【チェックリスト】40代、その“うっかり”は老化?認知症?脳神経内科医が語る「受診の目安」

40代になり、うっかりミスが増えてきた。「老化」の一言で笑い飛ばせない「認知症の始まり?」という一抹の不安。心配を取り除くために「もの忘れ外来」を受診するのも選択肢のひとつです。

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【チェックリスト】4つ以上チェックがついたら危機感を!

◻︎ 何度も同じことを尋ねてしまう(と、他人から指摘される)
◻︎ 何度も友達との約束を忘れてしまう
◻︎ 物を探し回ることが増えた
◻︎ 意欲が低下してきたと感じる
◻︎ 部屋の整理整頓が難しくなった
◻︎ 仕事の優先順位付けが下手になってきた
◻︎ 失敗するのが怖くて同じ料理ばかり作るようになった

同世代に聞いた「うっかりエピソード」

掛ける前に洗濯物を3階の自分の部屋に片付けて、ついでにアクセサリーを身につけて上着も着て降りてこようと思っていたのに、結局洗濯物だけ片付けて何も身につけずに1階に戻ってきた。(坂本裕子さん 42歳 主婦)

子どもの学校からスーパーヒーローの格好で来てと手紙が来て、日にちをうっかり間違えてうちの子1人だけスーパーヒーローだった日もあります。うっかりエピソードはたくさんあるんだけど一番の問題は、そんなミスをしたことすらすぐ忘れてしまい、今思い出せないこと。(加治屋裕弓さん 39歳 会社員)

電子レンジで温めたものを忘れて翌日になっていた。(柴田誓子さん 44歳 パート)

友達とBBQの約束をして「じゃ○○日に予約しておくね!」と張り切ったものの、すっかり忘れていて約束の前日に友達から「子どもが熱出して行けなくなっちゃった。ごめんね」と連絡があり、なんのことだかサッパリ……ようやく思い出し内心「セーフ……」。(吉田彩香さん 39歳 会社員)

<専門家に訊いた>もの忘れ対策

教えれくれたのは、井原涼子先生 48歳

脳神経内科医長。東京大学出身。日本認知症学会専門医・指導医。同センターでレカネマブ等認知症抗体薬による診療をリード。

◇ 長期記憶を引き出せないのは、脳の生理的な加齢。認知症とは別物です!

脳は20代をピークに徐々に萎縮します。有名人の名前を思い出せないなど、すでに知っている知識や単語が出てこないという状況は脳の衰えによるものです。一方で、直近の新しい出来事を記憶できない短期記憶障害は認知症の症状で、人に指摘される客観性と何度も繰り返す一貫性を伴っているのがひとつの指標です。

◇ 注意力が大きいほど記憶量も大きい。もの忘れは、過度なストレスが原因であることも

注意力も加齢と共に衰えますが、色々なことを同時に考えている忙しい人、育児・介護・仕事で悩みが多い人、鬱傾向の人は注意力の枠が狭まり、記憶が形成されにくいのです。もの忘れ外来では認知機能を探るだけではなく、注意力が欠ける背景や内科的要因など、ご本人が抱えているものへの気づきにも繋がります。

撮影/楠 聖子取材/小仲志帆、山脇知佳 イラスト/カメダ ※情報は2026年3月号掲載時のものです。

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