”香水”で話題のチョコプラが伝授!SNSで失敗しない方法
YouTubeやTikTok でネタを精力的にアップしているチョコレートプラネットに、JJ laboのメンバーがSNSとの付き合い方をリアルに相談。拡散力のあるSNSの投稿や、SNS疲れについて、お二人の視点で答えてくれました!
チョコレートプラネット
左:長田 庄平さん 右:松尾 駿さん
おなじみの和泉元彌さんとIKKOさんのモノマネはもちろん、TT兄弟やMr.パーカーJr.などのキャラクターでも人気のコンビ。コントでは賞レースの決勝は常連で、長田さんが手作りする小道具や衣装も見どころ!
JJ labo 橋本真由香さん
A大学3年生
JJ labo 山田佳穂さん
S大学4年生
俺たちはYoutubeじゃない芸人がやりたいことをやってるだけ
橋本:お二人はSNSに力を入れてらっしゃる印象ですが、どういったいきさつでSNSを始めたのですか?
松尾:3年前ぐらいからYouTubeを始めたのですが、その頃はまだ芸人として人気が出ていない時期で。全然テレビにも出られていなくて、いろんなものにムカついてる時でした。
「なんで俺ら面白いのに、テレビに出られないんだ!」というフラストレーションが溜まっていて。そんな時に「だったらYouTubeやろう」と長田さんが提案してくれたのがきっかけです。
山田:チョコレートプラネットさんは、YouTubeやTikTokそれぞれでアップしているネタが違いますが、意図的に変えているのでしょうか?
長田:それぞれのSNSでユーザーの特徴が違うので、そこは意識していますよ。インスタは若い女性が多いし、TikTokは子どもや学生など性別を問わず若い人たちがメイン。Twitterを使っている人は幅広いですが、男性も多いですよね。それぞれのターゲットを意識しつつ投稿しています。
もうひとつの狙いとしては、ユーザーに違いがある分、全部のSNSで発信をすれば、まんべんなく自分たちの良さを見せることができるのではという狙いもありますね。
それぞれのSNSユーザーに合わせたネタを投稿するようにしています
橋本:バズるコンテンツはどう作っているのでしょうか?
長田:正直、俺の中ではまだ実験中なんですよね。どこでどういう反応があるのか、観察しているところです。でも一番バズりやすいという印象なのは、TikTokかな。再生回数も稼ぎやすいですね。TT兄弟とかMr.パーカーJr.は再生回数がどんどん上がっていきましたから。
でも、TikTokはあまり拡散力はないかな…という印象です。バズるけど、アプリ内で終わってしまうんですよ。より外に広がっていくのはTwitterかな。でもバズらせるって、狙ってやろうとしてもできないですね。やっぱり運も大きいと思います。
ネタ集めにも使っていたけど 最近は集まるようになってきた
山田:SNSをやっていてよかったことってありますか?
松尾:僕たちモノマネもやっているのですが、フォロワーさんから「〇〇さんに似てますよ」というコメントが届くようになったんですよ。
自分で気づかなかった人を教えてくれるので、それはすごく助かってますね。黙っていても、ネタが来るようになりました(笑)。
山田:ファンからのコメントなども多いと思いますが、SNS疲れを感じることはありませんか?
長田:疲れることはないです。好意的なメッセージが大半だし。疲れるなら見ないようにすればいいので! どちらかと言うと、DMよりも、エゴサーチをした時に「チョコプラつまらない」という投稿を見つけちゃうと、イラッとはしますね。
でも最近はそういうヤツこそ、つまらないヤツだと思っているので、そいつに面白いと言われなくてもいいやとスパッと切り捨てています(笑)。
松尾:便所の落書きと同じなんですよ。SNSってタダじゃないですか。責任も何もないところで、人に攻撃をするヤツはゴミだと思っているので。ゴミがカサカサ動いているだけだと思えば、気にならないんですよね。
長田:自分がいいと感じられるものだけ吸収すればいいって考えることが大事ですね。僕らもよく放送作家さんから助言をもらうんですが、都合のいいやつだけ吸収をして、それ以外は「わかってねぇな」と取り入れない(笑)。SNSでも同じスタンスですね。
SNSも根本は人付き合い そう思えば難しくない
山田:自分の見られ方とか、投稿する写真のクオリティを気にしたりすることにすごく疲れてしまった時期がありました。
長田: SNSも根本は人付き合いじゃないですか? やっぱり無理していると続かないですよね。俺は人付き合いで、お酒の場に呼ばれることがイヤだったので、断り続けたら誘われなくなって。今、友達はパンサーの向井しかいなくなりました(笑)。
でも、すごく楽になりましたよ。しんどいと思ったらやめたほうがいいじゃない? イヤだったら、LINEも既読スルーしちゃえばいいんだよ。だって既読スルーは、『見ましたよ』ってメッセージでしょ?(笑)
山田:うーん。でも、完全にやめてしまうのは、自分の居場所がなくなる気がしてできません…!
松尾:大学生たちにとっては、SNSをやめることって難しいかもね。もし完全にやめられないのなら、発信する側じゃなくて受け取る側に徹底するのはどう?僕は人のウワサ話が好きで(笑)。
SNSでもそういったウワサを集めてますよ。だから人の声が気になるんだったら趣味にして、人のことを調べ尽くすツールにしちゃえば?
長田:SNSで派手な投稿を見て羨ましいなって感じる気持ちって誰でもあると思うんですよね。俺らもそういう気持ちを燃料に頑張ってきた時期もあるので。このフラストレーションを相手に向けたらだめだけど。
ねたみ・そねみは持っちゃうと思うけど、自分のパワーに変えている分には問題ないでしょ。
感謝を持って接することで 相手に気持ちも伝わる
橋本:SNSも結局は人付き合いなんですね。
長田:俺はSNSは芸人としての発信の場所として使っているけど、プライベートで使ったとしても本当に気持ちいい人としかやり取りしないです。向井とか、大事にしようと思っている、厳選した人たちにしっかり向き合って関わりたいですね。
松尾:僕が人付き合いで気を付けていることは、これIKKOさんの影響なんですけど、感謝の気持ちを忘れないということです。IKKOさんって、本当は僕が感謝をしないといけない立場なのに、それ以上に僕に感謝してくれるんですよ。
「(IKKOさんのモノマネをして)人はね、御神輿乗せてもらうのは、人生で一回きりなの。でも私は、松尾ちゃんのおかげでもう一回御神輿乗せてもらえた」って本気で言ってくれるんです。そんなIKKOさんの姿を見ていたら、感謝の気持ちを持って人に接することができて、人にやさしくできるし、相手にも気持ちが伝わりますよね。
IKKOさんのおかげで、感謝の気持ちを持って人と接する大切さを理解することができました。そういう気持ちって、SNSでのコミュニケーションでも絶対に必要だと思うんです。
長田:やっぱり、謙虚にならないとダメですよね。俺たちは売れていない時期があった分、そういったことを学べたと思います。
松尾:謙虚な姿勢と感謝の気持ちを持ったコミュニケーションですね。感謝の中には、誠実に仕事をすることも含めて。あとは自分のパワーになるねたみだったら持っていてもいいと思います。ねたみと感謝を大切にしていますね!(笑)
〈長田さん〉シャツ¥15,800(ORCIVAL / Bshop)パンツ¥16,800(DANTON / DANTON TOKYO)Tシャツ¥6,000(URBAN RESEARCH / URBAN RESEARCH ルミネ新宿店)〈松尾さん〉フーディー¥7,900(FIRST DOWN/ FIRST DOWN JAPAN)オーバーオール¥23,800(145 DANTON/DANTON TOKYO)
【INFORMATION】
チョコレートプラネットとシソンヌのコントユニット『チョコンヌ』のDVDが10月21日に発売! ユニットとして5年ぶりに開催され、チケットは即完売をした伝説のライブを収録。初回生産限定BOX版にはイラストレーターのきくちゆうき氏が手がけるTシャツつき。
『チョコンヌ2020』¥3000(通常版)¥5000(初回生産限定BOX)
撮影/谷口 巧〈Pygmy Company〉 スタイリング/阿部絵莉香 ヘアメイク/五十嵐夕子〈nord.〉 取材/川端宏実 取材協力/橋本真由香、山田佳穂〈JJ labo〉、仁科ゆり、平林保奈美〈cosaji〉 編集/宮島彰子
※この記事はJJ10月号を再構成したものです。