家事育児『ワンオペがむしろ待ち遠しい』ママの“秘策”|VERY

子1人の3人家族で共働きの読者Fさんが、夫婦の間で家事や育児をお願いした場合はお金を支払う手当制度を導入したエピソードをご紹介。夫婦の関係性や気持ちの変化を伺いました!

手当制度が功を奏し、むしろワンオペが待ち遠しい今

【F家の場合】
子1人の3人家族で共働き。夫は自営業のため時間の融通は利くが仕事量は多く、クライアント開拓のための営業も欠かせない。

夫は仕事柄、会食が多め。産後仕事量をセーブした私からすると、家計を支えてくれることに感謝しつつも、思いっきり仕事をしている夫がうらやましくて。また、慣れないワンオペでストレスも多く、イライラをため込んでいました。家事育児の負担に関する幾度ものケンカを経て、私が半分冗談で「じゃあ、ワンオペの時はお金を払ってよ」と言ってみたら、意外にもOK。我が家はそれぞれが年間に使っていい同額の予算を決めています。ワンオペ手当制度では、お願いする方が自分の予算から相手に取り決めた金額を支払うことに。帰宅が24時を回ると深夜手当としてプラス料金、出張の時は1泊いくら…とルール決め。制度を取り入れてから、お互い自分の予定で出かける際の罪悪感が減ると同時に、入った手当で何を買おうかとワンオペがむしろ楽しみに。また、夫が子どもを見てくれている時間も思った以上に多く、私から夫に多めの手当を支払うことになった月も。これまでのモヤモヤがお金を介在させるだけでこんなにすっきり解消できてびっくり!

取材・文/福島幸子 イラスト/よこみねさやか 編集/太田彩子
*VERY2024年6月号「専業ママの「夫婦間のモヤモヤはお金で解決」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。