【祝、東京五輪開幕!】「世界の国名」漢字で読めますか?【アジア&アフリカ編】|CLASSY.
五輪には世界中から多くの国々が集いますが、国名の日本語表記には通常のカタカナ表記のほかに、漢字表記があります。漢字を母国語としない国の名称に、漢字の音訓を借りて当てたもので、いわゆる「当て字」と呼ばれるものです。古くは江戸時代、中国の表記を参考にしながら日本でも独自に用いられるようになり、外国との交流が盛んになった明治以降は、森鴎外や夏目漱石などの文豪の小説でも、「独逸(ドイツ)」「英吉利(イギリス)」などの表記が見られます。これらは、現在においても、新聞のニュースなど限られた字数で表記しなければならない場合の「独」「英」として使われています。
今回は、そんな「世界の国名、漢字表記」を10カ国、紹介します。今回は「アジア&アフリカ編」です。
1~10の国名は、アジア・アフリカの国名です。何と読むでしょうか?国名のイメージをヒントにしていますので、参考にしてみてください。
1.馬来西亜
2.越南
3.土耳古
4.比律賓
5.埃及
6.尼波羅
7.新嘉坡
8.肯尼亜
9.泰
10.越日於比亜
開催にこぎつけるまで、「賛否両論」「喧喧囂囂(ケンケンゴウゴウ)」「紆余曲折(ウヨキョクセツ)」「朝令暮改(チョウレイボカイ)」と、まるで四字熟語の学習のようでしたが、開催されると決まった以上は、「安心安全」の大会となることを祈り、世界のアスリートの「一世一代」の「真剣勝負」を、「外出自粛(ステイホーム)」で応援しましょう。
では、第2回のアジア・アフリカ編はこのへんで。
《参考文献》
・「広辞苑 第六版」(岩波書店)
・「明鏡国語辞典 第三版」(大修館書店)
・「当て字・当て読み漢字表現辞典」(三省堂)
・「読めるようで読めない漢字2500」(ナガオカ文庫)
・「読めそうで読めない間違いやすい漢字」(二見書房)
文/田舎教師 編集/菅谷文人(CLASSY.ONLINE編集室)