甘栗×話題の生米パン「親子でつくれる簡単レシピ」

なかなか外出しにくいこんなときだからこそ、心と体にやさしい、リト史織先生考案、話題の「生米パン」を親子でつくってみませんか? 今日は、素材がごろっと入った栄養満点!見た目もかわいいレシピをご紹介します。

甘くてほっこり「甘栗生米パン」レシピ

料理が苦手な編集F子もハマった味!

「料理をしない私が、生米パンだけは焼くようになって早3か月。今では生米パンと甘栗パンの同時2本焼きが定番になっています。最近は、レシピの2倍量の甘栗を入れて、てんこ盛りにするのがお気に入り」

【材料】……1/3斤食パン型(16.5×6.2×6 ㎝ ) 1台分
A
● 米 …115g(浸水済150g )
● 油 … 13g(大さじ1)
● メープルシロップ*1… 8 g(小さじ1)
● 塩 … 2g(小さじ1/2弱)
● 湯(つくり方3参照) … 70〜75g

●むき甘栗(市販品)… 100g
● 酵母*2 … 3 g

*1:または砂糖5 g +水5 g
*2:インスタントドライイーストの場合は2 g

【1】 米を浸水させる

軽く洗った米をボウルに入れ、水1カップ程度(分量外)を加えて2 時間(冬場は3 時間)以上浸す。心配な人は冷蔵庫で。1~2日に一度水を替えれば、冷蔵庫で4~5日は保存可能。夏場は2~3日で使いきって。

【2】 型を準備する

型にオーブンシートを敷き込む

【3】湯を準備する

鍋に水を入れて温め、約50℃の湯をつくる。沸騰した湯と水道水を1︰1で混ぜると、約55℃の湯がつくれておすすめ。

【4】米の水けを切る

米をざるに上げ、数回ざるを上下させてしっかりと水けを切る。水けが残っていると生地がやわらかくなりすぎるので注意。また、乾きやすいのでミキサーに入れる直前に水けを切る。

【5】材料をミキサーに入れる

Aをすべてミキサーに入れ、最後に酵母を入れる。酵母は高温に弱いので、湯をミキサーに入れ、少し温度が下がったところに入れて。

【6】ミキサーで攪拌する

ミキサーで30秒程度回しては止める動作を3~4回くり返す。途中、ミキサーの側面に飛び散った生地を、ゴムべらでこそぎ落として全体を均等に攪拌する。長時間連続してミキサーを回すと、生地の温度が上がりすぎることがあるので注意。

【7】なめらかになったらO K

ざらつきがなくなったらミキサーでの攪拌は完了。このとき生地の温度が約40℃(人肌程度)になっていると発酵しやすい。ざらつきや水っぽさがあるときは、米が十分に細かくなっていない証拠。とろりとなめらかになるまで混ぜる。

【8】型に入れて霧を吹く

型に生地を流し込み、むき甘栗を埋め込むようにして入れる。霧吹きで表面全体に行きわたるくらいの水を吹きかけ、ふたをする(アルミホイルで覆ってもよい)。生地が乾燥していると、焼き上がりにヒビ割れの原因に。

【9】生地を発酵させる

オーブンの発酵機能を使って、40℃で15~20分発酵させる。

【10】型を取り出しオーブンを予熱

生地がもとの1.5倍程度までふくらんだらオーブンから取り出し、室温においておく。オーブンを180℃に予熱し始める。予熱している時間に発酵がさらに進む。過発酵になりそうなときは、予熱完了前でも焼き始める。

【11】2倍程度にふくらんだら焼く

予熱が完了し、生地がもとの2倍程度にふくらんだら、焼く直前に表面に霧を吹き、30分焼く。

【12】粗熱を取って型から出す

表面にこんがり焼き色がついていたら、オーブンから出す。粗熱が取れたら型から出す。


「素材がころころ、見た目もかわいい甘栗パンのできあがり。ほくっとした甘栗の食感も楽しいですよ」


「このほかにも、枝豆、コーン、小豆など入れるのもおすすめ」※各具材は、プロセス【7】の生地に混ぜ込んでください。

◆リト史織先生の生米パン基本レシピはこちら

◆基本の生米パンつくり方動画はこちら

リト史織(しおり)さん

ヴィーガン料理家。調理師、クシマクロビオティックインストラクター、米粉マイスターインストラクター、ローフードマイスター、ロースムージーエキスパート、ローフード栄養学1 級と多数の資格を持つ。大学卒業後、現エコール辻東京辻日本料理マスターカレッジで学ぶ。その後、飲食店、洋菓子店などに勤務。出産後、マクロビオティック、米粉、グルテンフリー、ローフードなどについて学ぶ。生米からパンやお菓子をつくることを提案し、自宅サロンにて生米パン講座、生米スイーツ講座、ローフード講座などを開催。パン教室は常にキャンセル待ちで予約が取れないほど の大人気。 「SHIORI’S VEGAN PANTRY」HP

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撮影/北川鉄雄  取材・文/岡田夏子