弾丸旅もOK!台湾のラグジュアリー温泉リゾート〜後半〜

翌朝は小雨でしたが、しっとりと濡れたグリーンがさらに濃く深いグラデーションとなって、この雨さえも演出なのかと思えるほどの美しさ。 山からゆっくり降りてくる薄雲と、川面の翡翠色と鳥のさえずり…テラスのデッキに横たわれば、まさに桃源郷ってこんな所なのかな…と、しみじみ。 朝食は昨晩と同じレストランでいただきます。 レストランからの眺めも素敵ですが、夜はオーシャンフロントのように、窓の外はかなり暗いので(笑)景色を楽しみたいなら日中です! 朝食はウェスタンか台湾スタイルを選びますが、今回も迷わず台湾スタイルを選択。 ここの朝食は味だけでなく、メニューのバランスが秀逸だと思います。 青菜もシャキシャキ、煮魚の味つけも全くクセがなく、誰にも食べやすい味です。 小籠包も朝からするりと胃に収まるような、スープ多めであっさりと優しい味わい。 ちなみに木村拓哉さんが、台湾政府観光局2015年のCMで小籠包を召し上がっているのが、こちらのレストランになります。 そういえば前回よりめっきり日本人ゲストが増えたと思いましたが、ファンの方にとっては嬉しい聖地なのかもしれません。   チェックアウト前に、またお部屋の温泉へ。 湯温は熱めなので冷水で薄めず、先に溜めて冷ましてから入るのがおススメです。 冷ましてから入るので、鏡がすっかり湯気で曇ってますが(笑)アメニティがクラランスなのはさすが! 烏來温泉のパックも付いてるので、しっかりパックしながら最後の入浴を楽しみます。 外の景色をのんびり見ながら、好みの温度での温泉タイムは最高! 肌がしっとりと柔らかくなるような、無色透明の弱アルカリ性炭酸泉の効能で、体の深部までじんわりとポカポカです。   さて、名残惜しくもチェックアウトの後はホテルのスパ『Dasha Spa』へ。 世界的栄誉ある『World Luxury Spa Awards』を2018年に獲得するなど、非常に評判の高いスパですが、 スタッフの包み込むような優しい笑顔に、すっかりリラックスして癒されます。 到着すると、ふかふかのおしぼりと、温かいお茶がサーブされました。 ほんのり甘みのある香ばしい風味だったので、これはゴボウ茶ですか?と伺うと 『ジンセン』という高麗人参と同じウコギ科のハーブで、血行を良くし気を高めてくれる作用があるそうです。 序盤は丁寧なカウンセリングから。 アロマオイルは陰陽五行説に基づいてブレンド、相談しながら好みの物を選べます。 どちらもいい香りで迷いましたが、私はシダーウッドやジュニパーの入った、腎を浄化する『水』のアロマオイルを選択。 そして個室へ移動して、待望のエステタイム。 案内された施術ルームは、大きな窓からグリーンの絶景が広がる、素敵な個室でテンションアップ! 先ほど選んだアロマオイルも焚いてくれ、お部屋に入った瞬間、すっきりと穏やかな香りが広がります。 私はお部屋の温泉から直行だったので、個室風呂をオーダーしなかったのですが、オプションでフラワーバスのオーダーもできるようです。 それから90分のアロママッサージは…極楽。そのままずっと続けて〜と願うような、ものすごいゴットハンドでまさに至福の時間!! 正直リゾート地のエステって、雰囲気は良いけど弱めだったり施術レベルがいまひとつ… と感じることも多かったのですが、 こちらでは終始、全くツボを外すことも無く、指、肘、手の甲、腕をくまなく使い、深部までしっかりとアプローチ。強めの圧とゆったりとしたストロークも素晴らしい技術でした。 ゴッドハンド級の実力と一流のホスピタリティに、エンディングまで感動の連続です! 台北中心部から1時間弱で到着する、緑あふれる非日常でラグジュアリーな温泉リゾート。 最寄り駅からホテルのシャトルバスを使えば、思いのほかアクセスも楽だったという嬉しい誤算も! 次回はゆっくり連泊でも良し、もっと気軽に、日帰り温泉&エステ利用も良しと思える、本当に素晴らしいホテルでした。
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