【福地桃子さんインタビュー】若手俳優として大活躍している福地さんが考える〝ウェルビーイング〟

さまざまなドラマ、映画で注目を集めている福地桃子さんが9月~10月上演の『橋からの眺め』で舞台に初挑戦。公演を前にお送りしているインタビュー後編ではご自身のパーソナリティについて、また〝ウェルビーイング〟についての考え方もお聞きしました。

――福地さんといえば、清楚で透

――福地さんといえば、清楚で透明感のある方というパブリックイメージがあるかと思いますが、ご自分の性格の長所と短所を教えてください。
…なかなか難しい質問ですね(笑)。よく聞く質問なので自分だったら何かな?と考えたりします。長所は、どんな場面でもそれなりに楽しめるところ! 自分一人だと視野が狭くなりがちなので、新たな楽しさに触れるために人との関わりは大切なことだなと思います。「今度、あそこ行こうよ」と誘ってくれたり、そんな機会をもらえるのは嬉しい事なのでチャレンジしたいです。短所かどうか分からないのですがマイペースと言われます。皆との時間も好きですが、一人の時間をのんびり過ごすのも好きです。

――CLASSY.ではウェルビ

――CLASSY.ではウェルビーイングなライフスタイルを発信しています。自分を高めたりハッピーになる行動をすることで、自分だけでなく周りも社会も一緒にハッピーにしていきたいというスタンスなのですが、福地さんにとっての〝ウェルビーイングなこと〟を教えていただけますか?
自分も幸せでそれが周りにもいい影響があるようなことで言うと、小さい頃から聞いていた母の言葉を思い出しました。母はよく「自分が通った所は、通る前よりキレイにして去りなさい」と言っていたんです。たとえば、トイレットペーパーが換えられていなかったら「あ、換えてない」と思って自分で換えますが、三歩くらい歩いたらそのことを忘れますよね? でも換えてあったとしたら次の人は「ありがとう」と思います。この感謝もすぐに忘れてしまうことかもしれません。でも、相手に少しでも嬉しいと思ってもらえるのは素敵なことだなと思うし、それくらいなら自分にもできる気がする。「通る前よりキレイにしよう」というちょっとした心がけが身近な人のちょっとした幸せになるのだと思うと、自分も嬉しい気持ちになれます。

――モノでも人でも趣味でも「こ

――モノでも人でも趣味でも「これがあると頑張れる!」という物はありますか? 
最近、挑戦し始めたことをお話してもいいですか? 今年から自分が撮った写真に合わせてコラムを書く連載を始めたんです。もともと散歩が好きなのですが、いろんな所に行くきっかけになっています。たまたま撮れた写真に、今まで外に表現することがなかった思いを言葉にして綴るのはとても新鮮ですし、自分の中に新たな気づきがあるのが面白いです。皆に読んでほしいという意識で書いているのではなく、誰かがお手紙のように読んでくれたらいいなという感覚で書いています。

PARCO PRODUCE 2023 『橋からの眺め』
ローレンス・オリヴィエ賞、トニー賞に輝いた巨匠アーサー・ミラーの骨太な社会派ドラマ。13年振りの舞台出演となる伊藤英明が豪華キャストとともに名作に挑む。【作】アーサー・ミラー【翻訳】広田敦郎【演出】ジョー・ヒル=ギビンズ【出演】伊藤英明 坂井真紀 福地桃子 松島庄汰 和田正人 高橋克実【東京公演】9月2日(土)~24日(日)東京芸術劇場 プレイハウス【北九州公演】10月1日(日)J:COM 北九州芸術劇場 大ホール【広島公演】10月4日(水)JMS アステールプラザ 大ホール【京都公演】10月14日(土)・15(日)京都劇場

福地桃子
‘97年生まれ。東京都出身。’19年にNHK 連続テレビ小説『なつぞら』で夕見子役を演じて注目を集める。最近の主な出演作品は映画『あの娘は知らない』『サバカンSABAKAN』『あの日のオルガン』、ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』『それってパクリじゃないですか?』『舞妓さんちのまかないさん』、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』など。

<福地さん着用衣装>タートルネックトップス ¥16,500 ベスト ¥33,000スカート ¥39,600(すべてTELA/T-squarePress Room) ピアス 各¥56,100 リング¥77,000 e.m.(ともにe.m./e.m. 青山店)
撮影/木村 敦 ヘアメーク/秋鹿裕子(W) スタイリング/ゴトウカナエ 取材/よしだなお 構成/中畑有理(CLASSY.編集室)