物欲がない人の心理が知りたい! 何も欲しくないのはいけないこと?
ここ最近、何かが欲しいと思わず、以前まで興味があったものでも「まぁいいや」と購入を諦めていませんか?
また、ショッピングへ行っても、物欲がなく結局買わずじまいで帰宅することはありませんか?
「外出したのだから、何か買えばいいのに」と言われても、欲しくないものを無理やり買うことはできないですよね。
そこで今回は、物欲がない人の心理と、メリット・デメリットを紹介します。
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物欲がない人の心理状態とは?
とにかく高級なブランド品を集めたい人もいれば、物は最低限あればよいという人(ミニマリスト)もいます。
物欲がない人の心理は、どのような状態なのでしょうか。
現状の環境に満足している
物を買わずとも、家族や友人、恋人に恵まれている、趣味や仕事が充実しているなど満たされている人は、物欲がないこともあります。
現状に満足をしているため、さみしさやつらさを物で埋める必要がないのです。
悩みを抱えている様子もなければ、無欲だからと心配しなくてもよいでしょう。
物よりも体験を重視している
食事をしたり映画を見たりと、物として残るものよりも、自分自身が何かを体験することが好きな人もいます。
物よりも、楽しんだ記憶や体験に価値を感じる傾向にあります。
テーマパークでは、アトラクションや園内限定の食事を楽しんで、自分のお土産を買わなくてもよい人はこのタイプでしょう。
自分に価値がないと思っている
「おしゃれなものを買っても、自分には似合わない」「私には安物で十分」
このようなネガティブな理由で物欲が湧かない人は、今はつらい気持ちのほうが大きいのでしょう。
自己肯定感の低さが原因で物欲がないときは、本当に欲しいものを諦めている状態かもしれません。
もちろんプチプラアイテムを活用してもよいですが、まずは自己肯定感を高めて、自分の価値を見出すと身につける物への考え方が変わるでしょう。
あらゆる欲がない、無気力
ストレスや疲労が原因で、無気力になっているときは物欲を始めとする、あらゆる欲を失いがちです。
精神状態がよくないため、食欲がない、よく眠れないなど、物欲以外にも影響が出ているかもしれません。
ひとつの物を大切にしている
物欲がない人のなかには、今あるものを大切にしたい気持ちから、新しい物を欲しいと思わない人もいるでしょう。
何年も使えるものは流行りや気分で買い換えることなく、使えなくなるまで持ち続けます。
つい無駄遣いをしがちな人から見ると、堅実な人だと好印象かもしれませんね。
物欲がない人のメリット
物欲がないことをネガティブだと感じる人もいますが、いくつかのメリットがあります。
心理状態が悪くないのであれば、物欲のない自分を卑下する必要はありません。
お金を使いすぎない・貯金できる
物欲がない大きなメリットは、お金を使いすぎないことです。
最低限必要なものだけを買っていれば「買ったけど使わなかった」「もっと安くていいものがあった」など、お金を無駄にすることはないでしょう。
物を買わなければ貯金もできるため、今より将来を大切にしたい人にはメリットです。
ネットであれこれ見る時間が必要ない
物欲がある人は、SNSやショッピングサイトを見る時間も多いはず。寝る前や仕事の休憩中など、欲しいものや買いたいものを見て時間をつぶしてしまいがち。
ネットを見る時間をほかのことに使えるのは、物欲がない人ならではでしょう。
大切なこと・必要なことにお金を使える
物にお金を使わないぶん、大切なことや本当に必要なことにお金を使えることもメリットのひとつです。
浪費しがちな人と比較すれば経済面で余裕があるため、結婚式のご祝儀や、突然必要になった通院費などを出すときもダメージは小さいでしょう。
また将来のための投資や資格取得にお金を使えるため、充実したお金の使い道が見つかるかもしれません。
物欲がないことにデメリットはある?
物欲のなさは金銭面で大きなメリットがあるものの、実はいくつかのデメリットもあります。
ただ、人によってはあまり気にならないものであるため、そこまで気にする必要はないでしょう。
買わずに後悔することもある
一時的に無欲、ストレスが原因で物欲がない人は、欲しいものを買わずに後悔することもあるでしょう。
特に限定品など「あのとき買っておけばよかった」と悔やんだり、欲しかったものをSNSで見るとつい欲しくなったりするかもしれません。
また、心のどこかで物を得て満たされたいと感じる人は、物欲がないのではなく無気力になっているだけの可能性があります。
無理に物欲を抑えると、ストレスの反動で浪費をする可能性もありそうです。
物欲によるハングリー精神が生まれない
人によっては「たくさん稼いで◯◯を買う!」と目標をもつ人がいます。
たとえば、高級なブランド品を買いたいというハングリー精神をもって、仕事やダイエットのモチベーションを上げるのです。
物欲に限らず無欲であれば、見返してやりたい、周囲を驚かしたいなど、がんばるきっかけが見つかりづらい可能性もあります。
メンタルが落ち込んで物欲がないときの対処法
メンタルが落ち込んで物欲がない人は、まずは根本的な原因を解決しましょう。物欲と元気を取り戻すための手段を紹介します。
ウインドウショッピングをしてみる
物欲がないときは、お金を出して何かを買わなくても、ウインドウショッピングを楽しむだけでも気分転換になります。
可愛い服や雑貨を見るだけでも、テンションが上がる女性もいるでしょう。
こういう服を着てお出かけしたい、模様替えをしたいなど、ちょっとした目標ができるだけでも新たな気分になれるはずです。
買うのではなく体験を楽しむ
物欲がないときは、お金を出して物を買うのではなく、何かを体験することもよいでしょう。
・映画を見に行く
・エステやマッサージで気分転換
・猫カフェで癒される
形としては残らないものの、いつもと違う空間で好きなことを体験すれば、つらい気持ちが和らぎそうです。
リラックスできるグッズを買ってみる
メンタルが落ち込んでいるときは、入浴剤やアロマオイルなどリラックスできるグッズがおすすめです。
いい香りや特別感のあるバスタイムを楽しめば、ストレスが緩和できるかもしれません。
物欲がなくなるほどにストレスが溜まりすぎる前に、セルフケアをして落ち込みすぎないようにしてみましょう。
物欲がなくても無理に直そうとしなくてよい
物欲がないことは、必ずしも悪いとはいえません。
メンタルが落ち込むと無欲になり、不安になるかもしれませんが、あなたのときめくものがないだけかも。
また何かを購入したからと落ち込んだメンタルが治るわけではないため、ゆっくりと休む、睡眠をとるするなど、体調に考慮したほうがよいでしょう。
物欲がないときは自分の心理状態をチェックしてみて
物欲がないと悩むときは、満たされているのか、落ち込んでいるのか、もともと欲がないタイプなのかを考えてみてください。
欲があるほうが人間らしいといわれることはあるものの、性格や考え方は人それぞれであるため、あまり気にしなくてもよいでしょう。
ただ、明らかにストレスがあり無気力のときは、落ち込んでいる原因を考えることが大切です。
物を買わなくても、おいしいものを食べたり癒やされることを体験したりして、無理のない生活をしていきましょう。
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Text_Ayumi