2024年02月11日 12:30
/ 最終更新日 : 2024年02月20日 16:32
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【漢字】「御幸町通=みゆきまちどおり」は間違い!実は読めない京都の漢字5選|CLASSY.
京都では、超メジャー観光地を除けば、思わず読み間違えてしまう寺社名や地名があります。ですがそんな時、京都では中心部を東西南北に走る「通り名」が読めると、行動の味方になってくれるものです。
そこで今回のテーマは、「読めると安心 京都の通り名」です。後編では「南北(縦)」の通りを5つ紹介します。すべて読めるでしょうか?
1.「御幸町通」
なんて読む?
正解:「御幸町通(ごこまちどおり)」
平安京にはなく、後世、豊臣秀吉によって作られた通り。「寺町通」の一本西の通りになりますが、秀吉が御所に参内する通りからの命名とする説があります。
2.「麩屋町通」
なんて読む?
正解:「麩屋町通(ふやちょうどおり)」
「御幸町通」の一本南の通り。小さな通りですが、通り沿いには「俵屋」や「炭屋」などの京都有名老舗旅館が並びます。
3.「烏丸通」
なんて読む?
正解:「烏丸通(からすまどおり)」
京都駅から北に伸びる、現代京都のメインストリート。地下には地下鉄烏丸線が走ります。「四条通」との交差点が「四条烏丸(しじょうからすま)」。京都の中心市街地として目印になります。
4.「柳馬場通」
なんて読む?
正解:「柳馬場通(やなぎのばんばどおり)」
かつて信長や秀吉が、馬場を作って馬の優劣を競う「馬揃え」を行ったのでこの名が付いたとの説があるようです。
5.「東洞院通」
なんて読む?
正解:「東洞院通(ひがしのとういんどおり)」
「洞院」とは天皇を退位した上皇の邸宅。平安京の「東洞院大路」には、多くの皇族方の邸宅が並ぶ重要な通りでした。
いかがでしたか? 平安京以来の通りを踏襲している京都の「碁盤の目」の通りは、実際に歩くと、表示板もあちこちあって実にわかりやすい。わからなくなって道を尋ねる際も、通りの名を正確に読めることはマストです。では、今回はこのへんで。
《参考文献》「広辞苑 第六版」(岩波書店)/「難読漢字辞典」(三省堂)/「京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」(淡交社)/「京都 地理・地名・地図の謎」(実業之日本社)/「ハンディマップル 京都詳細便利地図」(昭文社)
文/田舎教師 編集/菅谷文人(CLASSY.ONLINE編集室)