「骨格診断で選ぶいちばん似合う服」CLASSY.2019年12月号での結論!【骨格診断アナリストが診断】

CLASSY.2016年の5月号の『似合うシャツは〝骨格〟で決まる』企画を皮切りに、抜群の人気を誇る〝骨格診断〟メソッドを基にした、スタイリング紹介ページ。「CLASSY.ONLINE」では特別編として、骨格診断アナリストである本誌ライターの棚田トモコが本誌のスタイリングをすべてチェック!!その中から各骨格に似合うコーディネート、ベスト5をご紹介しています。 これを読めば、〝骨格に似合う〟はもちろんのこと、トレンドもCLASSY.らしさも兼ね備えた、コーディネートを知ることができちゃいます!

第4回目は、CLASSY.12月号を通して見た、総まとめ編です。

まずは3つの骨格の特徴をおさらい!

    ストレート体型はこんな人!

    ☑筋肉のつき方に特徴が出やすい
    ☑リッチで肉感的なメリハリボディ
    ☑身体に厚みがある
    ☑膝下はスッと細い
    ☑どちらかというと上半身に脂肪がつきやすい
    ☑肌はハリのある質感
    ☑どんなに痩せていてもガリガリに見えない
    ☑健康的で存在感がある
    ☑ウエストが出にくく、寸胴

    ナチュラル体型はこんな人!

    ☑関節の大きさに特徴が出やすい
    ☑骨格フレームを感じるスタイリッシュボディ
    ☑関節や骨格がしっかりとしている
    ☑肉感をあまり感じさせない
    ☑肌の質感はドライな印象
    ☑マニッシュで中性的な雰囲気で少年体型っぽい
    ☑くるぶしや膝などがしっかりとしていて大きい
    ☑手や足も大きい傾向
    ☑可愛いものよりもかっこいい雰囲気のもののほうがしっくり

    ウェーブ体型はこんな人!

    ☑脂肪のつき方に特徴が出やすくい
    ☑華奢でなだらかなカーヴィーボディ
    ☑身体に厚みがなく、薄い
    ☑上半身には脂肪がつきにくいので、一見細く見える
    ☑実は下半身にボリュームがある
    ☑また肌が流れるように柔らかい
    ☑二の腕が細い人が多い
    ☑首が長く、水が溜まるような鎖骨が特徴
    ☑脚が短め

「CLASSY.」2019年12月号から選んだ、各骨格に一番似合うベストコーデを発表!

    ストレート体型に似合うコーデ第1位
    シャツ×タイトスカートはストレート体型の味方
    タイトスカートにシャツを合わせたコーデは、身体に凹凸のあるストレート体型だからこそ似合います。この冬大きすぎないサイズ感で、Iライン感の強いガウンコートをプラス。アンクル丈が今年らしいオーラを発揮します。

    『CLASSY.』2019年12月号P.136 掲載

    ナチュラル体型に似合うコーデ第1位
    ナチュラル体型だけが似合うダッフルコートコーデ
    ダッフルコートはほかの骨格よりも似合うアウターなので、ぜひ取り入れたい。ナチュラル体型は、骨格的にメンズっぽいコーディネートになりがちなので、ホワイトをセレクトしてマニッシュな女性らしさを。

    『CLASSY.』2019年12月号P.113掲載

    ウェーブ体型に似合うコーデ第1位
    ウェーブ体型だけが似合う、キルティングを楽しんで
    キルティング生地はふわふわとしたものが得意なウェーブ体型だけが似合うもの。カジュアルなデザインですが、クルーネックのニットと合わせて着ることでウェーブ体型らしいフェミニンさが。ボディバッグは小さめをセレクトするのが正解。

    『CLASSY.』2019年12月号P.84掲載

以上を踏まえての、骨格診断アナリスト棚田の結論!

「カジュアルがテーマの号は、ナチュラル体型に似合うものだらけ!」

巻頭特集「ちょいスポカジュアル」でも、フーディにダッドスニーカーなどナチュラル体型に似合うアイテムの宝庫でした。

ストレート体型やウェーブ体型に似合うものを探していても、ナチュラル体型に似合うコーディネートがほとんど…という12月号。それもそのはず。今月の特集は『オシャレな人ほど、冬もカジュアル!』なのですから。フーディにダッドスニーカーにマーチンに、ケーブルニット…、今流行っているアイテムたちは、ナチュラル体型にこそ似合うものということが再認識された号でもあります。
この企画では、〝各骨格別の似合うコーディネートのベスト5を紹介する〟ということなので、便宜上順位をつけていますが、ナチュラル体型のことだけで言えば、「その5つは、どれも同じくらい似合います!」と声を大にして言いたいところ。ベスト5に入らなかったものも、〝バッグが小さいからダメ〟とか、〝シルエットはいいけれど、レオパード柄だから避けたほういい〟くらいのものです。柄や小物の選び方ももちろん大切ではあるけれど、自分に似合う服を探すときは、やっぱり骨格の良さを活かしたり、欠点を隠してくれるようなシルエットと生地の選び方に慎重になったほうがベター。そこをクリアしていれば、多少のことはなんのその! さらりと乗り越えられます。

一方、ストレート体型&ウェーブ体型は…?

「カジュアルがテーマの号は、ナチュラル体型に似合うものだらけ!」

ストレート体型もウェーブ体型も骨格診断のルールに基づいたシルエットや生地であれば、柄や合わせた小物が多少ルールから外れていても、クリアできてしまうもの。(もちろん、細部まできちんと骨格に似合うもののほうが洗練度はぐっと高くなるので、そこはお忘れなく!)そう考えると、これからの季節の必需品、〝コート〟は慎重に選ぶことが大切です。それ一枚で印象が決まってしまう上に、コーディネートの主役になるコートこそ、似合うシルエットを探さないと! トレンドの“ボアコート”や〝ムートンコート〟、〝ドロップショルダー〟のコートはナチュラル体型にこそ似合うものです。ストレート体型が着ると太って見えがちだし、ウェーブ体型は着られて見えがち。どうしても着たい場合は、ストレート体型はやや細身にするとか、ボタンは全部締めずにIラインシルエットが強調されるように、コートの中をワントーンに仕上げるなど。
ウェーブ体型はなるべくコンパクトなものを選ぶのが大前提。また、コートに関して言えば、トレンドだけを考えずに骨格ルールに基づいて選ぶのもありだと思っています。だって、それが一番スタイルが良く見えて、洗練されて見えるシルエットなのですから。トレンドではないものをいかに古くなく見せるか。そうやってオシャレに向き合うことこそ、ファッション力が身に付くというものです。11月28日に発売される「CLASSY.」2019年1月号では、CLASSY.を代表するスタイリストさんたちとそんな話をたくさんしています。きっと皆さんのお役にたてるはず! あれ、最後なんか宣伝みたいになっちゃったけど、本当に役に立つと思うので、ぜひチェックしてくださいね。

解説・執筆したのは…

棚田トモコ
ライター・骨格アナリスト

光文社「CLASSY.」や「JJ」を中心にファッションや美容ページ企画などのライターとして活躍する傍ら、骨格診断ファションアナリスト協会認定校(ICB INTERNATIONAL)にて骨格診断のディプロマを取得。以降〝骨格アナリスト〟としても活動中。ファッション・美容ライターとして培った知識と骨格診断を融合して、いかに今っぽくその人を輝かせるかを提案します。韓国と舞台観劇、チョコレートが大好きで、愛称は〝ティナ〟。