モデル高垣麗子さんが「先のことを考えて買う」ものとは?

先日、娘さんが4歳の誕生日を迎え、ママ歴4年目に突入した高垣さん。母の賢い買物力や、物を愛し、大切にする想い……。そんな背中を見ながら成長するのでしょうか。

高垣麗子さん 15歳のときに『プチセブン』でデビュー以来、『JJ』『CLASSY.』『AneCan』のモデルとして人気を博す。現在は『STORY』などの雑誌で活躍中。その丁寧な暮らしぶりや大好きな食が誌面で取り上げられることも多い。実生活では、4歳の女の子のママとして奮闘中。


★どんどん大きくなる娘の足のサイズと、もう基本変わらない自分のサイズ感から考える、モノを買うときの長期的視点

寝ている娘の姿にドキッとさせられた。
いつの間にこんなに大きくなったんだろう……と。
手足がグンと伸びて、以前よりもベッドがだいぶ狭く感じるようになりました。
うん、確実に狭い……。
我が家はダブルベッドに2人で寝ているのですが、私も女性にしては大きく170cm近くありますし、実は大の字で寝ていたりするので、どちらかの足がどちらかの体の上に乗っかっているのが当たり前な現状なのです。
それが温もりを感じて愛おしくもあるし、息苦しく感じる日もあります(笑)。
足の大きな子供って、将来背が高くなるといいますよね。
4歳になったばかりで、足のサイズがすでに18cmもある娘。
確実に私よりも大きくなるんだろうという気配を、ヒシヒシと感じております。
成長期の子供のスニーカー選びって難しくて、3カ月ほどでサイズアップした方が良いとのアドバイスをいただき、揃える時は慎重になる。
歩きやすい日常のスニーカーを2〜3足、おしゃれな靴を1足、長靴を1足。
これが我が家の最低限揃えておく個数なのですが、日常のスニーカーに関しては娘の好きなピンクやブルーの綺麗な色のものを1足と、親の都合で汚れても目立ちにくい濃いめのものを1足。
長靴に関しては登場頻度がそこまでないだけに、大きめを選んでおかないとすぐにサイズアウトしちゃう。
でもデザイン的に大きいものだと、すぐに脱げてしまいます。
はじめは分厚めなソックスを履かせて、足のサイズに合わせて徐々に薄手のソックスへとシフトさせたりしてみるけれど……効果があるのかはわかりません。
まぁ、そんな小細工をするよりもジャストサイズを揃えたらいいのでしょうけどね。
それに比べたら大人って楽ですよね。よっぽど体型が変化しない限り、サイズは同じ。
だからこそ、ひとつの物を買うときに先のことを考えます。
来年も再来年も履けるかな? 長く愛用していけるデザインかな?
私の場合は、自分の足の形に特徴があるため、歩きやすい物には簡単に出合えないんですよね。
自分の足にフィットしてくれて、惹かれるデザインで、この先も愛用していけそうなシューズ。
そんなシンデレラシューズに出合ったら、迷わずに2足買いしたいと思っています。
先日、メンテナンスから戻ってきたセリーヌのサンダルもそのひとつ。
シンプルで無駄のない、黒いスエードのサンダル。娘が生まれる前に出合い、長年愛用してきました。
フラットなデザインなので、妊娠中もずっと履いたものです。
もう1足買い足したいと思っているうちに、デザイナーが変わったので同じ物は手に入らなかったんだけど、あまりに好きすぎて利用したことのないメルカリでもつい探してしまいました。
シューズにしてもデニムにしても、器にしても何にしても、自分との相性の良い物との出合いは大切にしていきたいですね。
長く一緒にいることでますます愛着が湧くし、次々と何でも手に入る豊かな時代だからこそ、モノのありがたみを感じていきたいです。

    慌ただしい毎日だけど、自分と向き合う時間を作ろうと思いはじめてます。今月は読みたい本を読む! とか、週に一度だけ10時前に寝ちゃう(やるべきことは思い切って翌朝へ)とか。そんな自分想いの時間の使い方、なかなか素敵ではないですか?
    近頃は、知らぬ間に娘が私の携帯でカシャカシャ写真を撮っていることがあります。ブレブレが多い中で、フルーツサンドだけは美味しそうだったのでそのまま保存。良い写真~♪

題字、撮影、文/高垣麗子 取材/石川 恵 ※情報は2021年10月号掲載時のものです。

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