共働きのための”平日ごはん”が楽しくなるコツまとめ
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毎日へとへとだけど、「明日もがんばろ!」をくれるおうちごはんを諦めたくない!働き盛りのCLASSY.世代が実践している自炊ハックから、料理モチベが上がる新発想レシピなど、共働きのふたりのQOY(クオリティ オブ 夕飯)アップのためのあれこれをお届けします!
共働きの#平日タイパごはんをもっと楽しくする6つのこと
1.長谷川あかりさんのレシピが「とにかく神がかってる!」と人気
・難しい食材を使わず、短時間で簡単にできるものが多く重宝しています。長谷川さんのレシピと出合って、料理が楽しくなりました!(徳江みずきさん/PR関連)
・ホッと一息つける、健康的で優しい味付けに夫婦揃って虜に。手軽に作れるものばかりなので、疲れた日にこそ作りたくなります。(大熊恵子さん/商社勤務)
◼︎Who is 長谷川あかりさん
料理家、管理栄養士。子役タレント・俳優として活動後、大学で栄養学を学び、管理栄養士の資格を取得。SNSに投稿されたレシピが人気を博し、雑誌やTV、広告などで活躍中。
2.無洗米と水を入れておくだけ!?ハイテク炊飯器に投資する
週末にごはんを冷凍しなくても毎日炊き立てが楽しめる、ハイテク炊飯器の購入を妄想中。帰宅後の自炊が楽しみになりそう!(高梨美嶺さん/商社勤務)
\炊き上がったらおひつごと卓上に出してもOK/
無洗米と水をセットするだけで、計量・投入から炊飯までが全自動に。スマホで操作できるので、外出先からの炊飯予約も可能。自動計量IH炊飯器SR-AX1 オープン価格(パナソニック)
3.野菜一種類だけで完結する“ミニマル料理”を取り入れる
買出しに行けない日も、冷蔵庫に残っている食材を有効活用できる“〇〇だけ”レシピに出合ってから自炊のハードルが下がりました。(清水聖波さん/航空関連商社勤務)
4.カレー粉やスパイスを有効活用する
・手間いらずでお店のような味が叶うので、カレー粉やクミン、チリパウダーなど常備。主菜からスープ料理まで幅広く愛用中です!(遠藤未有さん/不動産金融関連勤務)
・山椒にハマって以来、スパイスの万能さに開眼!いろいろな種類のスパイスを揃えて味付けのマンネリ防止に役立てています。(桜井藍海さん/制作関連会社勤務)
1950年に誕生した大ロングセラー商品。30数種類のスパイスを独自にブレンドし、焙煎・熟成させています。一缶あれば料理レパートリーが広がること間違いなし。赤缶カレー粉37g¥429(エスビー食品)
5.手抜きおかずもサマになる「おぼん」を導入する

忙しくて品数が少ない日も、おぼんにのせるだけで丁寧に暮らせた気分に。自己肯定感が上がり、心なしかおいしさ&満足度も倍増♡(植田 舞さん/商社勤務)
6.もっとラクするための便利アイテムを揃える
「いいピーラー」と「いいハサミ」があれば包丁を使わずに済む日も!

・お肉や野菜をチョキチョキ切って、そのまま鍋に投入すれば包丁&まな板いらず。刻みねぎなど薬味がちょっと欲しい時にも便利です。(首藤奈穂/本企画担当ライター)
・皮剥きだけでなく、野菜をスライスしてスープやサラダにイン。力を入れずとも抜群の切れ味で、一度使い始めたら手放せません!(下田真里衣/本企画担当ライター)
左から/付け替え可能な超硬質ステンレスの刃によって、軽い力で極薄に皮が剥けます。エバーピーラー右きき用¥3,300(飯田屋)簡単に分解できて隅々まで丸洗いできるオールステンレス製。キッチンスパッター¥5,500(鳥部製作所)
まな板も兼ねるお皿で洗い物最小化計画

最近買ってよかったものナンバーワン!忙しい朝もフルーツやサラダを摂れるようになったうえ、見た目もオシャレで気分もモチベーションも上がります。(飯室紗季さん/CLASSY.ライター)
軽くて高硬度なSPS樹脂製プレート。食材を切ったらそのまま食卓へサーブ! CHOPLATE 174mm¥1,870(河辺商会×TENT)
料理上手気分になれる電動ミルでモチベUP

肉や魚に下味をつけたい時など片手で塩や胡椒を挽けるのが便利。見た目もスタイリッシュでキッチンのアクセントになっています。(中林しおりさん/ITコンサル勤務)
片手のワンプッシュで挽ける簡単操作。電池不要のUSB充電式です。充電式ミルソルト&ペッパーミニ¥8,800(ラッセルホブス/大石アンドアソシエイツ)
お鍋の隅まですくえるスプーンでストレス激減

これ一つで、炒める・混ぜる・取り分けるのすべてができてしまう優れもの!洗い物が最小限になるのも嬉しいポイントです。(小林史果さん/IT関連勤務)
適度にしなって鍋肌にフィットするので食材を無駄なくすくえます。シリコーン 調理スプーン¥490、スモール¥390(ともに無印良品)
「野菜一種類だけ」でもおいしいおかず4選!
1.ナスのあまから煮

【材料】
・ナス…300g(2~3本)
・濃口醤油…18g(大さじ1)
・みりん…18g(大さじ1)
・サラダオイル…30g(大さじ2と1/2)
・水…150cc
【作りかた】
①材料を全て鍋に入れ、蓋をして中火にかける。
②ナスがしんなりして煮汁に浸ったような状態になったら、蓋を取り、汁気がほぼなくなるまで煮詰める。
材料を全て鍋に入れて火にかけるだけ! だしを使わず、あえて「水」で煮ることですっきりと食べ飽きないおいしさになるだけでなく、常備菜として翌日以降も様々に展開できます。大根おろしや大葉などの薬味やかつおぶしやしらすをのせるなど、アレンジも自由自在です。
2.キャベツのナンプラーマリネ

【材料】
・キャベツ(さっと茹でて水気を切ったもの)…100g
・ナンプラー…5g(小さじ1弱)
・酢…5g(小さじ1)
・サラダオイルまたはオリーブオイル…10g(小さじ2強)
【作りかた】
①キャベツをさっと茹でて水気を切り、残りの材料を加えて混ぜ合わせる。
キャベツの甘みとナンプラーのコクが相まって、これだけの材料とは思えない、深みのあるおいしさが楽しめます。レシピのポイントは、分量の「割合」です。茹でて水気を切ったキャベツの重さをきちんと計って、この割合の調味料を加えると味がピタッと決まります。
3.トマト三杯酢

【材料】
・トマト…150g(中1個)
・酢…20g (大さじ1強)
・みりん…20g(大さじ1強)
・薄口醤油…10g(小さじ2弱)
【作りかた】
①トマトを一口大に切り、残りの材料を加えてよく混ぜ、30分以上おく(途中で1、2回上下を返す)。
*味の上ではみりんを煮切る必要はありませんが、アルコールを飛ばしたい場合は600Wの電子レンジで30秒ほど加熱して使います。
ノンオイルのサラダ感覚の酢の物です。トマトを合わせ酢に浸しておくことで、トマトからもおいしいジュースが浸み出し、全体がまろやかにまとまります。30分ほどで浸かりますが、一晩おくとよりこなれた味わいに。冷やし麺のトッピングや、肉・魚料理の付け合わせとしてもどうぞ。
4.月見オクラ

【材料】
・オクラ…80g(1パック分)
・薄口醤油…6g(小さじ1)
・ごま油…5g(小さじ1)
・卵黄…1個分
・炒り胡麻…ひとつまみ
【作りかた】
①オクラは15秒ほどさっと茹でて水に取り、薄い小口切りにする。
②①に薄口醤油とごま油を加えて粘りが出るまでよく混ぜ、器に盛って卵黄と炒り胡麻をトッピングする。
食欲が無い時もスルスルと食べられる、夏バテ対策にもぴったりの一品。オクラは表面の青い部分にだけ火を通すイメージで、シャキシャキした食感と粘りのコントラストを生かします。小ぶりで柔らかいものなら、生のままでもOK。ビールのお供にも、ごはんにのせても抜群です。
教えてくれたのは…稲田俊輔さん

料理人、飲食店プロデューサー、南インド料理店「エリックサウス」総料理長。料理本も多く手掛け、最小限の材料で最大のおいしさを追求したレシピ収録の『ミニマル料理』『ミニマル料理「和」』(ともに柴田書店)が話題に。
「元気をくれるスパイス料理」3選!
1.\火を使わない/
鶏もも肉のスパイシーグリル
【材料】
・鶏もも肉…1枚
・塩(鶏肉用)…小さじ1/2
・カレー粉…小さじ1
・七味唐辛子またはチリパウダー…適量
・パプリカ…1/2個
・玉ねぎ…1/4個
・にんにく…1片
・塩(野菜用)…小さじ1/4
・オリーブオイル…適量
・バター…10g
【作りかた】
①鶏肉は余分な脂を取り除き、両面に塩をすり込む。さらにカレー粉、七味唐辛子またはチリパウダーを全体にまぶしつける。
②パプリカは細切り、玉ねぎはスライス、にんにくは潰す。すべてを合わせて塩を振り、よくなじませる。
③耐熱容器にオリーブオイルを薄く引き、②を広げ入れる。鶏肉を皮目が上になるように重ねてバターをのせ、トースターか魚焼きグリルなら20分ほど、オーブンなら230℃で15分ほど皮目がこんがりするまで焼く。
パーティーメニューに見えますが、時短に済ませたい日の鉄板レシピ!下準備ができたらほったらかして焼くだけ。ジュワジュワの肉汁にはパスタを追加しても美味。もちろん、おもてなし料理としてもおすすめです。
2.\火も包丁も使わない/
しいたけの海苔バター焼き

【材料】
・しいたけ…5個
・無塩バター…2gくらい
・海苔の佃煮…適量
・塩…適量
・花椒粉または山椒粉…適量
【作りかた】
①しいたけはハサミで軸を切り落とし、バターと海苔の佃煮をのせ、塩と山椒を振りかける。
②トースターを高温に設定して5分ほど焼く。
山椒と海苔、バターの香りがやみつきなお手軽レシピ。お酒がぐっとおいしくなるのでおつまみにもぴったり!海苔の佃煮によって塩分量が違うのでお好みで塩や山椒の量を調整してください。
3.\火を使わない/
オニオングラタンスープ風

【材料】
・新玉ねぎ…1個
・塩…ふたつまみ
・醤油…ひとまわし
・顆粒コンソメスープの素…ひとつまみ
・水…60cc
・バゲット…1枚
・にんにくスライス…1枚
・ピザ用チーズ…たっぷり
・ナツメグパウダー…適量
・粗挽き黒胡椒…適量
【作りかた】
①玉ねぎは皮を剥いて上下を切り落とし、根の部分に深めに切れ込みを入れる。耐熱容器に玉ねぎ、塩、醤油、コンソメ、水を入れ、ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで5分ほど加熱する。
②バゲットににんにくをこすりつけて香りを移し、こんがりと焼く。
③①の玉ねぎの上にバゲットとチーズをのせてナツメグを振り、再びラップをかけて600Wの電子レンジで1分ほど加熱する。仕上げに黒胡椒を振る。
余りがちなナツメグをプラスすれば、レストラン級の味わいに。レンジだけで完成する、もう一品に嬉しい簡単レシピです。普通の玉ねぎでもおいしくできますが、新玉ねぎがあればぜひ!コトコト煮込まなくても、新玉ねぎがとろとろになります。
教えてくれたのは…中本千尋さん

フードコーディネーター、料理家。国内外の店舗メニュープロデュース、商品企画、自身のプロダクトブランド「Dish(es)」運営等に携わる。著書は『中本千尋のひと皿レシピ』(主婦の友社)。東京にスタジオ「日 工房」をオープン。
撮影/土居麻紀子 スタイリング・料理/石黒裕紀 取材/首藤奈穂、下田真里衣 編集/陣内素実 再構成/Bravoworks,Inc.
※CLASSY.2025年7月号「共働きの私たちの#平日タイパごはんをもっと楽しくする6つのこと」より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。