発毛専門医に聞いた…「実は知らなかった!意外な薄毛チェック法」とは

美ST世代と切っても切り離せない、薄毛白髪問題。なぜ薄毛白髪になる?治す方法はある?など基本から、知っているつもりで間違えていた知識を医師が解説!これ以上薄毛白髪を進行させないための解決策を見つけましょう。

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\先生の意外な回答も…!?/白髪&薄毛に関するみんなの疑問をぶつけてみた!

Q. 白髪が多い人は薄毛になりにくい?

A. はい。白髪は毛が太く強い傾向があります
白髪は黒髪と比べて1本1本の毛が太く抜けにくくなり、さらに、早く伸びます。髪の成長のための遺伝子が活性化されているという報告もあります。太く、早く伸びる分、白髪染めしてもすぐに目立ってしまう傾向があります。

Q. 自分の薄毛を確認する方法は?

A. フラッシュを焚いて写真を撮る
フラッシュをオンにして後頭部を自撮り。綺麗なU字に光が入らずにガタガタしていると薄毛が始まっているサインかも。また、マイクロスコープで毛穴を拡大して観察することで、抜け毛のタイプを診断できます。気になったらクリニックで確認を。

Q. 頭皮が痒いと薄毛になりやすい?

A. はい。痒いのは脂漏性皮膚炎の可能性あり
痒みの原因は乾燥やアレルギーなど様々ですが、頭皮の脂が増える脂漏性皮膚炎の場合も。脂が増えると毛包の小型化が加速します。1日1回シャンプーし、38℃のお湯で脂を洗い流して。ただ、洗いすぎは反動で過剰に生産されるため要注意。

Q. ヘアカラーやパーマが薄毛や白髪につながる?

A. 薬剤によってはありえます!
カラー剤の過酸化物と染料が毛髪に入り込む時に、毛髪は酸化ダメージを受け、老化につながります。またカラー剤やパーマ剤で接触性皮膚炎を生じると、それが原因で脱毛が生じる場合もあります。

Q. 冷えと薄毛は関係がありますか?

A. 関係なし!冷えで毛包周りの毛細血管は減らない
毛包の周りの毛細血管が減ると、毛根に栄養が届かなくなり薄毛につながりますが、冷え性が毛包の周りの毛細血管の血流を減少させるという根拠はなし。また、寒冷地域の方に薄毛が多いというデータも今のところはありません。

Q. 薄毛治療をすると抜け毛が進むってホント?

A. NO!抜けても一時的なものです
ミノキシジルを飲むと毛周期が一気に整い、まず長い髪も短い髪も抜ける「初期脱毛」が起こる場合があります。抜け毛が進んだわけではなく、今より丈夫な髪を、密度を増やして生やすための準備段階です。驚いて治療をやめずに続けるのが大切。

お話をうかがったのは…

人見佳代先生(発毛専門医/リアスクリニック)

日本臨床毛髪学会所属。薄毛タイプを鑑別し、治療を提供。「薄毛治療は早く始めるほど改善可能」
【銀座院】TEL️:0120-822-877、【横浜院】TEL️:045-577-0608、【名古屋院】TEL️:0120-008-661

2024年『美ST』12月号掲載
取材/伊藤恵美 再構成/Bravoworks,Inc.

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