馬場典子さん(49)1人時間のときのほうがHAPPYオーラが出ているみたいです
独身生活を謳歌し、毎日HAPPYに過ごされているアナウンサーの馬場典子さん(49)。気になる恋愛についてやおひとりさまを満喫しているという日々の生活について詳しくお聞きしました。さらに50歳を前に人生を振り返り、50代への抱負も語っていただきました。
馬場典子さんprofile
1974年東京生まれ。日本テレビでは局を代表する数々の番組を担当し、2014年よりフリーアナウンサーに。テレビ、ラジオ、インターネット番組、執筆、イベント司会、大学教授など幅広く活動中。
1人時間を謳歌してるときのほうがHAPPYオーラが出ているみたいです
「なんか幸せそうね」、「彼ができたでしょ?」と言われるときは、なぜか独り身のときなんです。恋愛しているときは、もちろん楽しいこともあるけど、迷いや煩わしいことや我慢も多いみたいで…。多分そういうことが表情や肌艶にも出るタイプのようです(笑)。一人だとなにも気にせずに自分好みの美味しいものや可愛いもので、勝手にワクワクできるので楽しくって…。自分らしくいられる一人のほうが自然と幸せに見えるのかもしれません。コロナ禍はまるまるおひとりさま生活を満喫していました。どうも恋愛が向いていないのかも(笑)。
私の場合、自分のためにも周りの人のためにも一人の時間をもつというのは大事なことだなって思います。余裕がないと自分に優しくすることはできないし、自分に優しくなれないと人にも優しくなれないので、自分時間をもつようにしたほうがいいって気がつきました。私は独身だからそういう時間を作れますけど、夫から誕生日プレゼントは何がいいか聞かれて「自分の時間」と答えた友人がいました。結婚しててもお母さんしてても、そういう時間はあったほうがいいんだろうなと思いますね。
辿り着いた「男性に求める条件」
どんなパートナーがいいか、ですか?言い始めると色々出てきますよ(笑)。以前は「価値観が合う人」!って思っていたんです。でも価値観が全く一緒って難しいですよね…?それに、価値観が違うから面白いってこともあるし…。なので、今は「価値観だけではなく違う部分を尊重しあえるかどうか、楽しめるかどうか」にたどり着きました。若い時は好きっていう感情だけで付き合ってしまって、後から合わないかも…と気づくことも多かった(笑)。
見た目ですか?昔から「自称」面食いで、他の人はともかく、私自身がかっこいい!素敵!と思えれば太ってるのかやせているかより、清潔感が大事かも。お腹とか、お互い出てくるだろうし(笑)。あとは「自分に正直な人」。嫌われたくないから表面上は優しいけど、実は自分が一番って人とか、本音を隠している人、知らない間に繕っている人って結構多いですよね。自分が一番大事なのは、自然なことなんですけど、自分は立派な人間だと思っていて自分を疑わない人とは話が合わないかも。言い方やタイミングを考える思いやりは大切ですけどね。ちゃんと思っていることは伝えてくれる人でないとこちらも言いづらいし…ってわがままですかね?友人たちからは外国人や外国育ちの人としか合わないのでは?と突っ込まれています(笑)。
なにごとも「無理をしない」がモットー
体力も気力も若いときのようにはいかないので、できるだけ無理せず、頑張りすぎないことにして、なるべくストレスは溜めないようにしています。
一人暮らしなので、というのは言い訳ですが(笑)、誰かのために作るのは大好きなんですけど、自分だけだと億劫で夜はほぼ外食で食べたいものを楽しむようにしています。家でつくるのは月に3回くらい?ですかね。しかも大体ひと鍋でできるもの。この歳で無理をすると本当に身体にダメージがくるので、身体の声を聞くようにしています。さっぱりしたものを食べたいのか、ほっくりしたものを食べたいのかなど、耳をちゃんと傾けるようにしています。外食ってどうしても食い意地を張ってしまいがちで、30代前半まではあれもこれもと、たくさん食べていたんです。チャーハンのあとに焼きそばやラーメンも別腹で食べられていたのですが、30代後半くらいから胃が疲れてるって感じるようになって、だんだん満腹のときに食べたものは美味しく感じなくなってきて。そこからは体に負担をかけすぎないように調整できるようになったんです。翌日は胃を休める時間をつくったり…やっとできるようになりましたね。
睡眠も同じで、眠いっていうときは身体が無理しているときだと思うので、なるべく休息をとったり、すぐに休めるようにしています。食も睡眠も健やかな心身に欠かせない要素ですし、無理していいことはないですからね。
人生折り返し地点。自分の気持ちに正直に生きられるようになりました
40歳前後から自分を甘やかすことができるようになった気がします。振り返ると、20代のときは自分に自信がなくて、自分だけではなく他人にも厳しい目を向けていました。そのときはつい理想を追ってしまったり背伸びしたりして、弱い自分やできない自分を認めることができませんでした。ある程度、そのままの自分自身を受け入れられるようになったのが30代に入ってからですね。すると40代くらいから少しずつ気持ち的にも余裕ができて、少しは大らかになれた気がします。もともとはすごくせっかちですし、人が気にならないことも気になるタイプなのですが、受け流せることも増えてきて、変にこだわらないでいると自然と忘れていたりして。自分の機嫌も自分でとれるようになったり、できないことは責めないで、できたことは素直に自分自身を褒めてあげられるようになりました。お陰で、40代は今まででいちばん人生楽しめているなと感じます!
人生100年時代だと折り返しに差し掛かってますが、以前、占い師さんに「55歳がピーク」って言われているんです。私のピーク早くないか?って思っているんですけど、それを少しでも先延ばしにできないか作戦で50代はいこうと思います(笑)。
いい日はもちろん、あんまりだった日も今日より明日がハッピーと思って日々を積み重ねて、最終的には「悪くない人生だったな」と笑って死ねたらいいなと思ってます。
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撮影/浜村菜月 ヘア・メイク/陶山恵実(ROI) スタイリスト/乾千恵 取材・文/小出真梨子
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