磯山さやかさん「40代になったけど、自分のベストをキープできればいい」と語る理由

タレント、グラビアモデルとして活躍する磯山さやかさん。柔らかくて思わず「触ってみたい」と思わせる“マシュマロボディ”は40代になった今も男女を問わず愛されています。年齢による変化を感じつつも「今の自分も好き!」、そう言えるようになった理由と美BODYキープの秘訣を伺いました。

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磯山さやか
お話を伺ったのは……磯山さやかさん

《Profile》
1983年10月23日、茨城県生まれ。タレント・グラビアモデル。2023年10月、写真集『and more』(講談社)を発売。そのマシュマロボディは美ST世代の憧れの的に。

「無理はしません、自分のベストより太らなければいいんです」

40代になって改めて、体ってトータルのバランスが大事だなと思うんです。体重があっても、鍛えていてシュッと見える方がいますよね。私の場合だと、丸みや柔らかさという個性を重視しながら、朝と夜に姿見で全身を映して、裸と下着をつけた時と両方の体のラインやシルエットをチェック。朝と夜って、体つきが違うんです。前の夜に塩分が多い食事をしたら次の朝はむくんでいるし、夜しっかり筋肉をほぐしてストレッチしたら、翌朝はスッキリしているし。全身を見て、一食野菜たっぷりの味噌汁に置き換えようかなとか、体を丁寧にほぐそうとか、ちょっと歩こうとか。

磯山さやか
左:20代の頃、右:30代の頃

絶対に無理なダイエットや食事制限はNG。20代の頃にすごく無理をして、その時は確かにダイエットとして成功したけれど、幸福感を感じられなかったんです。そういうメンタルはすぐ表情にも出るし、これは良くないな、と。もちろん今、若い頃には感じなかったたるみなどの体の変化はありますが、あまり悲観的には捉えていません。むしろ年齢に応じた自然な体つきになっているなと。そう感じるのは、体をトータルバランスで見て、無理せず心地よくをモットーにしているから。だから私、体重計にも乗らないんです(笑)。数値って残酷だし、それがストレスになることもありますから。まずは一旦、目に見えるありのままの自分をちゃんと受け入れる。そこから体をどうしたいのかを考えるようにしています。ブラのカップだって変わるから、決めつけないで日々自分の体と対話することが大事。

20代は仕事第一だったけれど、30代後半からは年齢の変化に応じて自分のことも考えるように。犬を飼っているのですが、手作りのごはんをあげていて、そこから自分が食べるごはんの栄養も考えるようになりました。去年からピラティスも始め、50、60代に向けて、変わらずマシュマロボディをキープしていたいですね。

《衣装クレジット》
ワンピース、デニムジャケット(ともにスタイリスト私物)

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2024年『美ST』6月号掲載
撮影/寺田茉布(LOVABLE) ヘア・メーク/猪股真衣子(TRON) スタイリスト/宮澤敬子(WHITNEY) 取材/キッカワ皆樹 編集/伊達敦子

美ST