新年あけましておめでとうございます!今年もお役立ち情報を発信していけたらと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします!!
さてさてあっという間に三が日も終わりつつあり、生活リズムもお正月モードから抜け出して、徐々に戻していきたいところ。さらに年末年始というと、年の瀬や新年ということもあってごちそう三昧だったり、いつもより食べる量や飲む量も増えたりして、暴飲暴食しがちな時期だったりしませんか? そこで今回は、そんな食べ過ぎ&飲み過ぎた年末年始をリセットすべく!!胃腸を休めるためにおすすめな食材や、その食材を使った簡単レシピをご紹介したいと思います♪
疲れ切った胃腸にピッタリなおすすめ食材はコレ!
まずはじめに、食べ過ぎ&飲み過ぎて疲れ切った胃腸はしっかり休ませてあげるためにも、できるだけ負担をかけない食事をするのが基本!そのため、食材をやわらかい状態にし、薄味にして脂質も控えることが大切になります。
中でも消化が良いものや刺激の少ないものを選んで食べるのがおすすめで、以下のようなものはとくに避けたい食材です。
- 食物繊維の多いもの
- 脂質の多いもの(油っぽいもの)
- 香辛料やアルコール・コーヒー・炭酸飲料などの刺激物
- 濃い味付けのもの
- 冷たいもの
また逆におすすめしたい食材というのは、次のようなものになります!
- 消化されやすいもの→おかゆ・うどん・じゃがいも など
- 胃粘膜を作る材料になるもの→卵・豆腐・白身魚・脂肪の少ない肉・乳製品 など
- 胃粘膜の修復を助けるもの→キャベツ・ブロッコリー など
- 胃粘膜を保護してくれるもの→モロヘイヤ など
- 消化を助けてくれるもの→長芋・大根・かぶ など
これらの食材をうまく組み合わせて食事に取り入れると、胃腸にあまり負担をかけずに必要な栄養素を摂ることができます。さらに食事と食事の間は5~6時間ほど空けるようにして、食事の量も腹8分目を心がけると、胃腸機能の回復もより効果的です♪
からだも温まるやさしいお味「野菜たっぷりみぞれうどん」
うどんと野菜を柔らかくなるまで煮込んだ、消化にもいいひと品。からだの中からあたたまるこの時期にピッタリなレシピで、野菜もたっぷり入っているので栄養バランスもOK!!
【材料(2人分)】
・ゆでうどん…………2玉
・白菜………………1~2枚
・にんじん…………1/4本
・ほうれん草………1/4袋
・大根…………………300g
・水……………………500㏄
・顆粒だし………大さじ1
・しょうゆ………小さじ2
【作り方】
- 白菜は2㎝幅に切り、にんじんは半月切り、ほうれん草は5cmの長さに切って、大根はすりおろしておく。
- 鍋に水とにんじんを入れて火にかけ、煮立ってきたら白菜も加えてさらに煮る。
- 白菜の芯がしんなりしてきたら、ほうれん草とゆでうどん・顆粒だしを加えて煮込む。
- 全体に火が通ったら火を止め、大根おろしとしょうゆを加えてサッと混ぜたら器に盛り付ける。
1.大根はすりおろしておく。
2.鍋に水とにんじんを入れて火にかけ、煮立ってきたら白菜も加えてさらに煮る。
3.白菜の芯がしんなりしてきたら、ほうれん草とゆでうどん・顆粒だしを加えて煮込む。
4.全体に火が通ったら火を止め、大根おろしとしょうゆを加えてサッと混ぜたら器に盛り付ける。
大根にはジアスターゼやプロテアーゼといった消化を助けてくれる働きのある栄養成分や、イソチオシアネートという整腸作用のある成分が含まれているので、お腹を満たしながらも胃腸の働きをしっかりサポートしてくれますよ。またおかずはナシにしてこれ1品で済ませたい場合は、たんぱく質を補うために温泉卵や卵黄をプラスするのがおすすめです!
ヘルシーなのにたんぱく質もしっかり摂れる「豆腐ととろろの和風グラタン」
こちらは胃腸にやさしいだけでなく、低脂質&低カロリーなからだにもうれしいお手軽レシピ!使う材料や工程も少なく、パパっと作れちゃうので、あと一品なにか欲しいときにもおすすめです。
【材料(2人分)】
・絹ごし豆腐…………………………………200g
・長芋……………………………………………200g
・卵…………………………………………………1個
・めんつゆ(2倍濃縮タイプ)…大さじ1.5
・ピザチーズ…………………………………適量
【作り方】
- 豆腐はペーパーで水気を拭いてひと口大に切り、耐熱皿に並べておく。
- 長芋はすりおろしてボウルに入れ、卵・めんつゆを加えてよく混ぜ合わせる。
- 1の上に2を流し入れて、ピザチーズをのせたら、トースターでこんがり焼き色がつくまで焼く。
1.豆腐はペーパーで水気を拭いてひと口大に切り、耐熱皿に並べておく。
2.長芋はすりおろしてボウルに入れ、卵・めんつゆを加えてよく混ぜ合わせる。
3.1.の上に2.を流し入れる。
4.ピザチーズをのせる。
5.トースターでこんがり焼き色がつくまで焼く。
長芋には胃腸の粘膜を保護してくれる働きのある成分含まれており、豆腐や卵も入っているのでたんぱく質もしっかり摂れます!また加熱することでとろろがふんわりとするので、生食するのが苦手な方でも比較的食べやすく、お腹も満たしてくれる食べ応えもある1品です♪
この時期疲れてしまった胃腸も、しっかり休めてリセットしてあげると調子もととのい、からだも軽くなるはず。胃腸の働きが落ちると、食欲やお通じだけでなく血流も悪くなり、さらにお肌やからだの冷え・むくみなどの原因にもなってしまうので、普段の生活の中でも食べ過ぎ&飲み過ぎたりしたときは、ぜひ胃腸にやさしい食事を心がけてみてください。
写真・文/土肥愛子
土肥愛子
管理栄養士・フードコーディネーター