3STEPで完成! たまに人と会う日は至近距離でも美人な【薄膜肌】メーク
ソーシャルディスタンスを取る日々だけど、人に会う日は至近距離でも綺麗でいたい!ヘア・メークのレジェンド千吉良恵子さんが、3つのアイテムで気にあるアラをしっかりカバーする美人見え薄膜肌メークを教えてくれました。
▼あわせて読みたい
マスクの日はノーファンデにこれ! 「シミ」「クマ」「肝斑」がしっかり隠れる【極薄づきコンシーラー】4選
下地・コンシーラー・パウダリーファンデの3アイテムで作る安心カバー肌
外出時のマスクは不可欠だけど、ふとした瞬間にマスクを外す機会も。近くで見られても、マスクをつけていても外しても、どんな時も美しく見せる秘訣は?薄膜でナチュラルなのに、マスクで蒸れても、崩れても、キレイでいられる最新ベースメークテクを教えします!
STEP1:【優秀下地】大人の肌悩みをしっかりカバーでも薄膜で光を通す優秀ベース。とろみのある膜で肌の欠点をカバー
柔らかな血色感を与えるソフトピンクで潤うツヤ肌に。SPF18・PA++ 30g ¥4,400(カネボウインターナショナルDiv.)
使い方は?
① 1回の使用量を額と両頰、顎の4点に分けて置いたら、美容液を塗るように両手で手早く塗ります。頰はやや広めに。最新下地は肌馴染みが良いのでさっと手早く塗る方がキレイ。
② ピンク色でパール感と光沢感がありなめらかなツヤを与える下地は、側面まで塗らず中央だけに留めるのがベスト。それだけで自然と顔の中央が高く見えて凹凸と陰影のある顔に。
③ 目の下はもう一度丁寧に重ねます。鼻横や口元より目周りのくすみが目立つだけでなく、マスクでも隠せないので念入りに。やさしくトントンと馴染ませたらスーッと伸ばして。
STEP2:【極薄づきコンシーラー】シミやくすみはコンシーラーで肌と一体化するように馴染ませ一掃する
透明感の高い質感と色で肌悩みを自然にカバー。全2色 ¥4,950(コスメデコルテ)
使い方は?
① まず処理すべきは目の下。マスクで隠せないクマや影は、白マスクだと色のコントラストでさらに悪目立ち。左2色を混ぜ肌より1 段明るめに、目頭下から目尻に向かって伸ばして。
② ふとした瞬間に外すことを想定して、マスクで隠れる下半顔にある大きなシミもしっかりカバーして。まず右上のオレンジで、トーンを上げておくのが自然に隠すコツ。
③ 下の2色を混ぜて自分の肌色に合うよう色をカスタマイズ。さっき塗ったオレンジよりワンサイズ広い範囲にトントンと馴染ませて。アウトラインは指でボカすとさらにキレイ。
④ カバーした部分は上からすぐにファンデをのせていったんフィックス。付属のパフに少量のファンデをとって軽く上から押さえて。その後ファンデを重ねても落ちる心配はなし。
STEP3:【パウダリーファンデ】薄膜サラツヤパウダリーファンデの部分塗りで上品なツヤで洗練された美肌印象に
しっとりソフトに肌を包み込み潤いある生ツヤ肌へ。全5色SPF32・PA+++ ¥7,810(ランコム)
使い方は?
① パウダリーならマスクで蒸れても崩れにくいから安心。塗る場所は顔の中心のみ。シワになりやすい目の下は塗らずコンシーラーに任せて。頰中央とテカりやすい額は広めにカバー。
② パウダーをパフの起毛面に取ったら、肌の上を滑らせるようにのせて。ふわっとブラシをかけたように軽くつきます。肌に強く押し当てると凸凹が目立ち、厚塗りになるので避けて。
③ 頰はマスクが擦れる高い部分を中心にふわっとのせて。首のすっぴん肌と自然につなげたいので、フェイスラインは塗らなくてOK。眉の上だけ軽くのせたら、まぶたも不要。
ベースが完成したら、薄ベースを生かす深みのあるナチュラルカラーメークで
やさしく見せたいから目元も口元も温かみのある色を選ぶのがベスト。左から、くすみピンクのミルキー色が目元の柔らかさとリンク。ラフに塗ったらティッシュオフしてフィックス。カネボウ N-ルージュ 161¥4,400〈5月7日発売〉(カネボウインターナショナル Div.)、ファンデ前にクリームチークをマスクから少し出るくらい広めに仕込んで。マスク中も外しても健康的。ブレンドベリー フェイスグロス 001 ¥1,320(コーセーコスメポート)、マスク時は目の表情がより重要に。左上をまぶたの中間まで塗ったら左下を二重幅より狭めにぼかしてやさしさを意識。濃い色のグラデだとキツく見える場合も。ディメンショナルビジョンアイパレット 10 ¥7,150(THREE)
下地とコンシーラーとファンデでパーツごとに厚みの異なるギャップレス薄膜肌の完成 !
人と直接会う時は、薄い色を重ねた繊細なメークを心がけて。マスク中も外しても、ギャップを感じさせないことも大切。アイシャドウとリップを暖色で揃えて優しい印象を意識した分、眉毛はやや太め&長めに描いて凛とした雰囲気に。チークがマスクで分断されると不自然だからマスク上部から赤みをチラリと覗かせて。リップは薄づきだけどメーク度が高いくすみ系ミルキーピンクを。ほのかな血色とツヤが加わりキチンと見え、マスクをとったときにもガッカリさせません。メーク直しが簡単にできるために輪郭は曖昧にとるのが◎。
スキンケア効果の高いフィックススプレーも
コロナ禍で再注目。ナチュラルで高品質な最新作も続々登場中。メーク崩れを防ぎロングラスティング。左、メイクコート セラムミスト 80㎖ ¥3,300(アルビオン)右、ディオールスキンフォーエヴァー メイクアップ フィックス ミスト ¥4,950(パルファン・クリスチャン・ディオール)
上品で知性溢れる正統派メークが人気の大御所ながら、トレンドや大人女性のリアルも熟知。朗らかな人柄が滲み出る柔らかいメークに女優やモデルの指名も多数。
こちらの記事もおすすめ
長引くマスク生活で顔が間延びしている40代50代が増えています。顔のメリハリUPに欠かせないハイライトをポイントで仕込むことで若返ったような印象に変わりますよ。ヘアメークの岡野瑞恵さんがそのコツを教えてくれました。
2021年4月15日 20:00
ファンデーションをつけなくても、大人が隠したい部分をしっかり隠してくれるベース下地こそ、今使いたいアイテム。ラベンダー色を仕込めば、色補正もしっかり、くすみを払拭してよそいきの肌に仕上げてくれますよ。
2020年11月27日 20:00
透明感肌を目指す美ST世代にじわじわと口コミでも人気が高まっているシミウス 。愛用者同士が仲良くなる素敵な現象も生まれています。シミウスのイメージキャラクターシロ子の今回のお宅訪問はそんな愛用者の1人である古川さんのご自宅。家庭と仕事を両立し多忙ながらも充実した日々を送る古川さん。いつも忙しい彼女のライフスタイルにもシミウスは寄り添います。
2021年5月21日 12:00
2021年『美ST』6月号掲載 撮影/ 当瀬真衣(TRIVAL)〈人物〉、五十嵐 洋〈静物〉 ヘア・メーク/千吉良恵子(cheek one.) スタイリスト/ 菊地ゆか モデル/松田樹里 取材/大山真理子 編集/小澤博子