「夫とセックスレスで悩んでいます」恋愛コラムニスト・神崎メリさんに聞く、夫婦円満の秘訣

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結婚前に描いていた理想の生活とは裏腹に、会話や愛情表現の減少など、恋人時代とのギャップに悩んでいませんか?そんな新婚さんに向けて、大人気恋愛コラムニスト・神崎メリさんが、結婚生活の悩みを解決し、夫婦円満を保つための秘訣を聞きました。

Profile

神崎メリ(かんざき・めり)
1980年生まれ。恋愛コラムニスト。男心に寄り添いつつ、媚びることなく女性として凛と生きる力=「メス力」を発信。恋愛や結婚、夫婦生活に悩む幅広い年齢層の女性たちから絶大な支持を集めている。2025年3月、自身の離婚・再婚・出産の経験をもとに、既婚女性が愛されながら幸せな生活を送る方法を綴った12冊目の著書『既婚メス力』を出版。

\新婚生活にまつわるお悩みを神崎メリさんに聞いてみた/

SNSでは毎日数えきれないほど恋愛や夫婦関係に関する相談が寄せられる神崎メリさん。今回は、新婚読者たちから募ったリアルなお悩みに対してアドバイスをもらいました!

Q1:理想の結婚生活との違いにギャップを感じています。

結婚して半年。付き合っていたころよりも、夫がそっけないと感じる機会が増えました。どうしたらこれまで通りの関係でいられますか?(食品メーカー勤務・27歳)

A1:夫婦生活に求められるのは「リスペクト」と「ラブ」

新婚生活は、お互いの理想と現実が交差する時期。特にどちらかが食生活から週末の過ごし方など細かいところまで「理想の結婚生活」を強く持っていて、相手がそれに追いつけないことがすれ違いの原因になりがちです。最初から完璧な生活を求めず、二人で一緒に生活を築いていくことが大切です。

また、結婚前と後で男性の心理は変わりがち。「家族を守るための仕事」に意識が向いて、妻には絶対的味方でいてほしいと望む人も多いです。だからこそ、相手のそっけなさに不満や寂しさを感じたら、まずは自分から意識改革を心がけましょう!いつもよりもオーバーに感謝やリスペクトを示すと、ラブラブ時代の熱が戻ってくるはずです。

Q2:私のほうが家計に貢献しているのに、夫が家事を何もしてくれません!

昨年転職し、夫より収入がアップ。帰宅時間も変わったので、今まで多く私がやっていたぶんの家事を分担してほしいのですが、彼は「疲れてるから」と何もしてくれず喧嘩が増えました。毎日ではなくても、たまには一緒にやってくれたらいいのに!と不満がたまっていく一方です…。(IT関連・31歳)

A2.家事を少しでもやってくれた瞬間を見逃さないで!

妻の収入が夫を上回ったことで夫婦関係がギクシャクし始めた…という相談、実は結構多いんです。こういう場合、妻が思っている以上に夫のプライドが傷ついていることが多く、ここでつまづくとどんどん不貞腐れてしまうことも。彼も「このままではマズイ」ということには気が付いているんです。ただ、プライドが邪魔をして妻の助けになろうと思えなくなってしまっているだけ。

すでに喧嘩をしてしまっているのであれば、グッとこらえて家事について一切触れないように徹してみて。そして、彼が家事をやってくれた時には「あなたのおかげで助かった!」と盛大に褒めましょう(間違ってもダメ出しはしないこと!)。誰かのためにできたことが実感できると、人は気持ちが前を向くもの。すぐに変わるのは難しいかもしれないけれど、お互いが気持ちよく過ごせる日常を少しずつ整えていけるといいですね。

Q3:洋服を脱ぎっぱなしにする彼。どうすれば片付けるようになりますか?

夫は帰ってくると、洋服はいつもリビングで脱ぎっぱなし。何度言っても直らないどころか、注意すると不機嫌になるんです。帰宅したらすぐに洗濯機に入れればいいだけのことなのに、なぜできないのか理解に苦しみます。率先してやってくれることを期待するのはだめなことですか?(涙)(事務系・28歳)

A3:“明るい業務連絡”になるよう工夫してみて!

一度言っても直らないのであれば、きっとすぐには直りません。ただし、すぐに直せない人はコントロールされることを嫌がるので、ルールを強制するような口調は厳禁。彼が動くタイミングで「明るい業務連絡」に言い方を変換して伝えてみて。例えば、彼が帰宅してくつろいでいる時に「どうして片付けないの?」と責めるのではなく、彼がお風呂に入ろうと立ち上がった時に「ついでにシャツも持っていって〜!」と言えば、素直に聞き入れてくれます。人間誰しも自分ならではの習慣や癖があり、それを直すのはなかなか難しいもの。彼の動線上に組み込む感覚で、タイミングを見計らって声をかけてみましょう。

Q4:結婚して1年なのに夫とセックスレスで悩んでいます

結婚したばかりの時は毎日のようにしていたのに、1年経ってからは頻度が激減。私から誘っても「仕事で疲れているから」と相手にしてくれず、しまいには「そんなに言われると義務感で萎える」と言われてしまいました。どうすればセックスレスを解消できますか?(航空関連・29歳)

A4:「セックス=愛情の証」という思い込み、手放してみませんか?

セックスの頻度で愛され度を測ってしまう…これは、求められる恋愛をしてきた人ほど無意識に抱きやすい感覚です。しかし、恋愛から結婚へステージが変わると、脳内ホルモンも“ドキドキのドーパミン”から“安心のセロトニン”へと切り替わっていくもの。相手も、むやみやたらと求めるのではなく、尊重したい・大切にしたいという穏やかな愛情に変わっていきます。だから、回数が減った=愛情がなくなった、ではないんです。

そんななか、疲れているときや落ち着かないときにプレッシャーを感じると、かえって心が閉じてしまうことも、とはいえ、寂しさや不安を感じてしまう気持ちはわかります。そんなときは彼を責めるように詰め寄るのではなく、「もっと仲良くしたい」とポジティブな気持ちを素直に共有してみれば、彼の心にもスッと届くはずです。

『既婚メス力』神崎メリ著
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撮影/前 千菜美(光文社写真室) 取材/下田真里衣 編集/越知恭子