【就活お悩み相談室】脳科学で解決!行動力を高める科学的な方法3選

連日連夜のES提出で目は血走っているし、慣れないヒール靴で足は棒。そんな状況での“お祈りメール”で、メンタル崩壊寸前になるのは当たり前。今回は軽やか&ポジティブに就活を乗り切るための【科学的な3つの方法】をご紹介します。

みんなは就活で辛いとき何してた...?

Netflixのテラスハウスが唯一の楽しみに。他人の恋路を追っている場合じゃないと思いつつも、長時間ネットサーフィン→後悔。(Y.Oさん/中央大学4年生)

手軽な気分転換と言えば、Instagram。次第にストーリーズで友達の内定祝いを目にするようになり、発散方法を失いました…。(K.Sさん/京都女子大学 4回生)

サークルの飲み会でストレス発散するつもりが、ES や面接準備からの現実逃避で、つい深酒に。準備不足&二日酔いで、さらに辛く。(M.Iさん/慶應義塾大学4年生)

こんなときどうする?

✅ESを書くのが辛い

✅試験対策がだるい

菅原洋平先生の「行動力を高める科学的な方法」を試してみて!

脳だって、内臓の一つ。胃と同じように、酷使したら疲れてしまいます。脳がサッと動ける環境を作るには、以下の3つが大事。求人情報を調べてスケジュール管理をするなどのインプットと、ESを書くなどのアウトプットの作業は、別の場所で行う方が脳が混乱せず、集中できます。

作業療法士/「ユークロニア」株式会社代表

菅原洋平先生

国立病院機構で脳のリハビリテーションに従事した後、脳の機能を活かした人材開発を行うビジネスを展開。著書『すぐやる!「行動力」を高める“科学的な”方法』(文響社)など、大ヒット本多数。

【行動力を高める方法①】作業スペースでは他のことをしない

脳はある場所で行った行為をセットで記憶します。ESを書く場所を決めたら、そこではESだけ書くように。このデスクではESだけ、飲食や睡眠は別の場所(例えば別のソファ)へ移動してください。関係ないものは机の下に置くなどして、視界に入れないのも大事。この場所ではESを書く、と限定することで、脳はシンプルに行動に移せるようになります。

【行動力を高める方法②】“ちょっとだけ”やる

ESを書くとき、まず会社情報を調べて休憩、それから実際に書き始めようとすると、腰が重くなりがち。別のタスクを一から始めると思うと、脳は負担を感じてしまいます。会社情報を調べてから、1行だけでも記入して休憩すれば、一度やったことなので脳の負担が半減。次の動作にちょっとだけ手をつけてからひと区 切りすると、ぐっと再開しやすく。

【行動力を高める方法③】「〇〇しなきゃ」でなく「〇〇やる」と言う

「ES書かなきゃ」と言うのは禁止。脳が書くのか書かないのか混乱して、行動力が低下。「ESを書く」と言えば、脳はすんなり動けます。その設定は過去に達成できた範囲で設定を。理想の設定をしても達成できないと、ストレスがかかってやる気がダウン。また、「全然できなかった」と言うのも禁止。「1時間で3行 書いた」と事実を脳に伝えて。

イラスト/柿崎サラ 取材/亀井友里子 編集/髙田彩葉

※この記事はJJ3月号を再構成したものです。

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