【丸亀製麺】秋の目玉はお肉が美味しい2種の「釜玉」と“洋”を感じるシェイクうどん
だんだんと秋らしい気候になってきて時折、肌寒さを感じることも。そんなときには丸亀製麺の打ち立てのうどんを釜から揚げた“釜抜きうどん”が食べたくなります。そこに卵を絡めた「釜玉」はたまりませんね。そんな丸亀製麺では秋メニューとして10月17日(火)に2つの「釜玉」が登場します。さらに、同日に発売される行楽のお供にもぴったりの「丸亀シェイクうどん」秋の新作と合わせてご紹介します。
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丸亀製麺で麺を味わうのに一番のおすすめが「釜抜き麺」
丸亀製麺では全国800以上のすべての店舗で粉から麺を打っていて、打ちたて、切りたて、茹でたてのうどんを提供しています。そんな自慢の麺を味わうのにおすすめしているのが、麺を茹でて釜から直接すくいあげ、水でシメずに提供する「釜抜き麺」、メニューでいえば「釜揚げうどん」です。
多くの麺職人を有す丸亀製麺でたった一人の「麺匠」、藤本智美さんに釜抜き麺の魅力を伺いました。「水でシメた麺はつるつるとした喉越しやもちもち、シコシコした弾力ある食感や歯触りが魅力です。それに対し、釜抜き麺はもちもち食感と同時にふわふわした独特の食感が楽しめ、小麦の香りを感じられます。また、麺の表面に毛羽立ちが残っていることでだしや具材とよく絡みます」とのこと。今回の秋メニューはどちらも「釜抜き麺」を使っているそう。ひと足早く秋メニューを試す機会をいただいたのでさっそく食べてみました。
牛肉のうまみと甘辛の割り下が安定の美味しさ
まずは過去何度か登場し、そのたび好評という「焼きたて牛すき釜玉うどん」(並¥790、大¥930.得¥1,070)。こちらはオーダーを受けてから特製割り下で牛肉を焼いて仕上げるすきやき風のメニュー。
うどんにはだしは入っていなくて、この割り下と香ばしい牛肉の旨味と脂の甘味を堪能できます。濃厚な味わいの牛肉をまろやかに、かつ、うどんとよく絡むようにいい仕事をしているのが卵。牛肉を割った卵につけながら食べるのもいいですが、おすすめは卵を面全体に絡めて食べること。まさに釜玉の醍醐味ですが、熱々の麺の熱で卵が少し半熟のようになって、より麺にも絡み牛肉も一緒に食べたときのバランスが絶妙。無料トッピングの青ねぎや七味をプラスしても美味しいです。こちらのメニューは釜抜き麺と生卵を使用しているのでテイクアウトができない、イートイン専用メニュー。この温度感や卵の半熟加減、牛肉の香ばしさや香りもできたてならではなので、お店でぜひ堪能して欲しい一品です。
去年より何倍も美味しくなった!混ぜれば混ぜるほどハマる
そして、もう一つが「うま辛まぜ釜玉うどん」(並¥740、大¥880、得¥1,020)。これは一度食べたら沼。ガッツリ系、スタミナ系が好きな人は虜になってしまいそうなメニューだと思います。
名前の通り、全部をよく混ぜて食べるのがおすすめですが、この混ぜている瞬間から何とも胃袋を刺激する香りが立ちこめてきます。こちらも釜抜き麺を使用。トッピングに肉そぼろ、ラー油でビリ辛に味付けされた白ねぎ、小松菜のナムル、刻み海苔、卵黄、辛みの効いたかつお粉がのっていて、これが合わさったときの美味しさがスゴイ。肉そぼろは店内で仕込んでいるそうですが、この味付けににんにくや生姜が入っているので、全体を混ぜ合わせたときのシャキシャキ感とねぎの風味が食欲を増し、生姜を加えるとラー油とは違う辛みと爽やかさがプラスされ、天かすは油のうまみとサクサク食感を足してくれるので、さらなる背徳感にやられます。そしてそして、ここで忘れてはいけないのが、セットになっている「ひと口ごはん」。これは麺を食べ終わった後のだしに入れて食べるためのもの。実際にうどんを食べ終わると、たっぷりの具材が入っただしが丼に残っているのがわかります。そのままではちょっと味が濃い、でも残すのはもったいない。そんなときにこのひと口ご飯が出番。ご飯を入れて混ぜ、最後の最後まで美味しく食べられるという、究極のメニューです。
洋風のようで和の美味しさ!“カルボナーラ”と“たらポテ”新登場
そして丸亀製麺といえばもうおなじみになっているのが「丸亀シェイクうどん」。縦長の容器にうどんや具材などが入っていて、容器をシェイクして食べるテイクアウト専用のメニュー。
今年5月の発売開始以来、450万食以上売り上げる人気商品ですが、こちらも秋の新作が登場します。
冷たいから美味しい!濃厚なカルボナーラ
まず1つが「こくうま玉子のカルボナーラうどん」(¥590)。カルボナーラといえばパスタでは定番とも言えるメニューで温かいのが当たり前。逆に冷たいのが当たり前の「丸亀シェイクうどん」でカルボナーラってどういうこと?と思いますが、食べたらびっくり、冷たいカルボナーラってあるんだと納得させられます。
「こくうま玉子のカルボナーラうどん」はだしを加えた和風仕立てのカルボナーラベースに4種類のチーズソースを合わせた玉子サラダを加え、濃厚ながらもどこか和の味わいが感じられる仕立てに。さらにお店でカリカリ食感になるまで揚げたベーコンがスモーキーな香りと風味、旨味をプラスして、全体をよくシェイクしたときに味の骨格をしっかりと浮彫にしてくれます。上にかかっているパルメザンのコクやブラックペッパーの爽やかな香りとスパイシーさがいいアクセントになっています。温かいパスタであり、洋風であるはずのカルボナーラの概念が変わる丸亀製麺でしか味わえないカルボナーラうどんになっています。
青じその香りが爽やかでたらことの相性抜群
もう一つの「青じそ香る たらポテぶっかけうどん」(¥540)は、名前を聞いたときはたらこのボテトサラダかと思ったのですが違いました。たらことポテトをトッピングしたぶっかけだしのうどんです。
ぶっかけだしに青じその風味を聞かせているので、さっぱりとサラダうどんのような印象。ここに紀州梅だれとバターソースが隠し味に入っていて、さっぱりしながらもコクがあり、麺ともよく絡むようになっています。そしてトッピングのたらこには、明太子の旨味が加わっているそう。バターソースも絡んでいるので、ぶっかけだしと混ざったときにもいい塩梅にまとまります。お店で揚げたポテトがホクホクした食感で、ちょっと面白い組み合わせ。だしが浸みたポテトやたらこのプチプチ感も楽しく、子どもも大人も楽しめます。
シェイクうどんは持ち運びができるうどんとして、おうちで食べるだけでなく、ドライブ中の車の中や公園などのアウトドアでも楽しめるので、行楽シーズンにもぴったり。釜抜き麺を使った、イートインでしか食べられない釜玉を食べにお店に行くのもいいですね。秋メニューが出そろう丸亀製麺で美味しいうどんを楽しんでみてはいかがですか。
取材・文/岡部礼子