【保存版】ヘア・メーク川村友子さんが教えます。2020年に取り入れたい【最新40代メーク】29メソッド

2020年のメークはどんな傾向?流行をいち早くキャッチするヘア・メーク川村友子さんが、40代が取り入れたい最新の情報を教えてくれました。本人がしているメークのこだわりを含む29のメソッドで、今すぐあなたも旬顔に。

1:メーク前に必ずする儀式は“ユーカリで手を消毒”

メーク道具を広げたら、まず手の消毒のために、ユーカリベースのエッセンシャルローションを手に馴染ませます。メーク中にモデルさんのむくみをケアしてくれるんです。爽やかなユーカリの芳香にはリフレッシュ効果に加えむくみを解消する力が。イムネオール100 30㎖ ¥4,620( 日本エステル社)

2:マッサージに肩甲骨をほぐします

顔のマッサージは赤みが出る人もいるので、メーク前は肩・肩甲骨まわりを服の上から流すようにしています。少し流してあげるだけでフェイスラインがすっきり整います。

3:メーク時の音楽はヴァンパイア・ウィークエンド

メーク中はiPhoneで音楽を流すことが多いです。今は癒される声のヴァンパイア・ウィークエンドがお気に入り。

4:ファンデーションの色選びは目の下で合わせます

ファンデーションの色は首や頰に合わせると、くすんで見えたり、血色が邪魔したりすることもあるので一番ニュートラルな目の下の肌の色に合わせて選ぶようにしています。

5:下地のこだわりはファンデレスでいいくらいのツヤ

下地は肌の質感を決める重要なプロセス。ファンデがいらないくらいのツヤ肌に整えて、なるべくファンデーションは薄く仕上げます。肌に伸ばすだけで今年顔。偏光パールが作り出すツヤは女っぽくなりすぎず洗練された発光肌になれます。GRID スキンヴェール 30g ¥5,000(GRID)

6:首と顔の色が違うときは首の色に合わせてシェーディング

ファンデーションの美肌パワーが上がっているからほとんどの人は首のほうがくすみがち。フェイスラインはふわっとシェーディングして首の色に馴染ませていきます。

7:よく使うファンデの形状はクリームやクッションが多いです

モデルさんの肌によりけりですが、スキンケアや下地で作ったツヤを消さないで生かせるクリームファンデやクッションファンデを選ぶことが多いですね。

8:ファンデーションはブラシ塗りがキレイ

ファンデーションを肌にのせるときはブラシで。資生堂のファンデーションブラシは仕上がりが綺麗でお手入れがしやすく清潔に保てるところがお気に入りのポイントです。
あらゆる部分にフィットする斜めカットブラシ。さまざまな形状のファンデを薄く均等に。ファンデーションブラシ131 ¥1,800(資生堂)

9:ハイライトの入れ方は目の下、黒目の外側から目尻にかけて指で伸ばし、さらに鼻筋にすーっと

ハイライトを入れると表情が際立つからぜひ取り入れてみて。目の下の外側と、鼻筋の骨に沿ってほんの少し入れるだけでOK。練りタイプのハイライトが使いやすくておすすめ。

10:誰にでも似合うリップの色は渋柿色

左・唇のうるおいをキープしたままハーフマットに仕上がるリップ。ルージュディオール ウルトラ リキッド 707 ブリック¥4,200(パルファン・クリスチャン・ディオール)右・透けるシアーな質感のジューシーオレンジ。マットなリップに重ねても。エッセンスリップオイルカラー0A04 マリーゴールド¥3,500〈2020/1/1発売予定〉(SHIRO)

11:リップの塗り方のコツは唇の山をつぶすと今っぽい

リップを塗るときは口角から内側に向けて、付属のチップを移動させながらリップをのせて。唇の山が程よくフラットになって抜け感のある表情に仕上がります。

12:リップはマット派

肌がツヤ仕上げなこともあり、今ピンとくるリップの質感はマットが多いかな。中心にだけちょんとツヤをのせるのが好きです。

13:アイライナーはグレーがおすすめ!

アイラインはしっかり入れたいけど肌に馴染ませたい。アヴァンセのグレーは透け感も色も本当にちょうどいい。繊細なラインが引けて上品に仕上がります。汗や涙に滲まないのにお湯落ち処方がうれしい。アヴァンセ ジョリ・エ ジョリ・エ リキッドアイライナー アッシュグレー¥1,200(アヴァンセ)

14:黒アイライナーとの使い方の違いは、目尻だけ太さを出して奥行きを

黒目の中間から目尻にかけて太さを出して仕上げると横顔が美人に見えます。黒だといかにもなラインになってしまうけど透け感のあるグレーだからフィットするメーク方法。

15:ビューラーはランコムのビューラーが優秀

ビューラーはランコムのものにハマっています。カーブがゆるやかにつくので、マスカラを塗りやすいまつ毛に仕上がるのはさすが。マスカラに強いランコムならではの作り。残念ながら日本未発売。海外に行ったときにまとめて買うかオンラインで。私はセフォラのサイトを利用しています。

16:アイシャドウ選びはラメに注目しています

キラキラの目元が可愛い。スックのアイシャドウはラメの存在感がちゃんとあるのに肌にも馴染みます。アイホールを少しオーバーする位置まで指でぼかして。高純度発色の単色アイシャドウ。上、トーン タッチ アイズ 11、下、同12 各¥3,700(ともにSUQQU)

17:チークは黒目の下あたりから頰骨のやや上に

ここしばらくはあまりチークを主張させずに仕上げるのが気分です。肌馴染みのいい色を黒目の下から頰骨のやや上に。

18:カラーマスカラはあり!

まつ毛にほんのり色がのっているだけで優しさとおしゃれ感がプラスされるから使わない手はありません。でも、大人は色浮き厳禁!ニュアンスが加わるくらいのモーブカラーで。
深みのあるレッドが目元に色っぽさを。白目がキレイに見えるカラー。ロング&カールマスカラ ストロベリーレッド¥1,500(フーミー)

19:今っぽい眉の特徴はストレートより山を感じてやや長め

去年のストレートタイプから進化させて、今年はやや眉山を作り長めに仕上げるようにしています。色は暗めに。アディクションの眉ブラシを愛用しています。

20:眉マスカラを使うと秋服の素材に馴染みます

眉マスカラをつけると眉のテクスチャーが変わり、秋服にフィットする質感の眉になれます。色だけでなくドライやツヤなど質感にも注目して選んでみて。

21:目を大きく見せたいときは下まぶたにラインを

目を大きく見せるには下まぶた、ボトムラインに注目するのが効果的。上より下まぶたを重視して、ぼんやりする部分にラインを。

22:下まぶたラインはあっかんべーしたときの粘膜の色で

ボトムラインに引く色は粘膜に寄せた色がおすすめ。ボルドーなどの血色カラーのラインを引くと目の縦幅が大きく見えて印象的な目元になります。

23:メークの仕上げはGRIDのマット ルースパウダーで今っぽく

仕上げにまとわせると、一気に洗練された肌に仕上がるルースパウダー。素肌のように見える仕上がりながらキメや質感が整います。絶妙なハーフマットのテクスチャーが新しい。
大人のナチュラルメークを実現できる、秋にデビューしたばかりのブランド。マットルースパウダー¥6,000(GRID)

24:敏感肌の人には植物アレルギーの方もいるのでオーガニックだから安心とはなりません

オーガニックコスメによく使われている植物由来の原料は、アレルゲンとなりやすいものも多いので、オーガニックコスメにこだわらず、相談しながら使用するコスメを選んでいます。

25:メーク崩れを防ぐにはスムーザーでスキンケアと下地を密着

スキンケアの後に目の下の三角地帯、Tゾーンにm.m.mのスキンスムーザーをささっと指で馴染ませるだけで毛穴落ちやメーク崩れ、小ジワや乾燥までもが防げます。
自然由来の成分だけでつるりとした陶器のような肌に整えるメークベース。m.m.mスキンスムーザー¥3,200(ハーブラボ)

26:今っぽいメークに相性のいいネイルはくすみグレージュ

今お気に入りのネイルカラーはグレージュ。スリーの今季の新色は、メークにもしっくりハマって辛口なモードさをプラスしてくれますよ。左、ネイルポリッシュ 7㎖ 100 HANNELORE 右、同 101 ELOISE 各¥1,800(THREE)

27:ネイルの時短に便利なのはウカのトップコート

さらりとしたテクスチャーの速乾トップコート。重ねることでネイルポリッシュが早く乾くので撮影時にも重宝します。ukaトップコートシャイン 10㎖ ¥2,000(uka)

28:メークブラシの上手なお手入れ方法はシュウ ウエムラのクリーナーなら半日で乾く!

メークブラシもスポンジも直接肌に触れるものだから、毎日必ず洗って乾かします。半日で乾くシュウ ウエムラのクリーナーに助けられています。 左、シュウ ウエムラ ブラシクリーナー¥1,800 右、同 スポンジ クリーナー¥800(ともにシュウ ウエムラ)

29:お出かけ前に気をつけることは顔に合わせて手のツヤをUP

メークとスタイリングで顔や髪にツヤをプラスしたのに、腕や手がマットだと生活感が……。仕上げにはハンドクリームやオイルで手にもしっかりツヤを足して。

世代を問わずに雑誌や広告で活躍する大人気ヘア・メークさん。効果的でありながら今っぽくなる最新情報をキャッチするアンテナ力が業界でも有名。各誌でビューティ連載も。

教えてくれたのは……ヘア・メークアップアーティスト 川村友子さん

2020年『美ST』1月号掲載 撮影/大瀬智和(人物)、新井修一(静物) ヘア・メーク/川村友子 モデル/仁香 スタイリスト/竹脇千鶴 取材/佐藤理保子 編集/長谷川 智

美ST