倒に感じ恋人未満の関係を求める男子と、愛を信じないが恋愛はしたい女子。同じ美大に通う2人は、互いに割り切った関係をスタートさせたものの、ヒロインは次第にソン・ガン演じる魅惑的な主人公に惹かれていく。大学生の二人による甘くて切ないリアルな青春ラブストーリー。

「数多のNetflix作品に出演し、“Netflixの息子”とも呼び声高いソン・ガンと、大ヒットドラマ『夫婦の世界』で注目を集めたハン・ソヒの二人が主演を務めています。ドライなフリをして関係を始めたものの、気づけば主人公に夢中になってしまうヒロインの様子が多くの女性から共感を呼んでいます。ソン・ガンは、人を魅了する危険な男性役を演じるのが本当に上手で、彼でなくては成立しないと思うほど見事なハマり役ですね。20代に刺さりそうな恋愛をリアリティ溢れる演出で描く様子が、他の韓国ドラマにも過去あまりなく新鮮でした」

取材/丸田美亜 構成/齋藤菜月 写真/アフロ