【第7回】“ゆらぎ肌”にランコムの1カ月ケア美容液
肌がゆらぐと、どーんと気持ちが落ち込みますよね。昨日までは大丈夫だったのに、それは突然やってきます。そんな時に救ってくれたのが、この美容液。「気のせい」とか「忙しい」とかで、後回しにしてはダメ。ゆらぎを肌に記憶させるとクセになり、肌老化も進んでしまいます。ゆらいだらまず使え! そのくらいの効果があります。
今週の悩み:ゆらぎ肌
▼
▼
1カ月ケアに
ランコムの「ジェニフィック アドバンストデュアル コンセントレート」
つらい肌のゆらぎは老化にもつながってしまうから、フレッシュな「生」セラムの効果で、いち早くもとに戻すべき
肌のゆらぎを感じ始めたのは33歳くらいでした。それまでは“肌が強い”と思っていたくらいだったんですよ。かなり長く皮膚科に通い、まあまあ安定するようになりましたが、これが何かの拍子で突然ゆらぐのですよね。油断できません。そんな私が満を持して推薦するのが、この製品です。去年の8月に発売された「ジェニフィックアドバンスト デュアル コンセントレート」(以下「デュアル コンセントレート」)。その前に発表会があり、その晩からさっそく使ったところ、もう翌朝から「いい!」という感覚があり、それ以来、リピートしています。今年の花粉の季節や猛暑も無事に乗り切ることができました。
そもそも“肌がゆらぐ”ってよく聞くけれど、いったいどういうことなのでしょうか。肌のゆらぎとは、一般に、乾燥してカサカサする・つっぱる・むずむず感・ほてり感・肌の不快感・赤み、といった一時的な症状です。これは、角層が薄くなり、細胞が小さくなり、バリア機能が損傷することによって、神経の末端に外的内的刺激が触れやすくなった結果。肌の内部では酸化作用が発生して、炎症物質が出ている状態です。ここで大事なのは、「気のせいだ」と思って放っておかないこと。ゆらいだ肌は一刻も早くもとに戻さないと、肌が記憶し、再びゆらぎやすくなり、さらには定着してしまうのです。そのための“消火器”としてのスキンケアが、この「デュアルコンセントレート」です。
「デュアル コンセントレート」は4つの発酵成分からできています。・ビフィズス菌エキス 弱体化した角層を強化し、肌の乾燥を和らげます(乾燥していてパリパリしていると外的刺激を受けやすい)。肌表面のたんぱく質を構成します。・イースト菌エキス 肌の真皮を構築するマトリックス(間質成分)を強化します。ここまでが、おなじみ「ジェニフィックアドバンスト」の基本発酵成分です。さらに、鎮静効果が高い乳酸菌エキスと、キー成分となるフェルラ酸! フェルラ酸は、米ぬかに多く含まれ認知症にも効果があると注目されている抗酸化成分です。活性酸素を取り除く、細胞膜脂質を健康にする、といった高い抗酸化作用を持つものの、安定化させるのが難しい成分でもあります。これをフレッシュなまま使えるのが、すごい点!「ビタミンC誘導体」という言葉、ご存じですよね。誘導体は安定化のために取られる方法なのですが、そうすると効果は弱まってしまいます。そこで、ランコムは、フレッシュなまま効果を伝えるために、ビタミンEと融合させてブルーカートリッジに入れ、空気に触れさせず使用直前に混ぜ合わせる方式を実現しました。プシュッと混ぜ合わせる瞬間、ちょっとときめきますよね。期待感をあおりながら、しかも簡単。使う時に負担がない、使い続けるための心地よさを追求しているのもさすがです。1カ月で使い切ることで、スキンケアにリズムが出るのもいいんです。
それにしても、ゆらぎ肌の原因にも酸化が大きく関わっていると初めて知りました。医療の分野でも酸化ストレスは、癌、アルツハイマー病、パーキンソン病、糖尿病などのさまざまな疾患に重大に関与していると言われ、研究が進んでいるそうです。肌も体の一部、肌を健康にするというアプローチから化粧品が作られていることを、考えさせられました。
\使い切ってます♡/
1カ月集中ケア美容液ですが、続けて使ってもOK。私の場合、肌の安定には欠かせないため継続使用。付属リングに使用開始日を記入します。20㎖ ¥10,000(ランコム)
27年間ビューティ担当・編集I
***
「ゆらぎ肌」とは何か?
肌を取り巻く環境が過酷になった昨今、外界とつながっている境界線である肌に負担がかかっている。今までは〝自称敏感肌〟などと言われてきたが、2016年国際皮膚学会が「肌の不調とは、内外の刺激に反応して生じる不快感の発症」という「敏感肌」の再定義をした。時期は、花粉と汚染物質の多い春先、湿度の高い初夏、紫外線が強い夏、気温の高低差がある秋、乾燥する冬、など一年中。ストレス、食生活、体質、生理周期なども原因となる。
***
ビフィズス菌エキスとハイドロジェルでやさしく「ゆらぎ肌」をケア
日々のケアが大事ではあるものの、近日中に大事なイベントがある場合は、「ジェニフィック」ファミリーのマスクが有効です。上の文でビフィズス菌の効果を書きましたが、このマスクはそこにフォーカス! 「ジェニフィック アドバンスト」1本分のビフィズス菌エキスが1枚に入っているため、バリア機能を強化し、外部ストレスに対する抵抗力を高め、保湿力もアップ(なんと最大120時間の水分補給!)。それによって、若いたんぱく質を生み出す力の源になります。肌が敏感になっているとき、マスクもシート素材によっては圧迫感で赤くなったりすることがあるのですが、このマスクはシートの中に入っているハイドロジェルが肌の体温とミネラルに反応して液体化し成分を放出していくため、肌あたりはまるで溶けていくような柔らかさ。さらに冷却効果があるので、ほてりを感じる肌にはとても気持ちいいのです。
10分、20分、30分を目安にお好みで使えます。週に2回くらいがお勧め。液がたっぷりなので、マスク後に残った液を首にもなじませています。ジェニフィック アドバンスト ハイドロジェル メルティングマスク 〈マスク1枚入り〉¥1,400 〈マスク7枚入りボックス〉¥9,500(ランコム)
2018年『美ST』12月号掲載
撮影/河野 望 文/編集Ⅰ