のどが若返る!50代以上に試してほしい「医師に聞いた簡単予防法」3選

のどの役割は呼吸・飲み込み・発声の3つ。この3つの機能は、のどと呼吸筋のトレーニングを行うことで高められます。トレーニングといっても隙間時間に簡単にできるものなので、楽しみながらトライしてみて!

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肺そのものを鍛えることはできませんが、肺は20種類以上もある呼吸筋によって膨らんだり縮んだりしているので、このストレッチを行うことで呼吸筋が鍛えられて肺活量が上がり、肺年齢も若返ります。それぞれ毎日行うと、より早く効果が出てきます。

呼吸筋ストレッチを紹介!

背中丸めストレッチ

①足は肩幅くらいに広げ、胸の前で両手を組み、ゆっくり息を吐ききる。

②息を吸いながら、おへそをへこませるよう意識し背中を丸めて両腕を伸ばします。次に、息をゆっくり吐きながら①の体勢に戻します。これを1セットとして1日に10セット行います。

両手伸ばしストレッチ

①胸を張り両手を頭の後ろで組んで、胸の筋肉と横隔膜を意識しながらゆっくり息を吸う。

②息をゆっくり吐きながら組んだ手の平を上にして両腕を上に伸ばします。かかとは床から離さず、伸びきった腕は更に肘を伸ばすように。息を吐ききったら①の体勢に戻ります。これを1セットとして1日に10セット行います。

胸の呼吸筋ストレッチ

①お尻の辺りで手の平を上に両手を組み、息をゆっくり吸いながら両肩を前方に閉じていく。

②息をゆっくり吐きながら、両手を伸ばし両肩が引っ張られるように後ろに引きつつ胸を張る。息を吐ききったら①の体勢に戻ります。これを1セットとして1日に10 セット行います。

\教えていただいたのは/

池袋大谷クリニック院長 大谷義夫先生

日本呼吸器学会専門医・指導医。呼吸器疾患・アレルギー疾患・内科疾患・睡眠医療に従事。専門性が高く幅広い知識と歯切れよくわかりやすい解説で、テレビや雑誌などのメディアに多数出演している。

のどトレや生活術を解説した大谷先生の近著『「よくむせる」「せき込む」人のお助けBOOK』¥1,540(主婦の友社)

2024年『美ST』8月号掲載
撮影/加治屋圭斗 モデル/殿柿佳奈 ヘア・メイク/Sai スタイリスト/柿田たみか 取材/菊池真理子 再構成/Bravoworks,Inc.

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美ST