有田焼の魅力を改めて体感! ライター小仲の大人の修学旅行 in ARITA 〜DAY2〜

1日目の盛り上がりから一夜明け、大人の修学旅行2日目のスタートです。

1日目はこちら
出発準備をしている時に、同部屋の一人のファッションが白のワントーン。ふと見ると、もう一人も白い服。「二人とも真っ白だね、合わせた?ペアルック的な?」と冗談めかして言う私に「え!今日、ドレスコード白だよ。」と。どうやらLINEで事前にお知らせがあったようで、完全に読み飛ばしていた私。奇跡的にアウターのポンチョだけ白!朝の集合場所には白い服の参加者たちが集合。こ、怖すぎる…笑。でもこういうことで意外にイベントが盛り上がるのです。とっても天気の良い日ですが、ポンチョを脱ぐとグレーだから、今日1日は室内でもアウターを脱がない覚悟で出発です。

最初に訪れたのは有田のパワースポット「泉山磁石場」。ここは17世紀初頭に有田焼の原料である陶石が発掘された場所なのですが、発見したのは日本人ではなく、なんと朝鮮陶工を率いる李参平の集団だったと言われているのです。1日目の記事に書いた韓国との繋がりはこの「泉山磁石場」のことです。それから約400年近く掘り続けられ今の状態になったそうです。現在では国指定の史跡となっています。
周辺の陶山神社やトンバイ塀などを見ながら有田の散歩を楽しんだ後に、いよいよ、大人の修学旅行のメインイベントへ。

アリタポーセリンラボのショップに到着すると、コンクリート打ちっ放しのモダンな空間のカフェに、えみ子先生のおもてなし韓国料理とアリタポーセリンの器がコラボレーションし、さらにポンデミキッチンの生徒でもありフラワーコーディネーターの柚木崎江利奈先生が飾った花々と共に、参加者が驚くほどの華やかなテーブルがセッティングされていたのです。陰陽五行の5色で彩られた縁起の良い韓国セクトンのテーブルセンターに、3段重ねのお重の器(コニック)やマーガレットの器などの美しい器が並ぶそのテーブルセッティングは色彩豊かでありながら、かつ洗練されたコーディネート。参加者からは感嘆の声が上がるほどの光景で、韓国料理と有田焼が見事に融合した瞬間でした。

    • ランチのメニューは水いかや、佐賀産の豚足、有田豚、佐賀牛、地野菜など、地元の食材をふんだんに使ったオリジナル韓国料理。料理教室のイベントなので、もちろん、レシピも付きます。
      まるでシャンパンのような福順都家(ボクスンドガ)のソンマッコリで乾杯し、お食事スタート。玉手箱のようなコニックには4種類のお料理が隠されていたり、ビールグラスを蕎麦猪口にしたりと、先生のアイデアで料理と器、どちらも楽しめる演出となっていました。地元の食材を味わい、いつもながらヘルシーで絶品のお料理にパワーをもらいます。

アリタポーセリンラボの器は韓国料理にもマッチしますが、どんな料理でも合うデザインで、料理を美味しく演出してくれるのも魅力のひとつです。
食後は松本氏がスライドでアリタポーセリンの歴史を説明。楽しいだけではなく、学びがあるのも大人の修学旅行ならではです。

そしていよいよ最後のイベント、器のショッピングスタート!ポンデミキッチン特別価格のため、参加者も目を輝かせながら買い物かごに器をじゃんじゃん入れます。本日一番の熱気!通常、アウトレットには出ない「JAPAN SNOW」シリーズが目玉商品。私も銘々皿や多用鉢などをゲットしました。

最後にえみ子先生が一人ひとりに言葉をかけ、料理で出した「黑米うどん」と「金山寺味噌」をお土産に渡して、2日間の大人の修学旅行、お開きです。

コロナ禍をきっかけにより、今まで以上にライフスタイルの充実に目を向けるようになった方も多いのではないでしょうか。家事に育児に忙しいSTORY世代ですが、美味しいものを食べたり、美しい器を見たり、たまにはそんな特別な時間を持つことで、リフレッシュしてまた頑張れたりします。子どもの手が離れた方は、こんな時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。

2022年6月17日・18日の日程で第二弾の「大人の修学旅行in ARITA」を開催予定です。日本だけではなく世界の有名レストランやホテルでも使われているアリタポーセリンラボのラグジュアリーでモダンな器を「大人の修学旅行」ではポンデミキッチンの特別価格で購入できる貴重な機会です。今回、STORY WEB限定で先行予約ができるようにいたしました。ご参加希望の方は以下の問い合わせフォームにアクセスしてください。満席になり次第締め切りますので、お申し込みはお早めに。

https://docs.google.com/forms/d/1fWxAT41mDdIpnZ5FgQysDoSq5WevmCrDRQbr_kiFIdo/edit


韓国料理教室ポンデミキッチン主宰 佐久間永見子さん

韓国人の両親を持つ在日三世として本物の韓国料理の美味しさと価値を届ける美健韓国料理研究家・伝統発酵醸師。日本では数少ない韓国宮廷料理を継承する一人で食材や調味料にこだわり、家庭料理から宮廷料理まで豊富なレシピをレッスン。韓国超ブランドの発酵紅参アンバサダーに任命されるなど、活動の場は多岐にわたる。

Instagram
@pomedemikitchen
@emiringo888

アリタポーセリンラボ代表取締役 七代目弥左ヱ門(松本哲)さん

九州大学経済学部卒業後、都市銀行に入社。実家の有田焼事業が抱えた20億円の借金を整理するため民事再生を行い、銀行をやめ家業を継ぐことに。有田焼を世界のブランドにすべく、現代のライフスタイルにあったモダンな「アリタポーセリンラボ」の開発を手がける。日本の四季をテーマにした新しい有田焼「JAPAN」シリーズが高い評価を受ける。

Instagram
@aritaporcelainlab
@satorumatsumoto119

取材・撮影/小仲志帆

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