【管理栄養士に聞きました】お弁当を彩りよくするコツとは?

毎朝欠かすことのできない「お弁当づくり」。今回は、全体の彩りが悪く、見栄えがいまいち…という悩みを解消する「お弁当の彩りをよくするコツ」を、管理栄養士の前田さんに教えてもらいました。

教えてくれたのは


前田量子さん

管理栄養士。定番家庭料理の教室を主宰。一般社団法人日本ロジカル調理協会代表理事。調理科学に基づいた、家庭料理やお弁当のつくり方を紹介した本が、美味しくつくれてわかりやすいと大人気。12月に新刊出版予定。

Q.子どもっぽくならず彩りよくするには?

A.黄を意識しましょう
「彩りには赤!と考える方が多いですが、赤は加熱すると色が沈みがち。お弁当で映える色は、実は黄色!黄色を意識すると、今までとはちょっと違う素敵なお弁当に見えますよ」(前田さん)

お弁当の彩りをよくする黄色食材6つ

黄色①カボチャ

煮ても焼いても使えるカボチャは、マッシュサラダに。電子レンジ可の袋に入れて加熱し、マヨネーズで味つけ。

黄色②黄ミニトマト

お弁当の隙間を埋めるのに重宝するミニトマトですが、赤ではなく黄色を選ぶと、一気に差がつくビジュアルに。

黄色③カレー粉炒め

タンドリーチキンなど、カレー粉を使ったメニューも黄色いおかずの代表格。食欲が進むクミンはお弁当に最適。

黄色④黄パプリカ

定番の肉詰めは、黄色のピーマンやパプリカにチェンジすれば、印象が変わってぐんとおしゃれなおかずに。

黄色⑤とうもろこし

つぶつぶのビジュアルでかわいらしさも。輪切りや半月切りで見た目を変えたり、芯から外して炒めても!

黄色⑥チーズ焼き

具材にチーズをのせて焼くだけで、簡単に黄色のおかずになります。カルシウムもとれ、栄養豊富なおかずに。

対比する色を入れるとさらに色が引き立ちます!

紫と対比させると

黄色の反対色の紫を隣に持ってくると、お互いを引き立てメリハリのあるお弁当に!レモンの隣に紫キャベツのマリネを添えて大人っぽく仕上げます。
ラ ペタル ランチボックス PK W16.5×D11×H6.2cm 650ml ¥2,100(逸品社)

黒と対比させると

黒いきくらげを黄パプリカの隣に持ってくることで締まって見え、子どもっぽくない素敵なお弁当へとランクアップ!しいたけも黒いおかずに使えます。
ランチボックス二段PW-28K(仕切付)ネイビー W17.7 ×D7.6×H8.4cm 上段340ml、下段300ml ¥1,300(オーエスケー)

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撮影/山下忠之 フードコーディネート/前田量子 取材・文・スタイリング/澁谷真里 構成/タカノマイ(Mart編集部)

Mart2019年10月号
ラクして続く「お弁当革命!」Part2 量は?栄養は?「中高生弁当」15の鉄則 より

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