見た目が10歳若返った!【大人のくっきり法令線】の消し方は?
加齢による肌のハリ不足や口元の筋肉の衰え、骨格など原因はさまざまですが、くっきり目立つ法令線は老け見えの要因に。人気ヘアメイク岡野瑞恵さんの法令線を目立たなくするメークで、気になる影を一掃して若々しい印象へ変えましょう!
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深く刻まれた法令線と口まわりのしぼみをふっくら解消!
若い頃から骨格のせいか法令線が目立ち、メークもなんとなく仕上げているので毎日仕上がりが違うという有馬さん。毎日のルーティンでメークしている方って意外と多いですよね。
年々増える肌悩みはメークでカバーしたくなりますが、ファンデーションでしっかりカバーしてしまうと厚化粧になって老け見えに。ベースメークは特に厚塗りにならないように、心がけてください。
気になる影は、ある程度メークを仕上げた後に細かくカバーするとバランスよく仕上がります。コンシーラーパレットがあれば、法令線や口まわりの影を消したり、唇の色みを修整したりと万能です。ちょっとしたひと手間で仕上がりも劇的に変化、若見えするので、ぜひメークの力を活用してください。
さりげなくトレンドを取り込みながら、その人の個性や魅力を最大限に引き出す、上品かつ洗練されたメークが好評。数多くの女優やモデルから絶大な信頼と支持を集めている。
\使ったアイテムはこれ/
左:つけていることを感じないほどに軽く、薄く、密着。オレンジの深みを感じさせ多幸感のあるヌーディカラー。GIVENCHY ルージュ・アンテルディ・シルキー No.554 ヌード・ユーフォリア¥ 5,830(パルファム ジバンシイ)※数量限定発売
右:ひとつでシミ・クマ・ニキビ跡・色ムラ・毛穴・凹凸など、様々な肌悩みを払拭し美肌印象へと整える多機能コンシーラーパレット。Celvoke シームレス フェイスパレット 02 ¥6,490(Celvoke)
【メークのポイント】法令線や口元の気になる影にはコンシーラーでふっくら整え、唇は馴染みリップで立体的に
コンシーラーは肌色より少し明るめに調整しながら、口まわりの色ムラを修整。小鼻の横の法令線のスタート地点からコンシーラーをのせて影を消していきます。またリップは内側から塗りふっくら見せると立体感がアップして法令線も目立たなく。
1:一番濃い口角の影は肌より一段明るい色でカバー
ブラシにパレットのDEFをミックスして、肌色より少し明るめの色に調整し、口角に長めに入れてぼかします。あらゆる肌悩みに対応する万能コンシーラーパレット。セルヴォーク シームレスフェイスパレット 02 ¥6,490(Celvoke)、NARS マルチユースプレシジョンブラシ #40 ¥3,740(NARS JAPAN)
2:法令線上にコンシーラーをのせ、頰側へ馴染ませふっくらと見せます
DEFを混ぜながらブラシに取り、法令線上にのせていきます(上)。ぼかすときはファンデとブレンドするようなイメージで広げすぎないように。頰へ引き上げるようにブラシを細かく動かしながら塗りのばしていきます(下)。ブラシで塗りのばすことで、法令線の溝の部分にコンシーラーがたまることなく、軽く自然な仕上がりになります。
3:細かい影を丁寧に消して顔の中央を明るく見せます
鼻筋に光を足すイメージで(左)、細かい部分をコンシーラーで補整していきます。目の下の影をピンポイントで消すと(右)、顔の中央が明るくなってくるので立体感が自然に出ます。ポイントメークをした後に、気になるところを微調整することでベースが厚くならず、仕上がりも美しく法令線も目立ちにくい。
4:唇は輪郭をきっちり取らずに中央を濃くラフに仕上げます
下唇の中央からのせて、左右にブラシを動かしながら輪郭へと広げます。上唇も同様に。NARS プレシジョンリップブラシ #30 ¥3,410(NARS JAPAN)、GIVENCHY ルージュ・アンテルディ・シルキー No.554 ヌード・ユーフォリア ¥ 5,830(パルファム ジバンシイ)※数量限定発売
5:ハイライターを軽いタッチで全体に馴染ませます
ブラシにパレットのCのハイライトを適量取り、コンシーラーで影を消した口元や法令線に重ねて自然に馴染ませます。ブラシでブレンドするようにぼかすことで、肌とほどよく馴染み自然に影が目立たなく。細かな部分をぼかすのにも最適。NARS ブレンディングブラシ #22 ¥4,400(NARS JAPAN)
仕上がりはこんな感じ
気になる顔の影が消えてふっくら整ったナチュラルな口元でヘルシーに若々しく。「若い頃から顔がぽっちゃりしていたせいか、年齢とともに輪郭や口元も緩んで下がる肉だるみタイプ(涙)。美容医療でしか改善できないと思っていた深い法令線が、コンシーラーだけでこんなにも印象が変わるとは思いませんでした。これからはメークをしっかり頑張ります」
2024年『美ST』1月号掲載
撮影/天日恵美子〈人物〉、相澤琢磨〈プロセス〉、大槻誠一(A-1)〈静物〉 ヘア・メーク/岡野瑞恵(STORM) スタイリスト/平沼洋美 取材/中井川桂子 編集/小澤博子