それダメなの?「サウナ初心者」が陥りがちな最初の罠3選
日本は古くから銭湯の文化があり、銭湯にはサウナがセットになってる所も多く、日本人にとってサウナは身近な存在と言えます。時短で脳疲労が癒せ、代謝が向上して美肌効果も◎、さらにお値段もリーズナブルとくれば、「サウナへ行かない手はない!」と勇み足になりそうですが、ちょっと待って。実は間違ったサウナの入り方をしてしまうと却って脳疲労を加速させてしまう原因になってしまうんです!これからご紹介するNG行動、もしかしたら心当たりがあるかもしれませんよ?
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▶自分を責めないで!「風呂キャン」や「先送り癖」はあなたが怠けているわけではない理由
まずは自分の「心地良さ」を知ることが重要!サウナは我慢比べの場所ではありません!
ドラマ「サ道」の影響もあってか、最近サウナに興味関心を持つ人達が増えているようです。ですがマナー面含め、サウナの入り方を予習せずにサウナに来ている印象が。サウナに入る前に体を洗って清潔にすることは当たり前ですが、その後にサウナ初心者が陥りやすい最初の罠が。それは「無理をし過ぎる」ということ。サウナに入ることで、脈は平常時の約2倍になります。その段階で水風呂に移行することがベストですが、特に若い方の傾向として、さらにサウナに居続けてしまうのです。息が切れない程度の運動時の心拍数を超えてしまうと、心地良さから徐々に体への負荷が大きくなっていき、無理をしすぎるとせっかくの気持ち良さや健康効果が逆効果になります。サウナは我慢すればするほど良いものでは決してなく、自分が心地良さを感じる度合いで利用するのがベスト。その心地良さを見逃さないために、飲酒してからのサウナが厳禁です。酩酊状態だと自分の感覚に鈍感になってしまい、場合によっては生命の危険もありますので絶対に止めましょう。また、サウナは大体階段状になっており、上段の方が熱くなります。上段の方が上級者!というサウナマウントをとる人がいますが、上段の人は高温に耐えられずすぐに出てしまうこともあるので、下段の方が心地良くじっくりと体の深部から温められる、なんてことも。いずれにせよ決して我慢することなく、「今心地良いかな?これ以上はしんどいかな」と常に自分の感覚に耳を澄ませることが重要です。
水風呂が苦手だから入らない!は、サウナに上手く入れていない証拠
サウナは好きだけれど、水風呂はどうしても苦手!という方がいますが、もしかするとそれはサウナで十分に体が温まっていないにもかかわらず水風呂に入ろうとするからかもしれません。女性に多いのですが、「サウナに入っても汗を掻けない」というセリフ。実はそれは勘違いで、汗が水滴になる前に蒸発しているだけ。汗腺も発汗量も人によって違うので、汗を掻けていないわけではないのです。逆に、「汗を凄く搔いたから」という理由でサウナからすぐに出てしまう人も。サウナで重要なのはあくまで「自分の心地良さ」なので、視覚的な情報や時間に惑わされないようにしましょう!深部まで温まった状態で水風呂に入るときっと心地良さを感じるはず。水風呂の中でじっとしていると肌表面に膜が貼られたような確認になり、不思議と冷たさを感じなくなるはずです。この膜はサウナーの間では「羽衣」と呼ばれる現象。是非体験してみてください!
サウナ→水風呂→外気浴のワンセットの間に余計な行動は挟まないことが鉄則!
サウナは基本的には自分の心地良さに従って好きに入っていいものではありますが、絶対に守ってほしいルールが1つ。それはサウナ→水風呂→外気浴というワンセットの間に別のアクションを挟まないこと!髪を洗ったり湯舟に浸かるにもNGです(各セットの間であればOK。そのタイミングで水分もたっぷり補給しましょう)。サウナで高温に晒され、その後水風呂で急激な温度変化を起こしてからの外気浴という一連の流れで自律神経が活発になるので、別のアクションを入れてしまうと脳疲労を癒すととのい効果を得られなくなってしまうのです。そしてサウナ→水風呂→外気浴は大体3セット以内に留めておくことが重要。それ以上回数を重ねてしまうと、逆に自律神経の働きが鈍ってしまうので、体にも脳にも疲労感が残ってしまいます!
適正にととのった後はしっかりと肌の保湿を。日本で主流のドライサウナはとても乾燥している空間なので、脱衣場に入ったらワセリンやクリームなどで保湿することで、代謝促進で綺麗になった美肌を健やかに保てます。
教えてくれたのは
日本サウナ学会代表理事。慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット特任助教。医学的な見地とマインドフルネスの視点を兼ね備え、現代人の悩める脳疲労問題に精通。脳と体を”ととのえる”上でサウナの有効性を説き、全国にサウナーを増やし続ける。ご自身も毎日サウナに通う生粋のサウナー。
『医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?』
著者:加藤容崇
本体価格:1,400円 税込価格:1,540円
ダイヤモンド社・刊
https://www.diamond.co.jp/book/9784478110317.html
サウナドクターとしても知られる著者渾身のサウナ入門書。脳疲労を解消するための効果的なサウナの入り方がわかりやすく明記されており、読み終わったらその足でサウナに行きたくなること間違いなし!
取材/キッカワ皆樹 編集/岡村宗勇 写真/PIXTA