香港入境歴200回越えのトラベルライターが教える「裏技・おすすめ&話題の最新スポット」【2泊3日で美食の街香港を満喫パーフェクトプラン】|CLASSY.
コロナ禍後初の海外、まずは近場から…と考えている方も多いのでは?中国料理だけでなく世界各国の絶品グルメが集まり、ナイトライフも充実している「香港」。何より飛行機でわずか5時間ほどと、日本からのアクセスも良いので、忙しく働くアラサー女子にイチオシの旅先です。
香港近郊に3年以上在住していたトラベルライターが、香港パーフェクトプランをご紹介。第2弾の記事では、香港おすすめスポットだけでなく、人気のお土産、話題の空港ラウンジやギリギリまで観光を楽しむ裏技についてもレポートしています。ぜひ最後までチェックしてみてください。
▽Day2 ローカルで賑わうお粥の専門店へ
香港のお粥は、外食続きのグルメ旅行でお疲れ気味の胃にも優しい救世主。和風のお粥とは少し違って、お米の原型を留めないくらいまで煮込み、スープのようなとろとろに作られているのが特徴です。
上環で地元民にも愛されるローカルなお粥店「生記粥品專家」へ。ここで必ず食べるのが、レバーのお粥。サクサクした食感の豚のレバーがたっぷり入ったお粥で鉄分補給。薬味が付いてくるのも嬉しい!レバーが苦手な人には、豚肉や鶏肉のお粥などもおすすめ。
▽生記粥品專家
7-9 Burd St, Sheung Wan, Hong Kong
有名ホテル出身のペストリーシェフが手がけるベーカリー
元フォーシーズンズ ホテル 香港のペストリーシェフが独立してオープンした、話題の人気ベーカリー「Bakehouse」。とにかく人気で、朝のオープンと同時に行列ができるほど。
イチオシは、エッグタルト!ポルトガルスタイルのサクサクとしたパイ生地に、卵をたっぷり使ったフィリングは滑らかで絶品です。小さめサイズなのでちょっと小腹が空いた時にも◎。
▽Bakehouse
14 Tai Wong St E, Wan Chai, Hong Kong
お土産探し②太古のキャセイショップへ
香港土産に頼まれていたキャセイの飛行機模型を買いに、太古の「キャセイショップ」へ。バゲージタグや、可愛いテディベアなど、オリジナルアイテムが豊富に揃っています。「キャセイ」のアジア・マイルを利用、もしくはカード決済で購入可能となっています。近くのエリアには、ローカルのマーケットもあり、このあたりも一味違う香港旅行をしたい人にはおすすめです。
大館のMadame Fùで飲茶ランチ
中環から上環のあたりを散策し、休憩がてら立ち寄った大館でランチタイム。香港のランチといえば、やっぱり飲茶ですよね!警察署をリノベーションして作られた新しい商業施設”大館”で人気を集めるレストラン「Madame Fù」へ。
所狭しと飾られたアートやカラフルなインテリアが目をひく、おしゃれな店内。テーブル席の他に、大館の中庭を臨む開放的なテラス席もあり。11時頃来店した際には席を選べましたが、お昼過ぎにはほぼ満席に。予約しておくのがベターです。
平日ランチタイムには、アラカルトのほか、ランチセットや飲茶のオーダービュッフェなどのチョイスも。少人数での旅行には、少しずついろんな種類を楽しめるセットメニューがおすすめです。
個人的には蒸した点心がとっても上品で美味しかったです。セットメニューではお茶を選べるので、いつも通りプーアール茶を選択。口の中をさっぱりとさせ、胃もたれしにくくなる効果もあるので、ぜひ飲茶の際に選んでみてください。
▽Madame Fù
shop 03-101a, blk 3 No.10 Hollywood Rd, Central, Hong Kong
上環エリアで大人気。レトロ可愛い器で本格コーヒーを
「Halfway Coffee」の魅力は、美味しいコーヒーはもちろん、景徳鎮など有名なヴィンテージ中国食器の数々。店内に並べられたカラフルで可愛い器のコレクションは、思わずため息が出るほど美しい!お隣には器を飾ったミュージアムを併設。カフェのついでに立ち寄ってみるのもおすすめです。
▽Halfway Coffee
26 Upper Lascar Row, Sheung Wan, Hong Kong
尖沙咀から見る絶景と本格四川料理を堪能
中環から尖沙咀に地下鉄で移動し、ディナーは絶景を楽しめる人気レストラン「Hutong」へ。香港通の友人数名におすすめされていたので、必ず訪れたいと思っていたレストランの一つ。ビクトリア・ハーバー越しに臨む中環の高層ビル群の輝きは圧巻!料理のジャンルは本格四川料理です。
▽Hutong
H Zentre, 18/F, 15 Middle Rd, Tsim Sha Tsui, Hong Kong
香港の夜は、夕食後もまだまだ続く!
食後はNY発のスピークイージー「Please Don’t Tell」へ。ザ ランドマーク マンダリン オリエンタル内のバーの奥に電話ボックスがあり、ダイヤルを回すと入り口のドアが開き、隠れ家風の店内へ。香港らしいコンセプトの本格カクテルを楽しむことができます。実はフードも美味しいので、お腹に余裕があればぜひトライしてみて。
▽Please Don’t Tell
15 Queen’s Road Central, Central, Hong Kong
▽Day3 最終日はホテルの朝食からスタート
最終日の朝はパッキングもあるので、ホテルでのんびり朝食を。マンダリン オリエンタル 香港の朝食は中国料理、洋食ともに大満足のクオリティ。点心や麺料理などのオプションもあり、香港名物ワンタン麺をオーダーしました。
インタウン・チェックインを済ませ、荷物を預けて身軽に
香港旅行を最後まで最大限楽しむには、インタウン・チェックイン利用はマスト!市内にあるエアポートエクスプレスの駅(現在は香港駅のみ)に設置された航空会社のカウンターで、チェックインと受託手荷物を預けることができます。
身軽になって、滞在時間ギリギリまで香港観光を楽しんで!
(※現在はキャセイパシフィック航空のみ、インタウンチェックインを利用可能。最新情報は香港空港からチェック)
ランチは大行列の人気ローカルレストランで麺料理を
香港旅行の度に必ず訪れているローカルレストラン「九記牛腩」で旅の締めにランチ。牛すじ肉や牛バラ肉がドーンと乗った豪快でボリューミーな麺料理が名物。タクシーの運転手さんがテイクアウトする場面も何度か目撃していて、観光客だけでなくローカルにも愛されているお店なのがうかがえます。
行列ができていますが、回転は早いです。おすすめは牛バラの清湯スープ。麺はフォーのような河粉、カップヌードルのような伊麺、フェットチーネのような粗麺から選択可能。外国語メニューもあり。
▽九記牛腩
Ground Floor, 21 Gough St, Central, Hong Kong
エアポートエクスプレスで空港へ→出国審査→キャセイパシフィック・ラウンジへ
インタウン・チェックインを済ませているので、空港到着後は保安検査に直行!今回は一番人気の「ザ・ピア」ビジネスクラスラウンジを利用しました。
キャセイパシフィックラウンジのメニューは今まで色々と試してきましたが、個人的におすすめなのが、ヌードルバーの担々麺とトリュフピザ。ドリンクは専門のトレーニングを受けたスタッフがサーブする中国茶がおすすめ。
帰りのフライトでは映画を見ながらのんびりリラックス
行きは朝だったので寝てしまいましたが、帰りは機内エンタテインメントを満喫。香港から羽田までは5時間ほどのフライトなので、映画を見ていたらあっという間に到着しました。
香港パーフェクトプラン【まとめ】
海外旅行の需要も徐々に増え始めている今日この頃。コロナ禍後久しぶりの海外旅行は、近場でありながら、レトロなアジアの雰囲気と欧米文化の融合を楽しめる「香港」からスタートしてみてはいかがでしょうか?
取材協力:キャセイパシフィック航空 / 香港政府観光局
このレポートを書いたのは…
文・写真/山水由里絵(やまみず ゆりえ)
大学卒業後は広告代理店などに勤務し、結婚を機に中国へ。現在はアメリカ在住。旅行・美容関連の記事をメインに、CLASSY.読者と同世代のフリーランスのトラベルライターとして活動中。2019年9月よりCLASSY.ONLINEで執筆をスタート。