【カルティエ、ロレックスetc.】”ファッショニスタ”スタイリストの濃い「ジュエリー購入年表」に憧れる!

女性に自信と喜びをくれるジュエリーの輝き。そう簡単には買えないからこそ想いや願いがギュッと詰まっているもの。人生をかけて大事なジュエリーをひとつずつ増やしていくのが夢という人は多いはず。オシャレ賢者たちはどんなときに、どんなアイテムを選んでいるのでしょうか?ジュエリー“お迎え”年表企画、第2回は、業界にもファンが多い安西こずえさんのジュエリーをご紹介します。

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スタイリスト 安西こずえさん

女性誌をはじめ、広告、タレントのスタイリングなど幅広く活躍する人気スタイリスト。2017年に立ち上げたブランド「mikomori」は昨年ハワイにもオフライン店をオープン。飾らない性格とキャラクターで業界内にもファンが多い。

20代|メンズを主に手掛ける師匠の影響もあり、私のジュエリーライフはゴツめのシルバージュエリーからスタート

私の母は生き方もファッションもおしゃれな自慢の母でした。子供の頃、母と手を繋いで歩くと目線の先に見えるリングやウォッチに憧れていたことがジュエリー&ウォッチを好きになったきっかけです。

20代の前半、スタイリストアシスタントだった頃は師匠がメンズを主に手がけるスタイリストだったこともありゴツめのシルバージュエリーを買ったのが私自身のジュエリーライフのスタート。この頃から今もずっと好きなブランドは『クロムハーツ』。強さがあるけど繊細で、コーディネートによって様々な表情が引き出せる、そんなところが魅力です。

ファッション同様、ジュエリー&ウォッチを選ぶ時にも私が一番に優先させたいのは「自分らしいか、自分のセンス、ぶれない軸を持って選べているか」ということです。世間的に人気だから、みんなが身につけて欲しがっているから、ということはプライベートで自分が身に着けるものを選ぶ時には関係ないですね。

30代|スタイリストとして独立後初めて購入した時計「ロレックスデイトジャスト」

30代になってスタイリストとして独立した後に、初めて自分で買った時計が『ロレックスデイトジャスト』。今は製造が終わってしまった通称サンダーバードと呼ばれるメンズモデルで、両方向に回転するベゼルがついています。生産終了から 10年以上経っていますが、私が手に入れた頃より人気は上がっているみたいです。

40代|最愛であり憧れだった母が残してくれた「パティックフィリップのカトラバ」

そして40代で最愛の母が病気で亡くなり、私に形見として残してくれたのが『パティックフィリップのカラトラバ』です。これは私にとって特別な1本。私が子供の頃に手を繋いで歩いていた頃、母の手元にあった思い出の詰まった時計です。

子供の頃は「時計」としてただ漠然と憧れていたものですが、大人になりそれがパティックフィリップというマニファクチュールのブランドで、世代を超えて銘品と評価されるカラトラバということを知り、それを選んだ母のセンスの良さと偉大さを改めて感じました。ストラップを交換して、今も特別なときに身につけています。

40代半ば|日々変化する文字盤とベゼルのカラーが魅力的な「ロレックスGMTマスター」

S Sと18Kのコンビの『ロレックス GMTマスター』はアンティークで40代半ばに友人経由で手に入れました。こちらもケース径が39.5mmのメンズサイズ。使うほどに愛着を感じ経年変化する文字盤とベゼルのカラーが特別で、今日常では一番出番が多くなっています。

50歳前後|コレクション欲を刺激された「パンテール ドゥ カルティエのリング」

そして50歳前後からコレクションし始めたのが、カルティエのリングたち。なかでも『パンテール ドゥ カルティエ』のリングは一つ手に入れたら「多頭飼い」したい!って想いが強くなって、短期間で2個手に入れちゃいました。いつも2つ一緒につけ
て可愛がっています。
パンテールのリングって顔をよーく見ると、一つ一つ微妙に表情が違って見える気がするんですよ。だから「自分だけのパンテール」という思いが強くなって、愛着も深まり私のトレードマークのようになっています。

いつかはジュエリーボックスに「カルティエの動物園」を作るのが夢です。ごっついパンテールを身につけたおばあちゃん、ロックで素敵じゃないですか?それがこれから先、私の目指すスタイルの一つです

撮影/Kent Chan 取材/安西繁美 ※アイテムはすべてご本人私物です。

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