初心者ファミリーにベストなテントを探せ!【エイ アンド エフ編】

Martファミキャン部のライター湊谷明子が、初心者向けのテントを探すシリーズも4回目になりました。さて、いろいろなタイプのテントを建ててきましたが、続いてはちょっぴりステップアップ。寝室とリビングを兼ね備えた2ルームテントを建ててみたいと思います! 居心地がよくなる分、サイズは大きくなり、価格も高い印象がありますが、初心者のわたしがぜひほしい! と注目しているテントがあるんです。ぜひご覧ください♪

抽選販売を行っている「エイ アンド エフ」のトンネル型「2ルームテント」


サバティカル ギリア サンドストーン
幅520×奥行300×高さ170cm(5人用インナー幅250×280cm、2人用インナー幅150×奥行280cm)、¥43,780。2ルームでこの価格はびっくり。ペグハンマーは別売りです。

老舗アウトドアショップの「エイ アンド エフ」は、おしゃれで機能的なブランドを多数揃えており、趣味の山登りにも使えるアイテムがあるので、長年大好きなお店です。その「エイ アンド エフ」からオリジナルのキャンプブランド「サバティカル」が展開しています。どの雑誌やSNSでも「サバティカル」が注目と出ていて、その人気から現在は抽選販売が行われているのです。

収納サイズは?


幅67×奥行35×高さ30cmで総重量は13.8kg。サイズが大きくなる分、ポールもしっかりするので重さが出るのでしょうね。

中に入っているものは?


本体、インナーテント×2、メインポール(長)×1、メインポール(短)×2、ブリッジポール×2、ペグ、ロープが入っています。メインポール3本で立つということは、それほどややこしくない印象です。

ポールをスリーブに通し、ペグを打つと立ち上がります

両端にある黒いテープのあるスリーブに、黒いポールを通します。

真ん中の長いポールとテープはグレーで色分けされているので、わかりやすい。

黒いポールは黒いロープが付いたクリップを、グレーのポールはグレーのロープが付いたクリップを差し込みます。

それぞれのポールにフックをかけます。

フレームが同じ向きに重なるように倒して、テープをしっかり伸ばし、一番下のフレームにあるコーナーにペグを打ちます。

最後部のフレームを引っ張って持ち上げることで、トンネル型が現れました。すごい! 

持ち上げた側もペグ打ちすることで自立します。

テントを支えるフレームを通します。真ん中のループに通し、端はグロメット(穴)に差し込んで固定します。両脇にあるので2本同じようにします。

すべてのペグを打ち込みます。ペグ打ちに順番があるようで、説明書に載っています。その通りにやるとしわが寄らないとか、倒れにくいとかなのでしょうね。さらに張り綱を取り付けてペグを打ち、調整して外側部分が完成です。

インナーテントを吊り下げます

インナーテントは吊り下げ式。5人用はテープが黒く色分けされ、広くなっています。2人用はテープがグレーで狭くなっています。写真は5人用を吊り下げているところ。

すべてのフックを天井にあるO型のリングに引っかけます。

ボトム部分のフックを外側のテントのリングに引っかけて、アジャスターで張り具合を調節すれば取付完了!

2人用、5人用のインナーテントが付いた大型だけど簡単!

説明書を読みながら手順通りにすれば、ポールやリボンが色分けされていることもあり、迷わずに建てることができました。
今回は5人用だけ吊り下げてみましたが、2人用のほうも使って家族で寝るところを分けたり、インナーを付けずにシェルターとして使ったり、サイドパネルを大きく開いて開放的なタープのように使ったりと、目的や人数によって形が変えて使えるのが魅力です。考えるだけでわくわくしますね。


真横から見たところ。初心者にも向いたモデルながら、キャンプ経験者にも注目される、かっこいいテントです。


いちばん高いところで170cm。身長160cmのわたしが立ってもゆとりがあります。少し高さが低いという評価も見たことがあるけど、あまり高すぎると建てるのが大変なので、ちょうどいいと思いました。

かっこいいデザインとファミリーで使いやすいサイズが魅力

「エイ アンド エフ」が満を持してはじめたブランドだけに、こだわりが各所に見られて、本当に使いやすく、かっこよくて、人気なのも納得でした。また高コスパなので、最初のテントにもぴったりなのではないでしょうか。大きい分建てにくいかなと不安でしたが、ひょいっと持ち上がったときには感動しました。あとは抽選に当たるかどうか……。見たところわりと抽選の頻度は高いと思うので、挑戦しがいがあります!

 

【詳しくはこちら】
エイ アンド エフ 03-3209-7575
https://sabbatical.jp/

撮影/山下忠之 取材・文/湊谷明子