〈冬の妊活レシピ〉焼きキャベツの豆乳カレー鍋|週刊おうち薬膳
12月最終週の今回は冬の「妊活レシピ」をご紹介します。気温が下がり冷えを感じやすい冬場、意識したいのは体を温めること。食事改善で巡りの良い体を目指しましょう。
◉今週は「妊活中におすすめ」の薬膳レシピ
焼きキャベツの豆乳カレー鍋
◉材料(2~3人分)
キャベツ 1/4個
ブロッコリー 1/2個
豚バラしゃぶしゃぶ肉 100g
〈A〉酒 大さじ1/2
〈A〉片栗粉 小さじ2
ウィンナー 4本
れんこん 1/2個
にんじん 4センチ
スプラウト 1/2パック
〈B〉だし汁 400ml
〈B〉めんつゆ(3倍濃縮)、カレー粉 各大さじ1
〈B〉鶏がらスープの素 小さじ1
無調整豆乳 100ml
◉つくり方
- キャベツは芯を中心に縦3等分に切る。ブロッコリーは小房にわける。れんこんは5ミリ幅、にんじんは皮を剥き2~3ミリ幅に切る。豚ばら肉は食べやすい大きさに切りAを揉む。ウインナーには数か所斜めに切り込みを入れる。スプラウトは洗い根元を落とす。
- 鍋にキャベツを入れ、焼き目がつくまで焼いたら取り出す。Bを入れて沸かし、れんこんとにんじんを入れ蓋をして弱火で5分煮る。豚肉を鍋にくぐらせたら、スプラウト以外のすべての材料を入れ沸いたら蓋をし弱火でさらに5分煮る。豆乳を加え温め、食べる前にスプラウトを添える。
■このレシピのポイント
・温まる鍋+カレーのスパイスでぽかぽかに。
・キャベツは焼き付けることで香ばしさがアップ。スープのスパイスとよく合う味に。
・豚肉に片栗粉をまぶすことで固くならず、スープにも少しとろみがついて絡みがよくなります。
・豆乳を入れたら沸騰させないこと。分離の原因になります。
・締めはお米やうどん、どちらも合います!お好みでどうぞ。
■キー食材はこれ!
キャベツ、ブロッコリー・・・腎をケアする
◎妊活のポイント
・腎によいものを食べる
・体を温める
体の中で「生命力」や「生殖、性ホルモン」をつかさどっているのが中医学では「腎」という臓になります。腎によい食材は、今回紹介する食材のほか、黒米、黒豆、きくらげ、しいたけ、黒ゴマなど、黒い食材が多いのが特徴です。腎をケアすることはアンチエイジングにもつながります。
また体を温かく保つことも大切。温かな体は巡りの良い体です。冬には動物も冬眠し、川も凍ったら動かなくなるように冷えはあらゆるものの動きを鈍くしてしまいます。月経などをスムーズにするためにも温めることが重要になります。
◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。
教室情報はInstagramにて。Instagram@nanako.yakuzen