梅雨時こそアップスタイルを!大人の「ゆるふわニュアンス」の作り方
「梅雨どきは、ダウンスタイルができなくなる」そんな声をよく聞きます。でも、下ろせないから仕方なく結ぶのではなくオシャレの総仕上げとしてのアップスタイルで毎日をハッピーに過ごしたいもの。初心者でも、不器用でも、時間がなくても、簡単に作れるとっておきのワザを学んで梅雨どきこそ、ヘアアレンジをもっと楽しみましょう!
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〝ゆるふわ〟は見た目さえ柔らかくなればいいんです
手触りはバリバリでもいい
ゴム周りから引き出した髪は、一見ゆるっとして無造作に見えるけれど、実はしっかり固まっていて崩れない
絶妙なニュアンスをキープ
あらかじめボリュームを出しておいたトップの髪と、中間から毛先はスタイリング剤で柔らかそうに仕込んで。
【下準備】バームでしっかり髪全体の水分&油分バランスを整える
おすすめietm
(右)uka セラムウォーターフレックスボリューム100 ¥3,300(uka Tokyo head office) (左)ジェミールフラン メルティバター バーム 40g ¥2,420(ミルボン・美容室専売品)
ハードスプレーは質の良いものを選んで。
ロレアル エルネット ピュール 207g ¥1,320(ロレアル プロフェッショナル)
<HOW TO>
1.セラムウォーターフレックスボリュームをトップの髪の根元にスプレーし、指の腹で擦って立ち上がりをつけておきます
2.バームを小指の先ほどの量を取り、手のひらと指全体にしっかり広げて馴染ませて髪につけると、ムラになりません
3.衿足の内側から2のバームをつけ、もみあげ、毛先にもしっかり揉み込んで、髪の質感を柔らかくしておきます
4.1工程ずつ、スプレーで固める
髪を10本ずつつまむイメージで引き出し、その都度ハードスプレーをひと拭きすると、ふんわりの見た目で固まります。
【Style1】顔周りのねじりがそのままニュアンスに
「湿気に弱く、梅雨はボサボサになるのでただ結んだだけの一つ結びになりがち。簡単でオシャレに見えるポニーテールなら忙しい朝でもチャレンジできそう!」(山田 梢さん41歳 主婦)
ブラウス¥16,500(バビロン/エレメントルール カスタマーサービス)ピアス¥1,760(スリーフォータイム/ジオン商事)
<HOW TO>
1.耳より前の髪を取り、指に巻き付けるイメージで外側にクルクルとねじります
前髪や顔周りの髪は残しておいて。
2.ねじった髪を後頭部で結ぶように合わせ、その毛先と残りの髪を衿足の位置で合わせてポニーテールに結びます
3.ねじった髪の部分を、ゴムの近くから順番に3カ所ずつ引き出します
後頭部の髪はあえて引き出さない方がフレッシュな印象に。
耳前のねじった髪を絡ませて、低い位置で結ぶだけのローポニー。難しいサイドの引き出しやおくれ毛もないのに、アレンジが上手になった気分に。あらかじめ32mmのコテで毛先を巻いておくとさらにニュアンスが出ます。サイドからねじった髪をゴムに近い部分から引き出して(uka人気スタイリスト・保科真紀さん)
【Style2】ゴム周りだけ引き出す
「スタイリング剤とスプレー使いで、お疲れ感のないシニヨンができると新発見。ゴムだけで簡単におしゃれなまとめ髪ができて感動です!」(榎本江里加さん38歳 ボディメイクトレーナー)
ブラウス¥15,950(ELENDEEK)ピアス¥36,300(ココシュニック)バングル¥162,800(ウノアエレ/ウノアエレ ジャパン)
<HOW TO>
1.手ぐしでざっくりと髪をまとめ、低い位置で一つに結びます。それから、ゴムを持って写真の位置までさらにぐっと下げます
2.ゴムの上の髪を真ん中で割り、毛先部分を外側からくるりんぱの途中のイメージで入れ込むようにもっていきます
3.完全にくるりんぱしない状態で髪を束ねてゴムで結びます。ゴムに近い部分の髪をひと束ずつ引き出して完成
衿足の位置で、くるりんぱする途中でくしゃっとまとめるだけのローシニヨンなら、忙しい朝でも簡単にゆるふわ風にアレンジできます。ゴム周りの髪だけをちょこっと引き出せばちょうど良くふんわりするので、不器用さんでもオシャレシニヨンが完成します(uka人気スタイリスト・保科真紀さん)
ゆるふわニュアンスは限定的でいい!
--uka人気スタイリスト・保科真紀さん
uka 東京ミッドタウン六本木 ヘアスタイリスト・クリエイティブマネージャー。簡単オシャレなヘアアレンジが大人気で、インスタグラム@uka_makihoshina(7.6万人)でも発信中。
梅雨どきのヘアアレンジに大事なのは、スタイリング剤を替えること。広がる・うねり癖のある人もスタイリング剤の選びでかなり変わります。
ヘアアレンジはラフなニュアンスがあるとオシャレに垢抜けて見えますが、結んだ後に崩したり、おくれ毛を出すのが難しいと感じている人も多くいらっしゃいます。ヘアスタイルは朝に作ったものが全てで、朝に失敗してしまうと途中でなかなか直すことができません。
おすすめは、スタイリング剤を使って、髪の質感をゆるふわに作り、髪と髪が引っかかる状態を作っておくこと。ニュアンスのあるヘアアレンジが成功しやすくなります。髪をまとめた後に、ルーズに見せる髪の引き出しも、ひと束ずつつまみ、引き出すごとにハードスプレーで固めるテクで、決してバリバリに固まって見えないのにラフなニュアンスが出せます。
大人は髪のツヤと柔らかな質感をスタイリング剤で整えて、少し引いて見た時のバランスの良さを考えたアレンジを意識しましょう。
撮影/浜村菜月(LOVABLE)〈人物〉、西原秀岳(TENT)〈静物〉 メーク/川村友子 スタイリスト/MaiKo yoshida 取材/尾崎亜佐子、北野法子、石澤扶美恵、小出真梨子 ※情報は2023年6月号掲載時のものです。
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