動く美しさ
こんにちは。世良マキです。 みなさんは自分の動く姿を見たことありますか? SNSの流行で自分の写真を見る機会が格段に増えたとはいえ、自分を動画で見る機会って なかなか無いですよね。 それが最近、この美魔女コンテストの審査のひとつ、SHOWROOMでライブ配信をすることになり、 自分の動く姿を見ざるを得なくなるという現実。 マヌケ…あーマヌケ…泣 冗談ではなく毎日泣きたくなりましたよ。。 だけど人から見えている姿って当たり前に動いているし、横からや後ろからの姿だったりするんです。 自撮りするときのあの顔でいられるのは、1日のうちほんの数秒のはず。 実際に会って、美しいなって思う人って大体所作が綺麗です。 動き出す前の溜め。 去った後の余韻。 その場の空気まで綺麗にしてくれるような清々しさがあります。 一方私は、最近のスマホとパソコン疲れがどんより体に溜まって、首が前に出つつあります。 どんなに好きなお洋服を着ていても、なんだかバランスがとっても悪いし、 私から一気に綺麗を奪っていくんです。 棚に並べていると、とても美しいピンヒールもそのつま先まで意識を集中していないと、 ひざを曲げてずいぶん不格好に歩くことになります。 私の先輩のモデルさんで、私と同じく長年バレエを続けている方がいます。 モデルを始めたころ、レッスンでお世話になりました。 どんなポージングも体の軸がしっかりしていて、頭の先から指の先まで動くたびに 目で追いたくなるほど美しいのです。 休憩室に戻っても、フルーツをつまむその指先までふんわりと美しかったのを覚えています。 佇まいが美しい人になりたいです。 見た目はもう若返ることができないから。 せめてあの頃、持っていなかった品のある空気をまとっていたいのです。 アプリでは作れない"動"の自分を意識したいと思います。 私がまとう空気のすべてが、私の印象となり、私という人だから。 「動く自分」をコントロールすれば、美しさはまだ付け足せるはず…。 まだ逃げて行かない、だって私、踊っていたんだもの。 現実の動く自分をもっとしっかりと見つめていきたい、そう思うのです。 せらまき