綾瀬はるかさんが30代後半になって気を付けるようになった習慣
普段はおっとりした柔らかい雰囲気ながら、役柄に入ると、清純派から三枚目、ヒール役まで見事にこなす、プロフェッショナルな俳優・綾瀬はるかさんが美ST初登場!あどけないのに色っぽい、綾瀬さんの魅力の秘密はみずみずしさとしなやかさ。綾瀬さんが美容で大切にしている心がけを教えていただきました。
▼あわせて読みたい
ヘルシーでツヤっぽい!【綾瀬はるかさん】特別カット集はこちらから
大事なのは保湿と体の柔らかさ!擦らず丁寧に、そして癒されながら自分と向き合います
「老化は乾燥と体の硬さから始まるとうちの母が言ってました(笑)。私もこれからもっと保湿と柔軟を頑張っていきますので、一緒に頑張りましょう!」。
《Profile》 1985年広島県出身。’00年デビュー。映画『ハッピーフライト』、『海街diary』、ドラマ『ホタルノヒカリ』、『義母と娘のブルース』、『天国と地獄〜サイコな2人〜』など数多くの作品で主演・ヒロインに。
髪の毛を久しぶりにすごく短く切ったんです。映画『リボルバー・リリー』の役柄のためだったのですが、ここまで短いのは20代ぶりかな。今は髪色も少し明るくなりましたけど、撮影中は真っ黒だったこともあってすごく新鮮でした。作品の舞台となる大正時代の雰囲気を出すために毎日クルクルと巻いて、普段の自分とは全く違う髪型で。ヘアスタイルやメークが変わると気持ちも変わりますね。突然短くなったから普段着る服も何を着ていいかわからなくなったりもしましたが、これまでは選ばなかった服が似合うようになったりして。新鮮で面白かったです。 撮影中はブーツを履いて激しいアクションをしていたこともあって、いつも以上に脚がパンパンにむくんでいたので、毎日ストレッチをしていました。母の教えもあり体の柔軟性には気をつけていて、体が硬くならないよう、普段からよくストレッチをするようにしています。大体お風呂上がりにすることが多いですね。開脚から始めて、硬いなと思うところを伸ばしたり、自分が気持ちいいなと思うパーツをじっくり伸ばしています。 お風呂に入るのが好きなので、短くてもできるだけ毎日湯船に入って血行を良くすることも意識しています。入るのは10分くらいで長くはないのですが、その日の気分で好きな香りのアロマオイルをたらしたり、エプソムソルトを入れたりしてバスタイムを楽しんでいます。お風呂上がりにはボディクリームを全身に塗って、保湿ケアも大切に。最近、筋トレはサボり気味ですね。筋肉はつきやすい方なので、鍛えるより保湿と柔軟性を大事にしています。
お肌に関しても、重要視しているのは保湿と柔軟性。よくコラーゲンが減ってハリが少なくなると言いますが、年齢を重ねて、肉質が柔らかくなった気がします。パンッとしていた肌の質感が、しっとりした柔肌になった感じ。でも体感としてはそのくらいかな?
私は無意識に肌に触れたり搔いたりして摩擦が多いタイプだと思うので、なるべくスキンケアをする時は優しくつけるようにしよう、特に洗顔はゴシゴシしないようにしようと心がけています。コスメをつける量は触れた時の感覚を意識。化粧水をつけた後に肌を触ってみて、まだ乾燥してるなと思ったら重ねてつけて、その時の気分と状況に合わせて、肌がしっとりするまで保湿します。
今までももちろん気をつけてはいましたが、30代後半になった今、お肌の乾燥と体の柔らかさは意識して予防していきたいなと思っています。肌をいたわっていると、それだけ自分に優しくできている気がして、優しい気持ちになりますよね。何か特別なことをするより、丁寧に手をかけて癒されることが大事かなって思っています。
《衣装クレジット》 オールインワン¥52,800(イロット/ザ・ウォール ショールーム) デニムオーバーオール¥28,600(パセリ/パルグループプレスルーム)シューズ¥57,200(サンダース/グラストンベリーショールーム)
2023年『美ST』9月号掲載 撮影/三瓶康友 ヘア・メーク/中野明海 スタイリスト/山本マナ 取材/門脇才知有 編集/漢那美由紀