80代のインスタグラマー木村眞由美さんに聞いた【美しく歳を重ねる】15のアドバイス
「人生100年時代」の現代、80歳を迎えても颯爽と生きるマダムたちは憧れの存在。時代の先頭を走り続ける先輩の言葉は、美しく年齢を重ねるヒントで溢れています。経験の数だけ豊かで魅力的になれると思えれば、これから先がもっと楽しみになる。美先輩・木村眞由美さんから、悩み多き私たちへのメッセージをいただきました。
素敵なマダムになれるかの境目は60代。今は何にでも挑戦して楽しんで
神戸で1974年から続くセレクトショップのオーナーとして今も精力的に接客をおこなう。オシャレでカッコいいと人気のインスタフォロワー数は5万人超え! @kobehananoki
美の大先輩・木村眞由美さんに聞いた15の質問
Q. 美しく生きるための心がけは?
A. どうせ私なんかと言い訳しないこと
40代50代はまだ若さが残っているので、何でも興味が湧いたら自信をもって挑戦してほしいと思います。
Q. 40歳から始めたことは何ですか?
A. 特になし。エスプレッソにはまったことかしら(笑)
40歳の頃は仕事で世界中を飛び回り刺激的な毎日でした。年齢でもう無理とか考えたことはなかったですね。
Q. 毎日続けている習慣は?
A. 寝る前に腹筋30回!毎晩続けてます
子供のころからバレエやモダンダンスをしていたので運動が大好き。姿勢がいいとよく言われます。
Q. グレイヘアにし始めたのはいつから?
A. 60歳で染めるのをやめました
50代の終わりから少しずつ増えてきた白い毛のまだらな過程も楽しみながら、全部白くなったという感じです。
Q. 健康に一番大事なことは?
A. 食事。食べるものが私を作ると思っています
体にいいものを食べることが健康や美肌に繋がると思い、常にバランスがとれた食事を心がけています。
Q. 愛用しているスキンケアは何ですか?
A. 30代からアルビオン一筋。好きと思ったら浮気しません
年齢とともにシリーズを変えながらずっとアルビオンを愛用して50年近く。今はアンベアージュを化粧水、ミルク、美容液とラインで使っています。もはや肌がブランドに馴染んできました。
Q. 美肌の秘訣は何ですか?
A. こすらない。保湿。熱いお湯は使わない
特別なことは何もしていません。食べるものが肌に現れると思います。今は色白と言われますが、40代の頃は日焼けサロンで真っ黒に焼いてたんですよ(笑)。
Q. メークのこだわりはありますか?
A. Diorの口紅964番。パリで買ってきてもらうほど
ファンデもアイメークも薄めでナチュラル。そのぶん、若々しく華やいで見える口紅で高揚感も楽しんでいます。Diorの964は、どんなファッションにも合う色で絶対に欠かせないお気に入り。
Q. どうやって素敵なグレイヘアを維持していますか?
A. アルビオンのブラシ
アルビオンのブラシはもう5年ほど愛用しています。とても使いやすくていいの。ヘアサロンには行かないので伸びてきたら毛先を自分でカットしています。
Q. 運動はしていますか?
A. 2年前からウォーキング始めました
ここ数年で体重が少し増えてしまったのでお気に入りのスニーカーを履いて楽しみながら歩いています。目標1日1万歩!体を動かすことが大好きです!
Q. 自分のオシャレに欠かせないものは?
A. サングラス
メガネはオシャレの遊び道具。ハイブランドにこだわらず、顔幅より少し小さめのサイズ感と使いやすさで選びます。白山眼鏡店のサングラスがお気に入り。
Q. 何か脳トレはしていますか?
A. Instagramが脳トレの代わり
毎朝ファッションを考えて、自撮りのポージング。コメントにお返事を書いたり若い人たちと情報交換したり。もう生活の一部になっています。あとは、日記を50年以上続けています。
Q. お酒は飲みますか?
A. 大好きです!
ワインが好きですが、日本酒も何でも飲みます。飲み友は、50代60代の元気で面白い美人さんたち。息子とも毎月2回は飲みに行っています。
Q. 欠かさず口にするものはありますか?
A. 毎朝の特製ジュース
サプリ代わりの手作りジュースは、りんご、バナナ、パセリ、クレソン、黒酢、たまねぎ、ヨーグルト、はちみつ、牛乳、豆乳を入れて作ります。栄養満点でしょ?
Q. 一番のリフレッシュ法は?
A. 飲んで、食べて、笑ってお喋りすること
お食事もお喋りも、友達がいないと輝きがない。一人で飲むより、みんなでワイワイ賑やかなシチュエーションを考えるのも今の楽しみのひとつです。
2020年『美ST』6月号掲載 撮影/奥山栄樹 ヘア・メーク/川岸ゆかり 取材/浦﨑かおり 編集/小澤博子、浜野彩希