「主婦力」が100年時代を生きるカギ ①23年間培った家事スキルが最大の武器

資格や特技がなくても、これまで培った「主婦力」を生かして活躍する、先輩主婦が増えています。彼女たちに共通しているのは、方法は違えど自分の強みを発見できたということ。活動のきっかけと“私のまま”で働く、仕事内容をご紹介します。

きっかけは「このお弁当全部手づくり?」の一言

主婦力を仕事にしたママ

ままみさん
月収:¥60,000程度
仕事内容:家事代行マッチングサービス「タスカジ(https://taskaji.jp)」で料理・つくり置きのオーダーを受けている。

きっかけは娘の友達2人の言葉

「「こんなのがお弁当に入るんだ!?」「冷食が1個もないの!?」と、大学生の娘につくるお弁当はいつも、友達からの羨望の的だったそうです。その2人いわく「うちのお母さんは、ごはんつくってくれない」「つくってもレンチンばっかり」らしく、とても心配になりました。そのとき、そういうご家庭が実は多いのかもしれないと思ったんです」(ままみさん)


(上)夕食のチリビーンズをアレンジ。(下)マヨネーズでコクだししたおかずのお弁当

3年間専業主婦だったからこそ培われたスキル

「結婚を機に事務の仕事をやめてからは専業主婦でした。人見知りということもあり、マイペースに無心に取り組めるお料理は、好きな家事。ですが、家族からは評価らしい反応をもらえることも少なかったので、気分転換にホームパーティを開いたりお友達をランチに招待したりしていました。その当時の多様なレパートリーは今も仕事に役立っていると思います」(ままみさん)


(上)カツは食べやすい大きさにカット。(下)多色使いで見た目も栄養も◎。

今やリピーターもつく売れっ子に

「タスカジに登録して1年 9 カ月になりますが、ありがたいことに「ままみさん以外に頼むつもりはありません」とおっしゃってくださるリピーターの方もいます。豪華なメニューというよりは、野菜や魚を中心としたバランスのよい内容をリクエストされることが多いです。また、自分の子どもがアレルギーだったこともあり、除去食や体質改善できるメニューをつくることができるので、お客様の体質に合ったメニューをその都度考えてつくっています」(ままみさん)


野菜や魚中心のメニューが人気!

自分が楽しむことが"美味しい"の秘訣

「自分が楽しくお料理しないと、美味しくならない気がします。訪問先のご家庭には使いたい調味料や調理道具がなかったりすることも多いのですが、それさえも楽しむ姿勢でやってのけると、バツグンに美味しくなります。専業主婦時代は、肯定感を得るチャンスにめぐり合いませんでしたが、レビューで高評価をいただけると、これまで自分がやってきたことは間違っていなかったのだと自信が持てるようになりました。その自信が気持ちも開放的にしてくれて、今では積極的に外出するようになり人生を楽しませてもらっています」(ままみさん)


3時間で全14品完成!

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取材・文/加藤文惠 構成/長南真理恵

Mart2020年2月号
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資格なし特技なしでもOK「主婦力」が仕事になる時代 より