SNSで大人気!ジュエリー愛好家に聞く【40代から似合うジュエリー】の選び方

だんだんと周りの目を気にせずにジュエリーを楽しめるようになってくる40代。ジュエリー熱が再燃するも「今の自分に何が似合うか分からない」「何から手に入れればいいか分からない」なんてことも。そんなときは、するどい分析力と独自のセオリーを持つジュエリー愛好家pepperさんに40代から似合うジュエリー、40代から取り入れてほしいジュエリーの楽しみ方について教えてもらいましょう。きっと歳を重ねることも楽しくなるはず!

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pepperさんって?

pepperさん

都内で働く40代会社員。抜群のセンスと言葉選びで、ジュエリーにまつわる投稿なのに笑えるInstagramが共感を呼び、2022年にエッセイ本『わたしのジュエリー365日』(CCCメディアハウス)を出版。@pepper_1496

ジュエリーが教えてくれた「歳を重ねること」の喜び

去年着ていた服がなんとなくしっくりこない、肌や体型の変化が気になって今までのようにおしゃれを楽しめない…。残念ながら服はエイジングによって似合わないものが出てくるのですが、一方で歳を重ねるほど似合うようになるのがジュエリーだと思っています。

私自身、年齢を重ねたことで、若い頃にはどう背伸びしても似合わなかったジュエリーがしっくりくるという経験も増えました。この発見は、これから歳を重ねていくことへの漠然とした不安を、希望に変えてくれるほどの発見でした。加齢も悪くない、強がりじゃなく心からそう思います(『わたしのジュエリー365日』はじめにより)。

自分らしいジュエリーを選ぶ楽しみ、新たな扉を開いたかのようなわくわく感。思い込みを捨てイメージを更新したら、自分をもっと楽しめる。そう思わせてくれる力が、ジュエリーにはあります。

pepper's choice01 大人の手だからこそ映えてくる「色石リング」

ポメラート リング ヌード(ご本人私物)

20代の若い手ではどうしてもニセモノっぽくみえ、30代になってからもどこに着けていくのか全く想像がつかず何度もあきらめてきた色石リング。ところが40歳を過ぎたある日、たまたまお店の前を通りがかり試しにつけてみたところ「今だったらいけるかもしれない!」と思えたのです。ボリュームのあるジュエリーが、指の節目やシワ、血管が目立つ手に「対比」で映える。40代になって似合うジュエリーが変わってきたことに一番気づかされたのが、ポメラートのリング「ヌード」です。石の大きさによって色味が異なるので、すべて試してみることをおすすめします。

pepper's choice02 40代から「太めの地金リング」がぐっと似合うように

シャネル ココ クラッシュ リング(ご本人私物)
レポシ ベルベル2連リング(ご本人私物)

手が小さく指の細い私は、リングも細い方が似合うとずっと思っていました。ですが、40代になり細めのリングを何個かつけても印象が薄いと思うように。ひとつひとつは素敵でもコーディネートとして散漫に見える、何かひとつ主役としてボリュームがあるものが入っていたほうがバランスがいいかも!ということに気がつきました。地金のみの幅のあるリングが1本入るだけで全体的に締まり、少し離れた距離から見た時にもインパクトがあってバランスが良くなります。着けてみないと分からないので、まずは自分の中の思い込みを捨てることです。

掲載のシャネルの商品は本人私物のため、ブティックへのお問い合わせはご遠慮ください。

pepper's choice03 大人でもあえて「シルバー」がかっこいい

ティファ二ー ハードウェア ブレスレット(ご本人私物)/ソフィーブハイ ハートリング(ご本人私物)

ツヤッとしたシルバーも40代には映えると思います。大人になるとシルバーを卒業してゴールドを選びがちですが、あえてシルバーがかっこいい。肌に陰影ができ、そのコントラストがドラマティックにみせてくれます。地金カラーのミックスは抵抗がある方もいるかと思いますが、個人的にはブレスレットがシルバー、リングがゴールドなら気になりません。カバンや靴の金具など全身どちらかにそろえるのは大変なので、8:2や7:3などメインカラーをはっきりさせると、ちぐはぐな印象にならないと思います。

pepper's choice04 「アイコニックなアイテム」も堂々と楽しめる年代に

ヴァン クリーフ&アーペル ヴィンテージ アルハンブラ ブレスレット(ご本人私物)/TASAKI デインジャー ホーン イヤリング(ご本人私物)
カルティエ ブレスレット「LOVE」(ご本人私物)

20代、30代までは職場や子どもの保育園で周囲にどう思われるかを気にして、無難なものや目立たないアクセサリーを選んでいました。でも40歳過ぎたある日突然こう思いました、「もういいんじゃないかな。誰にどう思われてもいいから好きなものをつけよう」と。実際着けてみると、デインジャー ホーンはパールが大きすぎず意外と使いやすいですし、アルハンブラもマニッシュなシャツスタイルに合わせたいという明確なイメージを持って手に入れたので使用頻度は高いです。

pepper's choice05 ジュエリーライフを満喫するために欠かせないのが「名脇役リング」

マリハ 願い事リング(ご本人私物)

ボリュームがあるものに惹かれると同時に、華奢リングの重要性にも気づきました。主役級リングのもだけをつけすぎると印象が散漫になってしまう、そんなときにあえて華奢なものを一緒につけると、こなれ感が生まれます。若い頃にはちょうど良かったけど40代になってなんだか物足りなくなってきたなと思うリングが「調整役」として復活することもあります。

pepper's choice06 「ネックレス」は洋服とあわせたときの“効果”で選ぶ

ティファニー ビーンデザインネックレス(ご本人私物)

20代の頃はネックレスは小さいものや短いものを着けるのがかわいいと思っていましたが、今は大きくて70㎝くらいあるものが新鮮に見えていいなと思います。会話のきっかけが生まれるようなモチーフのネックレスを大人がしているのも素敵です。ネックレスは決して高価なものでなくてもよいので、全身のバランスを整える、目線を上にするなどの「効果」で選ぶのがいい。リングだと、全身のコーディネートにそこまで効果はありませんが、“服がシンプルなときにも映えるネックレス”など服とセットで選ぶのがおすすめです。

取材/香取紗英子 写真はすべてpepperさんご本人が撮影

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