STORYスタイリストたちはこの夏、「着回せる服」とともに旅に出る!

マスクOFFも定着してきて旅行者がコロナ以前の水準に戻ると言われている今年の夏。久ぶりの旅行に行く!という方も多いのではないでしょうか?やっと訪れた機会、写真も沢山撮りたいし、いつもと違う非日常感も味わいたい!そんな旅こそ、気分をアゲてくれる服でオシャレを楽しみたいですよね。とはいえ、持っていけるものに限界がある旅では、1枚で色々な表情を見せられて着まわせる服が必要です!STORYスタイリストに、旅行に実際に持っていく着まわし力抜群の“私服旅アイテム”を教えてもらいました。

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カジュアルにもキレイめにも振れる「ジャージー素材のスカート」が家族旅行で大活躍!

【誰とどこへ?】家族で京都旅行へ

石毛のりえさん

ベーシックの中に大人の遊びを効かせたスタイリングが得意。2児の母でリアルSTORY世代のスタイリストだから、大人の痒い所にも手が届くコーデが読者から支持されています。

石毛さんが選んだ1着は「ebureのジャージースカート」

子供と過ごすいつもの休日ならパンツ一択ですが、旅行の時は気分の上がるスカートをチョイスジャージー素材ならシワになりづらく、ウエストゴムでノンストレス。たっぷりなギャザーでキレイめにもカジュアルにも着こなせる品のあるスカートは、シーンレスで使えて自分の荷物は極力減らしたい子連れ旅行にピッタリなんです。

【新幹線からの博物館&動物園】サラッと羽織るブルーのシャツとも好相性 スカート着回し(エブール)シャツ(ロエフ)タンクトップ(スリードッツ)バッグ(スタンダード サプライ)スニーカー(アトランティックスターズ)サングラス(アイヴァン)ピアス(マリア ブラック)キャップ(アパルトモン)すべて本人私物
【京の街でのディナー】グレースカートが黒を優しく受けとめシックに昇華 スカート着回し(エブール)タンクトップ(カオス)バッグ(メゾン マルジェラ)サンダル(ネウス)カチューシャ(アレクサンドル ドゥ パリ)イヤリング(エルメス)すべて本人私物
【お寺や歴史ある街並みを満喫】ロゴTのカジュアルさを程よくOFF サンダル(アイバン)バングル(エルメス)サングラス(アイバン)ネックレス(ザ ストア バイ シーで購入)すべて本人私物

写真1枚目:新幹線の冷房対策にサラッと羽織れて、かさばらず収納できるシャツも1枚あると便利。京都に着いたら、すぐに鉄道博物館や動物園に行くから、ガンガン歩けるスニーカーと暑さ対策にキャップはマスト。バッグは、子供の着替えを入れたりと手持ちの荷物も多いのでハンドフリーになるバックパックが重宝します。カジュアルアイテムが多くてもたっぷりギャザーの入った映えスカートが1点入るだけでコーデが華やぎます

写真2枚目:落ち着いた京都の街でのディナーは、普段1枚で着ることのない黒タンクトップでドレスアップ。非日常感のある旅ファッションは、肌見せのオシャレが思う存分楽しめるのも醍醐味。グレーのスカートが黒を優しく受けとめ、肌見せしつつもシックに仕上げます。足元は、子供がいるのでフラットですが、抜け感のある華奢なサンダルだからドレッシーに仕上がります。

写真3枚目:次の日は、大人が楽しめる観光スポット巡りへ。老舗のキッチン用品の道具屋さんやお寺巡りなど、歴史情緒あふれる京都の街並みを満喫します。こういったエリアに行く時は、きちんと感のある装いをしたいのですが、動き回る男子2人との子連れ旅行なのでトップスは汚れても気にならないTシャツをセレクト。ロゴTを着る時はカジュアルになり過ぎないようにスカートと小物で女性らしさを意識しています。

水際でガウンとしても羽織れる「前開きワンピ」はリゾート旅の鉄板アイテム!

【誰とどこへ?】姉と宮古島へ

濱口沙世子さん

色を使った華やかコーデが得意。旅慣れしているので着回しコーデは、リアルかつオシャレ!リゾートコーデ企画と言ったら真っ先に名前の上がる同世代スタイリスト。

濱口さんが選んだ1着は「ヌキテパのガウンワンピース」

(ご本人私物)

前開きワンピースは、1枚でワンピとして着るのはもちろんですが、ビーチやドライブする時に前を開けて着流し風に着ても使えるのでリゾートステイする時は必ず持って行くアイテムです。小物で差し色を投入するとコーデが盛り上がるのでどんな色も受け止めてくれる白ベースのワンピースが使いやすいです。

【ビーチサイド】水着の上のガウンとして大活躍! ワンピース着回し(ヌキテパ)水着(VIX)ビーチサンダル(イパネマ)バッグ(バグゥ)ハット(ハットアタック)ピアス(インポート)すべて本人私物
【姉の運転でお喋りを楽しむドライブ】デニムに合わせて気負わない着流しスタイリングで ワンピース着回し(ヌキテパ)タンクトップ(エーゴールドイー)デニム(アッパーハイツ)バッグ(ロジェ ヴィヴィエ)ビーチサンダル(沖忠)ネックレス(ソコ)バングル(インポート)キャップ(ニューハッタン)サングラス(アイバン)すべて本人私物
【レストラン】白のワントーンコーデでレディに ワンピース着回し(ヌキテパ)バッグ、サンダル(ともにボッテガ・ヴェネタ)ピアス(ザラ)すべて本人私物

写真1枚目:リゾート地へ旅行に行く時は、ほぼビーチで過ごすので水着を10着ぐらい、それに合わせてビーチサンダルも5足ぐらい持って行きます。水着の上にワンピをガウンとして着るのは、もはや鉄板スタイル。ビーチの行き帰りの買い出しやカフェに入る時はワンピの前を閉じればOK。大きめのエコバッグは色々入るのでビーチのお供に欠かせません。

写真2枚目:宮古島は車移動なので姉とドライブしながら、あれこれ話すのが楽しみ。そんな姉妹旅行では、タンクトップ×デニムのラフな気負わないスタイリングにワンピを着流して雰囲気のあるスタイリングに。さらにリンクさせたピンクを小物で旅のテンションもグッと上がります。

写真3枚目:ちょっといいレストランへ夜ゴハンに出かける時は、ビーチコーデとはガラッと印象を変えて白のワントーンに。トレンドのグリーンのバッグが白のワントーンに映えて大人の華やぎスタイルが完成。シルバーの大ぶりアクセも上品シックに仕上がるポイントです。

トレンドの発信地では、コーデを格上げする「チュールスカート」が使えます!

【誰とどこへ?】女友達と韓国へ

井関かおりさん

いち早くキャッチーなアイテムを取り入れて大人に落とし込むトレンドセッター的存在のスタイリスト。大人が着こなせる甘モードなスタイリングが話題。

井関さんが選んだ1着は「Whim Gazetteのチュールスカート」

(ご本人私物)

今やファッショントレンドを牽引する韓国だけにオシャレに手は抜けないのでレイヤードありきの透けチュールスカートでパンツやスカートに重ね着してキャッチーな着こなしを無理なく楽しみます

【機内】トラックパンツ×チュールスカートでリラックスとオシャレ見えを両得! チュールスカート着回し(ウィム ガゼット)シャツ(プランク プロジェクト)ジャージーパンツ(アンスクリア)バッグ(リーミン)サンダル(アキラナカ)すべて本人私物
【話題のクラブ】チュールを味方にすればミニスカートもいけちゃいます♡ チュールスカート着回し(ウィム ガゼット)トップス(プランクプロジェクト)中に穿いたスカート(ザラ)バッグ(ジミー チュウ)サンダル(アキラナカ)すべて本人私物
【トレンド発信地でショッピング】チュール効果でワンツーコーデに今どきに チュールスカート着回し(ウィム ガゼット)Tシャツ(エイトン)デニム(ミラオーウェン)バッグ(リーミン)サンダル(アキラナカ)ネックレス(ヴァガス)すべて本人私物

写真1枚目:3時間ぐらいのフライトとは言え、飛行機の中はリラックスして過ごしたいから、トラックパンツ×シャツコーデで快適に。ただこの組合せだと、ご近所感満載なのでチュールスカートをレイヤード。その途端、着こなしの感度が上がってお出掛けコーデにアプデするんです。これなら、到着後、すぐにトレンドスポットへ買い物にも行けます!

写真2枚目:韓国ファッションを見るのも旅行の目的のひとつ。トレンドのリサーチがてら話題のクラブへ。流行りのミニスカートをチュールスカートに重ね着すれば肌の生々しさが曖昧になりドラマティックなシルエットに仕上がります。ミニスカートはチュールの中でも外でもどちらに重ねても今っぽく着こなせます!

写真3枚目:観光やショッピングでとにかくアクティブに動きたいから、Tシャツ×デニムのワンツーで動きやすさを重視しつつ、韓国ブランドの「リーミン」のオレンジバッグとY2Kファッションでトレンドを意識してみました。これだけでもコーデ的には完成しますが、チュールを重ねれば女っぽさと今どき感でオシャレ味がさらに増します!

撮影/清藤直樹 取材・文/杉崎有宇子

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