【レシピ】ワインセラーローゼンタール 島田由美子さんのハルマキ100本ノック 36本目/100
「春巻きは楽しい」「春巻きは簡単で美味しい」をモットーに、毎週1本ずつご紹介する「ハルマキ100本ノック」 まだまだ100本達成への道のりは遠いですが、日々の暮らしのなかで春巻きが、皆さんの身近な存在になったら嬉しいです。巻いて欲しい素材のリクエストやご質問なども大歓迎。(herself@kobunsha.com)まで、いつでもお待ちしています。
まずは最初に、100本すべての共通ルールです
- レシピは3本分の量で表記。
- フライパンを使用。※ここで使用しているフライパンは、直径26㎝のテフロン加工のものです
- 使う油は、大さじ4。フライパンが小さい場合は、これより少ない量に加減しましょう。
- 火加減は弱火から中弱火。じっくり揚げ焼きする感じです。
- 火を入れる時、ひっくり返す時以外は、なるべく触らない。下手に触らない方が、きれいに仕上がります。
- 巻き終わりの糊付けは不要。巻き目を下にして火を入れれば大丈夫です。
春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。
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豚肉とミニトマト、大葉の春巻き
この数年、夏のおやつは、トマトの丸かじりです。皮ごとかぶりついて、汁をたらしながらガブガブかじっていると体がシャンとします。丸かじりしながら、ふと、トマトの美味しさの重要箇所は、皮のすぐ下と、種の周りの汁なんじゃないかな、と思うようになりました。丸かじり的にトマトの旨みをすべて味わいたい、と思って作った春巻きです。
【材料】3本分
- 豚ロース薄切り…3枚
- ミニトマト(小さめの方がよいです。写真は直径2㎝)…15個
- 大葉…6枚
- 塩麹…小さじ1/2
- 春巻きの皮…3枚
- サラダ油…大さじ4
【作り方】
1.ミニトマトはヘタを取る。
2.春巻きの皮の上に大葉、豚肉の順に広げ、塩麹を薄く塗ったら、ミニトマトを横一文字に並べ、しっかり巻く。
3.フライパンにサラダ油を入れ、弱火で温めたら春巻きを並べ、そのままの火加減で揚げ焼きする。かなり油が跳ねるので注意しましょう。
4.全ての面が、きれいなキツネ色になったら油をよく切り、二つに切り分ける。
【注意点】
ガブリとかじると、トマト汁がたれることがあります。器の上で食べた方が安全です。小さめのミニトマト(妙な日本語ですね)をお勧めしたのは、大きめだと、汁が暴発して大変なことになりそうだからです。また、トマト汁が火傷するほど熱いので、気を付けてください。半分に切り分けた場合、一ひと口目はそうでもないですが、ふた口目が特に熱いです。切り分けない場合は、すべての熱がこもるので要注意。余談ですが、落ちたトマト汁を絡めて食べても美味しいですよ。
【合わせたいお酒】
ガブガブ飲める軽めの赤ワインを炭酸で割って。夏におすすめの飲み方です。
動画でも紹介しています!
【バックナンバー】
1本目:原木シイタケと生ハム、ゴルゴンゾーラの春巻き
25本目:グリーンアスパラガスと、その皮、ちりめんじゃこの春巻き
【プロフィール】
島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。
ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
☎03-3574-8758
営業時間: 18:30~23:00
休:日、祝
公式サイト
撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子