青山祐子さん「We can be UPSTANDER! いじめを止めよう」
メディアやネットで誹謗中傷を受け続けた眞子さんは、心と人生を守るため小室圭さんと結婚し日本を離れる決断をしました。海外のメディアでは、結婚に反対する日本国民がネットでいじめていると表現されるほど類例を見ない皇室の結婚でした。お祝いの儀式もなく嫁ぐ姿は、とてもせつなく感じました。8歳の長女は、日本のプリンセスを取り巻く状況に衝撃を受け、どうして?とさまざまな疑問をぶつけてきます。数多くの問題が浮き彫りになりましたが、眞子さんが固い決意で選んだ人生、幸せな家庭を築き、穏やかな笑顔が戻リますよう願います。
ネットへの悪質な書き込みは、これまでも多くの人が傷つき問題にされてきましたが、対策は一向に進みません。
私の子供達が通う香港の学校では、新学年スタート後まもなく、いじめを防ぐための取り組みが始まっています。
クラス担任が、子供達一人一人に誰と遊びたいかを聞き人間関係を把握し、誰からも名前が出なかった子には、先生が選んだ子と一緒に遊ぶ時間を作ったり、転入生には、指名した子に一緒にランチを食べ学校に馴染む手伝いをお願いしたり、孤立した子供が出ないようきめ細かく対応していました。また、子供と親、先生が共通の言葉でいじめを理解するため、親への勉強会も先日行われました。
「いじめとは何か」
子供同士で起きた衝突がどんな種類なのかを見極め、いじめであれば、すぐに信頼できる大人、親、先生や、カウンセラーに相談します。
Rude(不作法な、荒っぽい)
わざとでは無いが、他の人の気持ちや体を傷つける。マナーが悪い。失礼。行動は繰り返されない。
(例)急いでいる時、廊下で人にぶつかってそのまま走り去る。
Mean(意地悪、卑劣な)
わざと言葉や態度で他の人の気持ちや体を傷つける。行動は繰り返されない。または進行中。
(例)試合でサッカーボールを奪われ、イライラして相手を突き飛ばす。
Bullying(いじめ)
わざと言葉や態度で攻撃を繰り返し、心や体を傷つける。インターネットで、相手を傷つける言葉の書き込みや画像をアップする。クラス内で、仲間外れ、無視、悪い噂を流す。
8~11歳の学年では、いじめをなくすために、”You can be an UPSTANDER”という取り組みを子供達に呼びかけています。傍観者、気づいても何もしないのではなく、
いじめに立ち向かって止めようという呼びかけです。
「いじめを見かけた時どうするか」
1、いじめられている子と仲間になる。
→いじめの対象者に友達ができると、状況が変わる。
2、いじめを中断する。いじめられている子と一緒にその場から離れる。
3、とても勇気がいるけれど、「いじめだ!やめろ」とはっきり言う。
→はっきり言う事で、悪いことだと認識させる。仲間と一緒にいじめを止める。
4、いじめがあったことを先生、親、友達に伝え、いじめられた子を守る。
勇気を持って仲間と一緒にいじめを止め、あきらめずにベストを尽くそうと子供達に働きかけています。
いじめが始まる前から、児童、学校、親が一体となって、同じ認識を持っておくことはとても重要ですね。こちらは学校で子供達が見ているビデオです。
さて、香港はようやく秋めいてとても爽やかな季節になりました。長女のクラスでは、親から「8歳の君へ」手書きの手紙を送りました。
「パパとママはずっと君を愛しているよ。」将来、娘の心の支えになればという思いを書きました。毎日一緒にいるからこそ、手書きの手紙に思いをこめると、とても印象深く心に響くようです。