【五輪にも登場】「世界の国名」漢字で読めますか?【アメリカ&オセアニア編】|CLASSY.
ついに「東京五輪」が開幕。五輪には世界中から多くの国々が集いますが、国名の日本語表記には通常のカタカナ表記のほかに、漢字表記があります。漢字を母国語としない国の名称に、漢字の音訓を借りて当てたもので、いわゆる「当て字」と呼ばれるものです。古くは江戸時代、中国の表記を参考にしながら日本でも独自に用いられるようになり、外国との交流が盛んになった明治以降は、森鴎外や夏目漱石などの文豪の小説でも、「独逸(ドイツ)」「英吉利(イギリス)」などの表記が見られます。これらは、現在においても、新聞のニュースなど限られた字数で表記しなければならない場合の「独」「英」として使われています。
今回は、そんな「世界の国名、漢字表記」を10カ国、紹介します。「南北アメリカ・オセアニア編」です。
1~10の国名は、南北アメリカ・オセアニアの国名です。何と読むでしょうか?国名のイメージをヒントにしていますので、参考にしてみてください。
1.智利
2.加奈陀
3.亜爾然丁
4.新西蘭
5.濠太剌利
6.墨西哥
7.巴奈馬
8.伯剌西爾
9.玖馬
10.秘露
全3回にわたってお届けした「東京五輪」開幕の特別企画「国名漢字クイズ」はお楽しみいただけたでしょうか?この後は、ご自宅のテレビモニターでアスリートの躍動する姿を大いに楽しむことにしましょう。
《参考文献》
・「広辞苑 第六版」(岩波書店)
・「明鏡国語辞典 第三版」(大修館書店)
・「当て字・当て読み漢字表現辞典」(三省堂)
・「読めるようで読めない漢字2500」(ナガオカ文庫)
・「読めそうで読めない間違いやすい漢字」(二見書房)
文/田舎教師 編集/菅谷文人(CLASSY.ONLINE編集室)