推しが増える予感♡ 2025年、韓ドラ界を沸かせた次世代イケメン特集
今年もあっという間に、残すところ１ヶ月。ということで、２０２５年もリフレッシュ時間を充実させてくれた韓国ドラマ界を賑わせた編集部注目のフレッシュな若手イケメン俳優をピックアップ！ 次回視聴のドラマの参考に。
２０２５年半下半期を代表するドラマ『暴君のシェフ』からは、２人の注目株が登場！
韓国と同時配信され、日本ではNetflixの今日のTOP１０で上位をキープし、非英語ドラマ部門では２週間連続でグローバル１位を記録するほど世界で話題となった『暴君のシェフ』。モデルとなっているのは朝鮮時代の歴史上最も冷酷非道な君主と言われる第１０代国王・燕山君。本作では美食家で繊細な人物と描かれていることに本国では当初、疑問の声もあったようですが、回が進むにつれ視聴率は右肩上がり。最終回では17．1％の視聴率を記録。韓国での放送局だったtvNの今年放送されたドラマのうち最高成績を収める有終の美を飾った話題性抜群の作品。その人気の一端を担っていたのは出演者たち。アイドルグループ少女時代出身で最近女優として人気作に立て続けに主演しているユナはもちろんのこと、ライジングスターとして注目されたのが悪名高い暴君イ・ホンを演じたイ・チェミンと謎多き芸人コンギルを演じたイ・ジュアン。
イ・チェミンは２０００年生まれの２５歳。身長１９０ｃｍのスーパースタイルときりっとした強い眼差しをもつ王子様系イケメン。２０２１年にデビューすると、２０２２年にはスターの登竜門と言われるミュージックバンクのMCに抜擢され（過去にはソン・ジュンギ、パク・ソジュン、パク・ボゴムなど）『イルタ・スキャンダルー濃いは特訓コースー』で注目を集めます。『暴君のシェフ』は、降板したパク・ソンフンの代わりに抜擢され準備期間１ヶ月で王を演じるための乗馬や書道のレッスンを受け、時代劇初挑戦とは思えない堂々とした演技で視聴者を惹きつけ大ブレークした逸材。なんと、歌も踊りもピアノも弾き語りもできるアイドル顔負けの才能も。まだ出演作が少ない中、『暴君のシェフ』が終わる頃には３０件の出演作のオファーがあったとか。来年１月に東京でファンミーティングの開催も決定。今もっとも注目されている若手俳優です。
脇役ながら強い印象をのこしたのが『暴君のシェフ』でコンギル役のイ・ジュアン。１９９６年生まれの２９歳。身長１８４ｃｍ、軽やかな長髪と甘いヴィジュアル、そして韓服姿からは想像つかないほどのスタイリッシュな私服が話題になるおしゃれ系イケメン。芸歴は長く、２０１８年『SKYキャッスル』でデビュー。『女神降臨』『スノードロップ』など多ジャンルのドラマに出演し個性豊かな役柄を演じ経験を積み『暴君のシェフ』で注目されるように。趣味富豪と言われるほど趣味が多く、ピアノを長く習い、『暴君のシェフ』の役作りのためにアクロバティック、パンソリ、そしてバレエも習ったそう。母親に肝臓移植をするなど家族想いな一面も。日本語を勉強しているそうなので、いつか日韓共同制作作品に！ と期待がふくらみます。
『暴君のシェフ』
STORY
フランス料理のシェフ、ヨン・ジヨン（ユナ）は、自身のシェフ人生をかけて参加したフランスの最高峰の料理大会で優勝、ミシュラン三つ星レストランのヘッドシェフの座を手にする。父に頼まれた古書を手に入れ、フランスから韓国へ帰る機内の中で皆既月食を目撃、気がつくと朝鮮王朝時代にタイムスリップしてしまう。 偶然に、現代史では暴君と呼ばれる王イ・ホンと出会う。絶対味覚をもち、美食家のイ・ホンに見初められ王宮の厨房に水刺間に、宮廷料理人として入り、独創的な料理の数々で人々を魅了していくが、宮廷に渦巻く陰謀や権力闘争に巻き込まれていき…
スター街道を約束された若手注目株は運さえも味方に！ 話題作に立て続けに出演のフレッシュなイケメン
スター街道を突き進む若手俳優は不思議と運をも味方につけ、注目されるドラマへの出演が続き、視聴者の記憶に残りブレークするもの。２０２５年、話題作に立て続けに出演していた注目株は、チュ・ヨンウ、カン・ユソク、チュ・ジョンヒョクの３人。
名だたる新人賞総なめのチュ・ヨンウ
１９９０年生まれの２６歳。身長１８６cm。両親は元モデル、弟（チャ・ジョンウ）も俳優というサラブレット。高校までは数学が好きな優等生だったようですが、大学入学前にJYPエンターテイメントにスカウトされたことをきっかけに俳優を目指すようになったそう。韓国総合芸術大学に入学後、２０２１年にwebドラマデビュー。なんと同級生には、イ・チェミンがおり、ファンの間では「最高の１９学番」と言われているとか。（俳優のキム・ゴウン、パク・ソダム、アン・ウンジン、イ・ジェフン、キム・ソンチョル、イ・サンイ、スホ（EXO）も韓国総合芸術大学の同級生で「伝説の１０学番」と言われている。）『田舎町ダイアリーズ』に出演し徐々に知名度を上げ、２０２４年に『オク氏夫人伝』２０２５年に『トラウマコード』『広場』と立て続けに話題作に出演し、大ブレーク。トーク番組や授賞式に出席する度に明かされる、男らしいヴィジュアルからは想像ができない天然な発言、アニメ好き、細やかな気遣いができる人柄に沼落ちする人、急増中。もちろん、肝心の演技力も抜群。ミステリアスなイケメンや、サイコパスな役から気弱な役柄まで変幻自在にこなす達者ぶりに目が離せません。
『トラウマコード』
STORY
ここでいうトラウマとは命にかかわる外傷のこと。韓国の名門大学病院の重症外傷チームは、有名な医師が激務で倒れて以来、当直の外科医が持ち回りで担当し機能させていた･･･ そんな時、時の大臣の思惑で国境なき医師団の元メンバー、天才外科医のペク・ガンヒョク（チュ・ジフン）が赴任してくる。肛門外科医として将来を嘱望されていたヤン・ジェウォン（チュ・ヨンウ）は感銘をうけ弟子になることを決意するが、ガンヒョクは想像以上に型破りなドクターだった…
『オク氏夫人伝ー偽りの身分 真実の人生ー』
STORY
父と、残忍な両班の家に仕えるクドク（イム・ジヨン）。仕えている両班の家で、主人の娘キム・ソヘ（ハ・ユルリ）の縁談相手のソン・ソイン（チュ・ヨンウ）と出会う。破談になった原因がクドクにあると勘違いしたソヘからの虐待に耐え兼ね父とともに逃亡するが生き別れてしまう。その後、小さな宿で職を見つけていたクドクは両班の令嬢オク・テヨンと仲を深める。そんな時、宿が山賊に襲われテヨンは亡くなり、一命をとりとめたクドクは、テヨンの家で目覚める。テヨンの祖母から、テヨンとして生きていくように告げられたクドクは、両班の令嬢として生きていくことになるが・・・。チュ・ヨンウはソイン役以外にも武芸に長けたソン・ユンギョム役の１人２役で出演。
『広場』
STORY
ある出来事をきっかけに、自らアキレス腱を切り、犯罪組織と縁を断ち切った元構成員のナム・ギジュン（ソ・ジソブ）。平穏な日々を過ごしていたが、ある日、構成員として組織に属していた弟ナム・ギソク（イ・ジュニョク）が殺害される。ギジュンは弟の死の真相を突き止めるために、再び裏の社会に足を踏み入れ、容赦ない復讐劇を繰り広げていくが・・・。チュ・ヨンウは、ギジュンがかつて所属していた犯罪組織ジョウンのボスの御曹司役。
毎月のように話題の新作に出演していたカン・ユソク
１９９４年生まれの３１歳。身長１７８ｃｍ。デビューは２０１８年。『浪漫ドクター キム・サブ２』や『ペイバック～金と権力～』『ひかり男子生徒会』『まだ頑張っていないだけ』の好演で徐々に注目されていた彼の知名度を確固たるものにしたのが２０２５年のヒット作『おつかれさま』での主役のエスンの息子、クムミョンの弟、ヤン・ウンミョン役。優秀な姉にコンプレックスを抱き、一発逆転ばかりを狙うお調子者。両親をいつまでも困らせるトラブルメーカーながら憎めない役を魅力的に演じ、物語のキーパーソンとして話題に。その後、配信時期がずれていた『いつかは賢いレジデント生活』が『おつかれさま』終了後、間髪いれず配信、またもやドラマがヒット。そしてまた直後にイ・ジョンソクの３年ぶりのドラマ復帰作として話題になった『瑞草洞＜ソチョドン＞』の配信。運を味方につけた怒濤の活躍でブレーク！ 素直な陽キャラを演じたら右に出る者なし。リアルな表現力にたけた演技力は、もはやヒット作には欠かせない存在です。なんと、２０２６年２月に、ファンミーティングの日本での開催決定！
『おつかれさま』
STORY
1960年代の韓国・済州島から2025年の韓国・ソウルを逆境にめげずに生き抜く家族2代を描いたヒューマンドラマ。貧しい家庭に生まれながらも詩人を目指す聡明な少女オ・エスン（IU）。実の母親を早くに亡くし逆境の中懸命に生きるエスンを、いつだってどんな時だって、そばで守り味方でいる誠実な少年ヤン・グァンシク（パク・ボゴム）。激動の社会情勢の中で揉まれながらも家族を作り、そしてその子供たち、周囲の人々の人生の軌跡を四季と共に描いた感動作。カン・ユソクはエスンの息子役で出演。
『瑞草洞＜ソチョドン＞』
STORY
ソウルの法曹タウン“瑞草洞”にある、複数の弁護士法人が入居するヒョンミンビルで働くアソシエイト弁護士のアン・ジュヒョン（イ・ジョンヒョク）、チョ・チャンウォン（カン・ユソク）、ペ・ムンジョン（リュ・へヨン）、ハ・サンギ（イム・ソンジェ）、ユ・ドンウク（キム・ギョンナム）。同じビルに勤めるよしみで、日々の昼食や夕食をともにする食事会で絆を深めてきた5人だったが、ある日ドンウクが退職。時を同じくして新米弁護士カン・ヒジン（ムン・ガヨン）が仲間入りする。法廷ドラマとしての面白さはもちろん、仲間との交流を深める何気ない食事会が丁寧に描かれる、新しいタイプの法曹ドラマ。
『いつかは賢いレジデント生活』
STORY
インターン研修を終えクリニックに勤めたものの、あることをきっかけにクリニックを辞めたオ・イヨン（コ・ユンジョン）。金銭的に困窮し姉の計らいで、嫌々ながら鍾路ユルジェ病院の産婦人科でレジデント（研修医）として勤務し始める。ファッションが大好きで高校時代同級生だったピョ・ナムギョン（シン・シア）、元アイドルという異色の経歴をもつムードメーカー、オム・ジェイル（カン・ユソク）。頭脳明晰、首席で卒業のAI型模範生、キム・サビ（ハン・イェジ）。個性豊かな同期達、先輩たちに助けられもまれながら、時には生命の誕生に感動し、時には理不尽なことに直面し、失敗を繰り返しながら、懸命に働く、1年目のレジデント達の奮闘記。
確かな演技力で幅広い役をこなすチュ・ジョンヒョク
１９９１年生まれの３４歳。身長１８３.２cm。中学３年生の時にニュージーランドに留学、オークランドの大学を卒業後、韓国に帰国。バーテンダーとして働いていた時にお客さんに広報映像の出演を誘われ、演技に興味がわいたそう。２０１９年『カカオMアクターズ』というオーディション番組で、なんと７００倍の競争率を突破し最高得点を獲得、現所属事務所に所属することに。強烈な印象を残したのが２０２２年の『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』誰からも愛されるウ・ヨンウを煙たく思い、ねたんで意地悪する、クォン・ミヌ役。あまりにもリアリティのある意地悪さに注目が！ ２０２４年には日本の新春スペシャルドラマ『スロウトレイン』（TBS系列）にも出演し、話題に。２０２５年に配信されたのは『トリガー ニュースの裏側』『北極星』『コンフィデンスマンKR』と、面白そうなドラマを見るとチュ・ジョンヒョクが出ているような正に無双状態。本人は末っ子気質の明るくムードメーカーですが、意地悪役、頼りになる警護室長からコメディまで幅広く熱演。カメレオンぶりで、次回作ではどんな一面を見せてくれるのか、これからが更に楽しみな若手俳優です。
『北極星』
STORY
大統領候補となった国会議員の夫チャン・ジュニク（パク・ヘジュン）の選挙のために帰国した外交官のソ・ムンジュ（チョン・ジヒョン）。南北の平和統一ミサの最中、ジュニクが暗殺され、犯人を取り押さえた謎のカメラマン、ペク・サンホ（カン・ドンウォン）と出会う。夫の遺志を継ぎ、また夫の死の真相を突き止めるために、ムンジュは大統領候補として出馬を決意。義理の弟チャン・ジュンサン（オ・ジョンセ）に反対されながらも、財閥家を切り盛りする義理の母イム・オクソン（イ・ミスク）と手を組み、選挙活動を始めるが暗殺事件の背後には南北を巡る政治的な工作があることを知り、自らも命を狙われ始める… チュ・ジョンヒョクは、警護室長役で出演。
『コンフィデンスマンKR』
STORY
幼少期のある出来事により表舞台から遠ざかっていた天才的頭脳をもつ財閥令嬢ユン・イラン（パク・ミニョン）。多彩なセンスとユーモアを兼ね備えた魅力溢れる謎めいた詐欺師ジェームズ（パク・ヒスン）。チームの末っ子で陽気なムードメーカー、ミョン・グホ（チュ・ジョンヒョク）。そんなイランが留学生活から帰国し秘密裏に立ち上げた事業、“コンフィデンスマン”。それぞれの異なる魅力をもつ詐欺師3人が、奇想天外な方法でお金と悪い欲望にとらわれた人々から財産を奪っていく痛快クライム・エンターテインメント。
『トリガー ニュースの裏側』
STORY
警察や検察も解決できなかったような社会問題を鋭く切り込む内容で人気を集める調査報道番組『トリガー』。信念を貫きながら破天荒な調査も迷わず進める調査チームの、リーダーであり番組のアンカーを務めるオ・ソリョン（キム・ヘス）。学歴コンプレックスを抱えながら頑張る末っ子プロデューサー、カン・ギホ（チュ・ジョンヒョク）、自己中心的でポーカーフェイスの新人プロデューサー、ハン・ド（チョン・ソンイル）など、個性的なメンバーで、番組を作ってきたが、ある際どい報道をきっかけに、番組存亡の危機に直面。番組を守る手段として、20年前の有名俳優が行方不明になった未解決事件を解決することになるが･･･
この記事を書いたのは・・・
STORYライター 味澤彩子
韓国ドラマだけでなくファッション、皇室、美容、カルチャーとさまざまなジャンルを担当するライター。１度ハマるととことん突き詰める生まれながらのオタク気質で、感動する作品に出合うと、スタッフ、俳優、関連する作品を芋づる式に鑑賞し、寝る暇も惜しんで韓流ドラマ三昧。気がついたら、ビジュアル、内容、演出、文化面多方面から語るようになり、韓ドラの1人おすぎとピーコと言われるように。好きな俳優はチュ・ジフン、カン・ハヌル、ソン・ソック。好きな脚本家はイム・サンチュン作家。今は、映画『ファーストライド』の日本公開を心待ちにする日々！
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