【一生ものジュエリー】チェーンネックレスは「サントス ドゥ カルティエ」が間違いない

私がジュエリーライターとして認知されたのは、このVERY webの「一生ものジュエリー」という企画がきっかけ。これまで年に数回不定期連載をしてきましたが、今年はもう少し本数を増やし、「一生ものジュエリーの選び方、楽しさをお伝えできたらと思っています。

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「一生ものジュエリー」を選ぶ基準

 

大学生の頃からジュエリーが大好き。でも20代には10万円台のジュエリーもかなり高額でしたし、将来のことより今楽しめるものを、という気持ちが強く、そんなに一生ものということは意識していませんでした。“ずっと長く愛せるジュエリーを揃えていきたい”と思い始めたのは30代になってから。きっかけはいろいろあって、それはまた別の機会でお話ししますが、こちらの企画では、30代の頃から揃え始めた私物ジュエリーのなかから、心から買ってよかったと思える「一生ものジュエリー」の魅力、選び方をご紹介していきます。
「一生ものジュエリー」を揃えるにあたり、いちばん大切にしているセレクト基準は、ひとつで可愛いというより、合わせやすいこと。モチーフものでも奇をてらったデザインではなく、手持ちのジュエリーと少なくとも3パターン、それ以上のコーディネートが想像できるもの、そして、この先ずっと飽きずに愛し続けられるものを選ぶようにしています。これはどちらかというと辛口派、シンプル派の私のセレクト基準で、甘口派、モチーフ好きな人だったら、少し変わってくるかもしれませんが、汎用性があり、飽きずに使えるものというのは、誰にでも当てはまると思います。なんだ、当たり前のことだ! と思うかもしれませんが、ジュエリーを購入するとなると、変なアドレナリンが出て、勢いがついてしまうこともあります。ぜひ頭の片隅に置いて、セレクトするようにすると、失敗がなくなると思います。

 

オールマイティさが魅力! カルティエのネックレス「サントス ドゥ カルティエ」

 

セレクト基準を設けてからは失敗をしなくなったので、購入しているジュエリーはすべて「一生ものジュエリー」と言えるのですが、今回ピックアップしたのは、カルティエのネックレス「サントス ドゥ カルティエ」です。5、6年前から大人気で、私の周りでも持っている人が多かったアイテム。私はチェーンモチーフが昔から大好きで、「サントス ドゥ カルティエ」を購入する数年前に、少し太めのチェーンネックレスを購入していた(記事はこちら)こともあり、存在は知っていたものの、そのころは買う気はほぼありませんでした。
購入したのは、今から約2年前。その数年前から金の高騰や円安の関係で、ジュエリーの値上げラッシュが始まり、年に数回の値上げは当たり前に! ハイブランドのジュエリーがあれよあれよという間に高くなり“今がいちばん安い”が合言葉になってしまいました。
ジュエリー好きの人たちのなかでは、「サントス ドゥ カルティエ」のネックレスは、ずっしりとした重みの割には、とてもお手頃だと言われていたことも魅力のひとつでした。ほかにチェーンネックレスを持っているものの、どんどん値上がりしてしまう状況に焦ってきてしまった私は、いつしか“欲しい”“買わなくては!”という気持ちに。迷っている猶予はありません。“ホワイトゴールドならば、今持っているネックレスと雰囲気が違うはず”と自分に言い聞かせ(笑)、決意。いざお店へ行ったものの、そのころは予約購入のみで、私が行った店舗にはイエローゴールドの見本しかない状況でした。実物を見ていないホワイトゴールドにするか、イエローゴールドにするのか? 迷いに迷い、まさかのイエローゴールドをオーダー。それから2年ちょっと経ちますが、今では、20万円以上も値上がりしているので、あのときの決心は間違いではなかったと心から思っています。

 

「サントス ドゥ カルティエ」ネックレスのおすすめのコーディネート をご紹介

 

1本でも圧倒的な存在感

ピアスはカルティエ。

ある程度のボリュームがあるので、シンプルなトップスにも映え、とても便利。ペンダントトップなしで使うことが多いです。装いもジュエリーも選ばず合わせやすいオールラウンダーです。

 

長さはその日の気分で自由自在!

 

ピアスはカルティエ。
ピアスはカルティエ。
リングはポメラート、ウォッチとはカルティエ、ピアスはルイ・ヴィトン。

留め具の付ける位置により、ショート、ロングと長さを変えて楽しめます。私が購入したころ、チェーンを数コマ(約2cm)伸ばしてくれるサービスがありました。パーツ待ちになるかも?とのことでしたが、そのサービスがいつなくなるかわからないということでしたし、急いでいたわけでもなかったので、それを付けてから納品していただくことに。結果、1カ月ほど待って受け取りました。パーツを伸ばしてもらったことで、ロングネックレスとしても楽しむことができ、楽しみ方が広がりました。

 

Y字ネックレスとしても活躍

ピアスはカルティエ。

留め具をチェーンの好きなところで留めることでY字ネックレスとして使うことができます。夏場、背中が開いたワンピースなど、後ろに垂らしても素敵そうです。

 

 

ペンダントトップを付けても!

 

ペンダントトップはミズキ。
ペンダントトップはポメラート、ピアスはカルティエ。
ペンダントトップはマリハ、ピアスはカルティエ。

もちろん、ペンダントトップを付けて楽しむことも。チェーンの穴にハマらないものでも、チェーンの留め具部分にトップを付ければ大抵のものは楽しめます。

 

ジュエリーをご紹介したのは…
沼田珠実
ライター歴22年。ジュエリーページを数多く担当し、その審美眼と知識にスタッフやモデル、ジュエリーブランドのプレスからも厚い信頼を寄せるほど。私物ジュエリー術を紹介しているインスタ(@mami_my_jewelry)も話題。

ジュエリーはすべて私物です。ブランドへのお問合わせはお控えください。

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