昔は「こまめに5食」派だったドクターが「今している食生活」に驚きの声!

治療や研究で培った豊富な最新の知識から、美容・健康面でも信頼の厚いドクターの方々。そんなドクターが、ご自身の日常にはどうやってその知識を活かして実践されているのか、気になる方も多いのではないでしょうか。今回は、美STのダイエット企画や健康企画でもお馴染みの内科医&皮膚科医・日比野佐和子先生の食卓に密着。マネしやすいポイントも満載のベストな3食とおやつをご紹介します。

教えてくれたのは…

医療法人社団康梓会 SAWAKO CLINIC x YS統括院長
日比野佐和子先生/皮膚科医・内科医・大阪大学医学部特任教授 

内科医・皮膚科医の二刀流。眼科医でもある。エイジマネジメント医療における第一人者的な立場として、最新の抗加齢医療、再生医療で専門的な知識と実績で知名度が高い。国内外のVIPに対する治療を担当している。

軽めのことが多い朝食もたんぱく質は心がけてとります

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フルーツヨーグルトとたんぱく質中心の朝食。マグロのボイル、ブロッコリー、ゆでたまごでたんぱく質を豊富に。たまごはできれば白身を2個分、黄身を1個分、1日の中で摂取するように意識しています。ブロッコリーは野菜の中でもキャベツの5倍のたんぱく質を含み、糖質は低いんです。牛、豚といった四肢動物のお肉はできるだけ控えるようにしています。
会食があるときは夜にたくさん食べることになるので、その場合は1日2食にスイッチ。オートファジーの考え方から、夕食を食べてから16時間空けて食事をすることも増えました。

具材も意識した胚芽米のおにぎり&無添加みそ汁が基本

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玄米や胚芽米のおにぎりと、フリーズドライの無添加味噌汁。玄米や胚芽米は精白米と比べてビタミンB1は約4倍、ビタミンEは約5倍、食物繊維は約3倍と豊富な栄養素を含み、総合ビタミン剤のカプセルみたいなものともいえます。玄米と比べて消化しやすく、かつ、栄養を損なわずに白米のおいしさを追求できます。
中でもお気に入りは「結わえる」というブランドのもの。圧力釜で炊いてあってもちもちしており、黒米、もち麦、十五穀などの独自ブレンドで味わいの変化も楽しめます。自然食品F&Fで購入できる胚芽米は、レトルトパウチなのでご飯を炊くストレスもなく、ちょっとした味変も手軽にできて飽きません。
私はおにぎりの具材には鮭やおかかを入れています。鮭はアスタキサンチン、おかかにはアミノ酸・イノシン酸・タウリン、ビタミンDなどたくさんの栄養素が含まれ、免疫向上、骨粗しょう症の予防、エイジングケアの効果が期待できます。

口どけの良いスイーツより噛み応えのあるナッツ

以前はこまめに5食派にしていたこともありますが、今はオートファジーの考え方から2食のことも多く、16時間以上の空腹時間を作るよう心がけています。合間にお腹がすくこともあるので、その際はナッツをつまみます。無塩ローストで、アーモンド、くるみ、カシューナッツなどをチョイス。しっかり噛むので満足感があります。飲み物は、ルイボスティーやほうじ茶を魔法瓶に入れて持ち歩き。
遅い時間にお腹がすいたときは、お菓子は食べず、大好きなチョコレートをご褒美的に少しだけいただきます。

魚中心のお鍋で良質な油を摂取。食後のヨーグルトもマスト!

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魚中心のお鍋、カボチャ・鮭・茸のソテーにトマト、ヨーグルトの夕食です。お鍋には野菜をたっぷり入れて、スープごと栄養を摂取。魚に含まれるEPA、DHAの良質な油オメガ3をとることで、中性脂肪や悪玉コレステロールを低下させ、睡眠の質もUPし美容効果まで期待できます。GLP-1を活性化するので脂肪燃焼も効率的に。ソテーは油を使用せず調理します。基本の基として緑黄色野菜は意識して毎日摂取するよう心がけ、食後のヨーグルトも腸活のためにマストです。

日比野先生の食事の極意は?

ボディメイクしたいときは、徹底的に鶏の胸肉と緑黄色野菜中心の食事に切り替えます。カボチャやニンジン、トマトに注目。炭水化物は白いものは避けます。パンは全粒粉、ご飯は玄米や胚芽米、麺はうどんではなく蕎麦。食事制限や激しい運動はかえってストレスホルモンを増やす場合もあるので、食事は我慢しすぎず、腹6分目を目指しています。
運動も過度ではなく適度にします。中でもウォーキングがアンチエイジングにはよく、幹細胞が活性化することがわかっています。出張中でもホテルにあるジムを利用して、ランニングマシンで速度を落として歩いています。

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取材/金子美智子 編集/浜野彩希

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